第400話「出会い話―ぬか床千束との出会い」
村長ブログは第400話になりました! 第1話は、2019年8月6日「草加屋さんとの出会い」でした。
読者の皆様のおかげで、5年も続いている事を感謝いたします。\(^o^)/
さて、400回を記念して、これまた200年以上続くぬか床屋さんとの出会い話です。
中央区高砂にあるぬか床の店「千束」。千束のぬか床は、江戸時代初期(1632年頃)
豊前小倉藩主の小笠原忠政公が、前任地の信州・松本から「保存食の妙法」として
伝えたものが始まりとされています。店主の母方の家系と同じく、遠い祖先、祖母
母、店主の下田敏子さんへと200年以上に渡り受けつがれ、守られて来ました。
村長との出会いは、1991年頃? ナチゅ村を始める前の南区長丘で夢広場という自然食品店
で友人の紹介で下田さんを知り、取り扱いが始まりました。
それからおよそ33年。本当に永いお付き合いです。この千束のぬか床は、九州大学院農学
研究院の園元謙二教授の発酵食品研究によって、「chizuka菌」と名付けられ有名になりました。
200年以上も続くぬか床は、全国に数軒あるかどうかの貴重な存在です。
母から娘へと引き継がれ、下田さんが引き継いで47年。日本人の健康を守り続けて来た
発酵食品の代表的存在です。全国から問い合わせや注文も多く、最近では海外から修行に来た女性も居ました。
(TV東京の世界!日本に行きたい人!応援団)
熟成ぬか床には、1gに10億個の乳酸菌が生息しています。野菜を生で食べるよりビタミンが10倍にパワーアップ。
乳酸菌は、腸内を整え、悪玉菌を抑え善玉菌を増やし、免疫力を上げます。その昔、戦国時代が終わり平和になって
白米ばかり食べていた人々は、江戸病(つまり脚気)になりました。そして、捨て去った米ぬかの大切さに気が付いたそうです。
ナチゅ村と千束本店でしか買えない凄いぬか床を使って見てください! 我が家も30年
近く使って、毎日美味しいぬか漬けを食べています。(最高です!)