筒井ご夫妻は、日本の伝統花火文化を後世に残していきたいと「玩具花火研究所」を立ち上げました。

花火職人、研究者、デザイナーが一緒になり、花火の歴史を研究し、花火業界全体に関する情報を発信しています。

中には、九州大学や東京大学の研究員もいます。また、全国各地に出かけて行き、花火づくりのワークショップや

セミナー、最近では手に入りにくくなった線香花火のスボ手牡丹のために、お米から作って、稲わらを確保し、出来た

お米も販売するというユニークな取り組みを行っています。

 意外と知られていないのですが、ワインと同様に、線香花火にも「熟成」によって味わいが深まるそうです。

僕も、少年時代を思い出して、奥さんと二人で「スボ手牡丹」を先日行った温泉の夜、楽しみました。

1本1本、個性があり、火花の散り方が違います。たまにすぐに落ちてしまう物もありますが、愛嬌です。

殆どの花火が、じっくりと時間をかけて変化していきます。やり方は、斜め上を向けて持つこと。時々息を吹きかけて

あげるとさらに火花が広がります。貧しかった子供のころ(今もですが(笑))を思い出して楽しい夜を過ごしました。

皆さんもぜひ、お楽しみください!「大人の花火」です。