本日は、紀元節(建国記念の日)ですので、当社遙拝所での午前6時からの日供祭(にっくさい)にあわせて、国旗を掲揚し紀元祭を斎行いたしました。

 

 

 

さて、当社の社名である「はじかみ」が初めて出てくるのは、『古事記』中巻、「神武天皇ご東征の条」、つまり賊徒(ぞくと)・長髄彦(ながすねひこ)を討(う)たれた項にあります。

 

神武天皇御製

 

「みつみつし 久米(くめ)の子等が垣下(かきのもと)に植ゑし椒(はじかみ) 口ひびく我は忘れじ 撃ちてし止まむ」

 

というくだりで、当社では2年前に神道教化の一環として、この御製(ぎょせい)を記した奉掲板を製作いたしました。

 

 

そして、手水舎と遙拝所の向拝柱に設置いたしました。

 

 

なお、御製(ぎょせい)とは、天皇様がお詠みになられた和歌のことで、「久米の子」とは神武天皇に従った軍隊(久米部)で、禁闕守護(きんけつしゅご)の近衛師団に例えることが出来ます。

 

現在も、久米歌(くめうた)久米舞(くめまい)として受け継がれており、令和の即位の礼でも、大饗の儀(だいきょうのぎ)に続いて、五節舞(ごせちのまい)とともに奏されたと、漏れうかがっております。

 

 

久米部のものたちが、
垣根に植えた山椒の実は辛くて、
口がしびれるほど。
その痺れがなかなか取れないように、
私も、敵から受けた痛みは忘れない。
さぁ打ち倒そう!。

 

という意味ですが、現代風に解釈すれば、失敗にくじけずに再チャレンジしよう!との教えでもあります。

 

 

今日は、金沢市北森本町に鎮座する川崎神社の鎮火祭と田祭り(祈年祭)を奉仕いたしますが、大安でもあるので、午後からは地鎮祭もおつとめいたします。

 

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