今日は、朝7時より町内会による清掃奉仕がおこなわれ、同時に神職・総代はすす払いを実施いたします。

 

さて、昨日は、通勤ラッシュを避けるため早めに家を出て、宮司を兼務する市南部(久安1丁目)の延喜式内 御馬神社へと向かいました。

 

画像は、朝7時ちょうどの片町スクランブル交差点手前です。

 

 

午前8時半より、総代さん達によって御馬神社のすす払いがおこなわれました。

 

すす払いとは、社殿の煤(すす)や塵(ちり)を払い、清浄な気持ちで正月を迎える準備をすることです。

 

 

長い青竹ですす払いをおこなうのですが、そちらの方は総代さん方にお任せし、私と権禰宜のIさんは、御内陣を含む本殿、塀拝殿内の拭き掃除を綿密に行いました。

 

 

そのあと、注連縄の張り替えです。

 

大鳥居の後、向拝(ごはい・こうはい)に新しいシメ縄が張られました。

 

 

そして、極めつけがこのシメ縄です。加賀藩政時代から続く金沢伝統の注連飾りで「数の子飾り」といいます。金沢城橋爪一の門や県庁玄関に取り付けられる物と同じもので、別名「鶴亀」ともいいます。

 

亀甲模様に編みこんでいくのですごい技術を要します。この数の子飾りも、すべてのシメ縄も、この神社の総代のYさんが手づくりされたものです。

 

この注連飾りのみ、15日の左義長で火にくべられますが、もったいない気がします。

 

 

末社の稲荷社や…。

 

 

社務所玄関のシメ縄も取り替えられました。

 

 

最後に、御本殿の注連縄を張り替えました。

 

 

すべての作業を終えて、お昼少し前に家路を急いだのですが、山側環状は霰が吹き荒れていました。

 

 

家に戻ると、和菓子屋さんから注文した御鏡餅が届けられました。

 

白白の大中の鏡餅は神社用で、中小の紅白の鏡餅は自宅の御霊舎や各部屋に供えるものです。

 

金沢では、加賀百万石の殿様への献上餅に倣(なら)って、豪華絢爛な紅白の鏡餅を飾るのが常識なのです!。

 

 

ですが、神社の神饌(しんせん)としての鏡餅は、全国と同じように白白を供えます。

 

この一番大きい鏡餅は、歳旦祭で御本殿に献じるものです。

 

 

中の大きさのものは、当社遙拝所と忠魂殿、それに我が国に初めて生姜をもたらした朝臣・武内宿祢(たけのうちのすくね)を祀る摂社・諶塀堂(じんべいどう)に供え、赤赤の小餅は稲荷社用です。

 

 

これは、お正月期間中、奉仕の神職や巫女さん、総代さん方と食べる豆餅です。

 

この後切り分けるのですが、これを焼いて食べるとすごく美味しいんですよね!。

 

 

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