今日は、大安なので午前中地鎮祭を奉仕いたします。
さて、先日、金沢では入手困難な奥能登の珠洲市蛸島(たこじま)の名酒「初桜」を、思わぬ形で拝戴することができました。
なので、さっそく晩酌でいただくことにしたのですが、なぜか、初孫のakiも一緒に写っていました。
なお、竹輪は御馬神社の夏越大祓で神饌(しんせん)としてお供えされた氷室ちくわです。
それで、櫻田酒造のHPから引用しますと…。
櫻田酒造は能登半島の先端、珠洲市蛸島にある家族4人で営む小さな酒蔵です。
蛸島は漁師町として栄え、櫻田酒造は酒飲みの漁師さん達に支えられ、大正の頃より酒造りを続けております。
常に地元の人と接しながら、地元の人が好む酒造りを行ってきました。
おかげさまで、当店の酒の約9割が地元珠洲で飲まれ、そのうちの6割がこの蛸島地区で飲まれています。
とのことです。
で、珠洲市といえば「宗玄(そうげん)」が有名で、金沢ではどの酒屋さんでも売られているのですが、「初桜」は本当に入手困難な幻の地酒です。
「初桜」を呑むことが出来るのは、毎年6月におこなわれる県神社総代会研修旅行と、12月の伊勢神宮参宮旅行で、神社庁珠洲支部のバスに積み込まれたこの地酒を、おすそ分けいただいた時だけです。
しかしながら、今年はコロナ禍でやむなく研修旅行が中止となりました。
画像は、何年か前の参宮旅行で、鳥羽の戸田家さんに宿泊した時のもので、宴会の席での神社庁珠洲支部神職のみなさんですが、一番左の方が櫻田酒造のある蛸島鎮座の高倉彦神社のS宮司さんです。
ですが、珠洲市の羽黒神社のT宮司さんが写っていないのは、鬼の霍乱で風邪を引いて部屋で寝込んでいたせいです。
先輩である、蛸島の高倉彦神社のS宮司さんには、若い頃から大変お世話になっています。
一昨年9月には、高倉彦神社御鎮座1150年祭が斎行されました。
※画像は、同じ珠洲市の羽黒宮司さんのブログより勝手に拝借いたしました。
高倉彦神社の9月の秋季大祭では、蛸島のキリコ祭りが知られていますが…。
もっと有名なのが、9月11日の夜に同神社の神楽殿でおこなわれる、県無形民俗文化財の「早船狂言」です。
その「早船狂言」の舞台となる神楽殿は、高倉彦神社社殿の真向かいにあるのですが、神社の目の前はすぐ砂浜になっており、ウチの子供が小学生の頃は、毎年S宮司さんにお願いして、この神楽殿に隣接する社務所で着替えさせてもらって、海水浴を楽しんだものです。
加賀地区の海水浴場と違って、とても海がきれいで、近くには鉢ヶ崎リゾートがあります。
また、奥能登にはまだまだ幻の地酒があります。鳳珠郡松波にある松波酒造の「大江山」もその一つです。
20年以上前、神主の青年会が県立能登少年自然の家でキャンプファイアーを行なった際、今は故人となられましたが、当時神社庁珠洲支部長であった松波神社のT宮司さんが、この大江山の純米酒を差し入れてくださいました。
T宮司さんは、「この酒うまいし呑んでみ」と仰るのでさっそく聞し召し(きこしめし)たのですが、本当においしい酒で、私は今まで呑んだ県内の酒で一番だと思いました!。
明治元年創業の松波酒造ですが、大江山の由来は、酒蔵の先祖が京都の大江山より「酒呑童子のごとく豪快に酒を酌み交わして欲しい」と願い名付けられたとのことです。
でも、大江山も、金沢の酒屋さんではなかなか手に入れることは出来ませんし、呑ませてくれる飲食店も私は知らないので、ネットで買うしか方法がないのかも…。
他に、輪島市の谷川醸造の「菊天女」なども、金沢では入手困難な旨い地酒でしたが、平成16年に残念ながら製造が中止となりました。
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