昨日は兼務神社四社の春季大祭を奉仕いたしました。
まず、午前中に金沢市福畠町の水分神社(みくまり)に向かったのですが、この神社も元日の大地震で甚大な被害を蒙りました。
鳥居の笠木と島木の真ん中に亀裂があり、額束もズレて神額も落ちていました。
また、4基ある石灯籠のうち3基の笠や火袋が落ちていて、拝殿の瓦にも被害がありました。
画像は、鳥居や石灯籠が整っていた1年前の春祭で写したものです。
<1年前の春祭の画像>
引き続き、隣りの村落である小野町(このまち)・小野白山神社の春季祭奉仕に向かいました。
この神社も、地震被害で鳥居の神額が落ちました。
画像は、去年の春祭に撮ったものですが、鳥居の真ん中にはちゃんと神額があります。
<1年前の画像>
ここは、同級生のオサムちゃんが町会長と総代を兼ねていて、朝採りした立派なタケノコとワラビを神前にお供えしてくださいました。
そして、午後からは近隣集落である深谷牧町・日吉神社に向かったのですが、手入れの行き届いた竹林に囲まれた、100段以上ある長い石段を息せき切って駆け昇っていきました。
毎年、総代のNさんより大きな上質のタケノコが奉納されます。
先っぽの芽の部分が黄色で、皮全体が薄茶色で太くずんぐり(※楕円形)が特徴の、「シロコ」と呼ばれる上質のタケノコです。
地面に埋まったままの状態で掘ったので、このような良質のシロコとなるのですが、左のボールペンと比べても分かるように、これだけ大きい筍を掘るのは見つけるのも掘るのも大変なのです。
一方、タケノコは、地面から顔を出してしまうと皮が黒く変色するので、「クロコ」と呼ばれています。
先っぽの芽が緑色なのは、地面から顔を出して時間が経っているからです。
クロコは硬くて蘞味(えぐみ)が強いですが、シャキシャキ感があるので筍ご飯や炒め物、中華の具材などに向いています。
対してシロコの方は柔らかくて蘞味(えぐみ)もなく、若竹煮のほか刺身にして食べられます。
ご奉納いただいたタケノコは、親戚に半分おすそ分けして、さっそく女房は調理をおこないました。
掘り立てなので、米糠(こめぬか)を加えてのアク抜きはせず、そのまま茹でます。
上質のタケノコなので、冷ましてから刺身にしました。
タケノコは魚と同じで時間とともに鮮度が落ちるので、調理も時間との勝負です。
若竹煮です。
夜、さっそく晩酌で聞し召す(きこしめす)ことに…。
若竹煮ですが、柔らかい~。
オサムちゃんが採ったワラビも、アク抜きをして煮物にしました。
そして、今朝は、たけのこご飯です。
波自加彌神社なので、当然、紅生姜と山椒の若葉も大量に散らしました。
たけのこの味噌汁とともに頂戴いたしました~。
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