昨日は、竣工祭奉仕へ向かうため、朝早くから準備をおこないました。
これは、神を迎えるための依代(よりしろ)となる神籬(ひもろぎ)で、真榊に御幣(ごへい)を取り付けてあります。
この榊(さかき)は、境内地で育てている真榊(本榊)の中から選りすぐって切ってきたもので、太く長く枝ぶりも良く、これ一本だけで神籬(ひもろぎ)用となります。
普段は、雪国の当地でも自生しているヒサカキ(非榊=姫榊)を里山で切っているのですが、なかなか真っすぐで長めのヒサカキがないので、画像のように三本束ねて神籬(ひもろぎ)としています。
ということで、昨日は渋滞を考慮して朝8時に禰宜(息子)とともに家を出たのですが、久安6丁目にあるJA金沢中央三馬支店には、午前9時少し前に到着しました。
左が新装相成った新支店で、右が旧支店でオープンのあと取り壊されます。
去年12月25日に地鎮祭を斎行し、昨日竣工清祓祭を迎えることとなった新しい支店で、瓦屋根がいいですよね。
さっそく、祭典準備をおこなっている禰宜(息子)です。
その間、私は店舗窓口などを見てまわりました。
事務室にはちゃんと神棚が祀られておりました。
これは手水用具ですが、本来手水は、神事に参列する前に両手を清め、口をすすぎますが、感染対策のため手だけ清めていただきました。
準備も相整ったようです。
ソーシャルディスタンスを保つためイスの間隔をあけ、参列の方々の数も最小限にされたようです。
司会者席には、飛沫防止のためアクリル板が設置されておりました。
神饌(しんせん=お供え)は七台で、①御米(新米)、②御神酒+塩・水、③御鏡餅、④海魚(真鯛)、⑤海菜(スルメ・昆布・寒天等)、⑥季節の野菜、⑦季節の果物です。
ちなみに、鏡餅は白白の重ねではなく、金沢伝統の紅白です!。
この日のために用意した一本の真榊ですが、祝詞(のりと)も前日2時間かけて奉書した次第です。
午前10時より禰宜と二人で誠意ご奉仕いたしました。