こんばんはさすらいの不動産屋の不動産サロン株式会社 中原肇です。
突然思いついたのですが、日本で有望なのは少量生産の商品ではないかと思いました。
私は以前からデービッドアトキンソン氏やお偉い方が提唱している、中小企業統合(倒産)政策には反対しています。
彼らの言い分は、「中小企業はゾンビ企業だらけで国の補助金やらで生きながらえてるから日本の成長を妨げている。だから中小企業を潰して統合したら新しい企業が物凄く生産性を向上させて世界と競争しても勝てる様になる。」と言う事だそうです。
ちょっと考えたら分かりますが、例えば左官屋の一人親方(左官屋さんをゾンビ企業だと言っているのではなくて、私が言いたい結論は左官屋さんは将来性があると言う結論です)を大企業が雇ったら次の日から左官のスピードが2倍に上がったりすると思っているんでしょうか?大企業が職人を抱えてないのは仕事がない時に給料を保証したくないからでしょ。
しかし、確かにゾンビ企業はあるにはあると思います。でも、それはフォーカスの当て方がおかしいと思います。なぜかと言うと、中小企業というのは大手が効率化出来ないとか面倒臭いとか労使関係がブラック過ぎるとか色んな理由で自社でやらないで、中小企業が担って来たジャンルなんですよね。
要は中小企業はもともと大企業の養分になってしまっているんです(全てではありませんが)。で、その状態が大企業にとっておいしいので、今まで中小企業がゾンビ化する事を政府なり社会が是認して来たんですよ。社会の要請によって図らずもゾンビになったのに、今になって「お前らのせいで迷惑している」とかいうのは、甚だ筋違いだと思いますよ。
それと「中小企業の賃上げ」と「中小企業の倒産や統合」は本来全く別の事項です。それを意図的に混同して社会に喧伝している所に物凄い悪質な物を感じます。
結局、中小企業を潰して数を減らしたいのが本音だと感じますが違いますかね?
権力者ってそんなに弱いもの虐めして、嬉しいのでしょうか?
私には到底理解出来ません。
大体、元々お金と権力を持っている人が庶民から金を巻き上げようとしているのが気に入りません。
で、最初の話に戻りますと、効率化出来ない仕事の何が良いかと言いますと、非効率であればあるほど大企業に取り込まれにくいのです。
例えば、日本のマニアックな旧車専門家とか、楽器職人とか、左官屋さんだとか、土木屋さんとか、料理人さんとか…旧車屋さんがやってる事とかもういまの経営者のお父さんの代からやってないとついて行けません。
不思議なもので、めちゃくちゃ儲けようとみんな効率化を目指すんですが、効率化すると陳腐化するのでやっぱり最初の人しか儲かりません。
という事で、最初の人になれない場合は効率化の方と逆の方がいいという事です。
所で私はマイナンバーとかインボイスみたいな似非デジタル化には反対しています。
管理番号を付けてトレース出来ることで、一円も利益を生み出さないのはだれにでも分かりますよね。
管理したがる人の事をなんでそんな風なのか不思議だったんですが、管理したい人は管理する事で気持ち良くなる特殊な体質だからという事くらいしか思い当たりません。困るのがとにかくそういう人が一般的に重要らしいポジションにいる様です。
繰り返しますが「管理をしても一円も産みません」よ。
今日の音楽です。
riot actというバンドです。
それでは皆様の今日が素晴らしい1日であります様に。
ご機嫌よう。