第364話「出会い話-PFAS(ピーファス)が危ない」
PFAS(ピーファス)って知ってますか?
有機フッ素化合物の総称です。多くの化学的性質を持つことから、あらゆる製品の高性能化
高機能化に役立てられています。その一方で、人体や環境に対しての有害性が指摘されており、
いま世界的な環境問題としても注目されています。その種類は1万種類以上あると言われ、
食品、雑貨など幅広く使われています。代表的な使用用途として
① スキーやスノーボードに使用するワックス
② 炊飯器やフライパンのフッ素加工剤
③ 靴や衣類の撥水加工剤
④ 消火器に含まれる泡消火剤
⑤ ピザやハンバーガーなどの厚紙箱、包装用紙
⑥ 防汚、防水性の布地
⑦ 半導体の表面処理剤
⑧ 金属メッキ液
⑨ 工業塗料への添加剤
⑩ その他
なぜ、PFASが問題なのか?
有機フッ素化合物は化学構造上、炭素とフッ素が非常に強い力で結びついており、
自然界では分解されず、海や土壌に堆積することで、循環系に長期簡残存し続けます。
実際に、日本でも水道水から基準値以上のPFASが検出された例もあります。
(世界の動きと日本の動き)
2023年3月、米環境保護局は飲料水におけるPFASの生涯健康勧告値
(生涯飲み続けても健康に影響が無いとされる数値)を70PPMから4PPM に大幅に引き下げました。しかし
日本の基準は50PPMのままです。これ以下なら安全と国や行政は言い続けています。
深刻な水道水汚染を引き起こしている有機フッ素化合物(PFAS)はガンなど様々な
病気との因果関係が疑われています。更に、人体への侵入経路としては、水と食品。
食品については、農作物や食品の容器や包材、魚介や海産物などからも報告されています。
有機フッ素化合物がヒトの免疫力を低下させるという報告がドイツやアメリカの研究機関で
報告されています。世界では、有機フッ素化合物(PFAS)を禁止して行く動きが広がってはいるものの
、これまで世界中に放出されたPFASは、分解せず、環境や人体に蓄積しています。これが怖いのです!
(摂取を避けるには)
可能性が一番高い摂取経路は、水道水と食べ物です。食べ物なら、無農薬や有機栽培の農産物、
無添加食品を選ぶ事。水道水については、高性能の浄水器を選ぶことをお勧めします。
ナチゅ村でも推奨しており、僕も30年以上愛用している「ハーレーⅡ」浄水器のPFAS
除去95%以上の能力が有りますのでお勧めです。その他の浄水器を購入する場合も、
PFAS除去性能試験をクリアしたものを選ぶことをお勧めします。