今夜、中学の同窓会が開かれ司会も頼まれていたのですが、親戚の神社の名誉宮司さんが帰幽され通夜祭と重なったので、同窓会長に訳を書いて欠席のメールを送りました。

 

名誉宮司さんは神職最高位の「特級・浄階」の方で、神社本庁理事や県神社庁長、著名神社の宮司を歴任なされ、私も大変お世話になりました。

 

初めて名誉宮司さんにお会いしたのは、私が小学5年の時父が36歳で急逝した神葬祭の場で、父の従兄でもあったので副斎主を奉仕いただいたのですが、子供心に父と顔が似ているなと思ったものです。

 

さて、4日前の25日、この日は朝から豪雨に見舞われ、やっと雨の上がった午前10時頃、和歌山ナンバーの車から降りられた2人が参拝に訪れました。

 

昨夜から夜通しで駆けてきたというお二人は、JAわかやま西部営農センターの職員の方で、一度生姜の神を祀る神社にお参りしたかったということで、さっそく特産の新生姜を捧げて祈願祭をおこないました。

 

 

和歌山といえば、梅とみかんの生産量が全国一位として知られていますが、実は日本有数の新生姜の産地なのです。

 

特に、紀ノ川下流域での新生姜栽培が盛んで、大正時代から作られているのだそうです。

 

それにしても素晴らしい新生姜です!。

 

 

梅ひと雫というジンジャーエールもご奉納いただきました。m(_ _ )m

 

 

紀州といえば南高梅なのですが、特産の梅と生姜がコラボしたジンジャーエールです。

 

 

じゃばらしみ透る雫という、新商品のジンジャーエールも入っていました。

 

ジャバラとは、柑橘類の一種で、ユズなどの自然交雑種です。

 

ジャバラは和歌山県北山村でしか採れない幻の果実で、村にはじゃばら(邪祓)神社まであるのだそうです。

 

 

和歌山県といえば、一昨年の12月に県神社庁の伊勢神宮新穀感謝祭参宮旅行へ参加した時、旧官幣中社で熊野野三山の一つである熊野那智大社に正式参拝をさせていただきました。

ですが、神社まで467段の参道石段が続くのですが、ずっと下を向いて一段一段数えるのはしんどいので、「よむな(467)」の語呂合わせで覚えることができると、バスガイドさんが説明していました。

讃岐の金毘羅さん(金刀比羅宮)ほどじゃありませんが、こんぴらさんは御本宮までは785段と本来なら786段ですが、「なやむ」の語呂合わせが悪いとのことで一段下げたそうですが、さらに奥社までは1365段あります。

また、静岡県の久能山東照宮は1159段あり、「いちいちご苦労さん」の語呂合わせで呼ばれています。

でも、熊野那智大社では門前の土産店で無料の杖を貸し出してくれますし、金毘羅さん同様参道脇に土産店があり、しかも郵便局まであって、よそ見しながら昇ると苦にはなりません。
 

 

ここまで来て、やっと第一鳥居と社標が見えてきました。
 

 

しかし、ここから最後の心臓やぶりの急な石段が待ち構えていました。

みなさん必死に登っていました。
 

 

ヒイヒイ言いながらやっと着いて、第二鳥居からあたりの山並みを撮ってみましたが、けっこう標高が高いのがわかります。
 

 

御社殿に向かってゆっくりと歩いていると、支部事務局長が「田近さん、早よう来てや!。みんな整列して待っとるさかい」とのことで、足早に歩を進めました。
 

 

当時、支部長がご都合により直前に参加できなくなって、私が代理でB班の正式参拝の代表を務めなければならなくなったからです。
 

 

祝詞奏上のあと、舞姫による神楽「那智滝の舞」が奉奏され、引き続き私が代表して玉串を奉奠(ほうてん)し、参列のみなさんが合わせて拝礼されました。

で、舞姫(みこ)の舞鈴の五色絹が非常に長かったのは、滝の流れをあらわしているのだと思います。
 

 

ふと見ると、御旗には八咫烏が…。
 

 

その後、国の重文に指定されている御本殿の第六殿(八社殿)を特別に拝させていただきました。

 

しかし、その翌年、旧知の明治神宮権宮司のO先輩が、熊野那智大社の宮司に就任されたのには驚きました。
 

 

那智の滝の前で記念写真を撮りました。
 

 

そして、この日の宿である和歌山県の南紀白浜のむさしにやっと到着しました。

白浜は遠くって、着いたのは午後6時45分を過ぎていました。

 

 

このホテルに着く前にも梅干工場を見学したのですけど、宴会のあとホテルの売店で買い物をしました。

 

やはり、名物の南高梅の梅干しがすらりと並んでいました。
 

 

で、この旅の途中、本州最南端の串本町にある、奇岩で有名な国の天然記念物の橋杭岩(はしくいいわ)にも立ち寄りました。

何でも、弘法大師と天邪鬼(あまのじゃく)とが一晩で大島まで橋を架ける競争をしたが、負けそうになった天邪鬼が鶏の鳴き真似をして夜が明けたと思わせるため、弘法大師が作業を止め、橋を完成させることなく、杭だけで終わったという伝説を生み出した奇岩群なのだそうです。

近くには、道の駅くしもと橋杭岩があります。
 

 

その道の駅橋杭岩の売店で、名物のめはり寿しを買ったのですけど、TVの旅番組でよく紹介されていますが、私は食べるのが初めてでした。

 

なので、ホテルの売店にもめはりが売っていたので、すぐさま購入しました~。

めはりは高菜の浅漬けですが、金沢では手に入らないものです。

 

 

家に帰って、さっそくこれで、めはり寿しを作った次第です。

 

 

ホテルの売店には、和歌山ラーメンのコーナーもあって、TVチャンピオンの「日本一うまいラーメン決定戦」で2度も優勝した、あの有名な和歌山市の井出商店のお土産用ラーメンも売っていました。

これを見たら急にご当地ラーメンが食べたくなって、ちょうど売店で買い物をしていた金沢の女性宮司のKちゃんとそのグループが居たので、奢るからラーメン食べに行こうと誘いました。

 

 

ホテル内の夜食処にも和歌山ラーメンを食べさせる店があったのですが、味がいまいちわからないので、着く前にチェックしていたホテルのすぐ道路向かいにある、紀州らーめんおかげさんへ行きました。

KちゃんとKちゃんの同級生のIさん、それに親子で参加されたお母さんと可愛い24歳の娘さんがいたのですが、お母さんの方はもうお腹がいっぱいということで、私とその娘さんを含めた4人で出掛けました。

 

私と24歳の女の娘が選んだのは、この店の看板メニューである紀州備長炭らーめんですが、思わずイカスミパスタを連想してしまいました。

でも味はおいしかったですよ~♪。

ここで疑問となるのは、「和歌山ラーメン」と「紀州ラーメン」の違いですが、店にはそれを説明する備え付けのリーフレットが置かれていました。

つまり、和歌山ラーメンは醤油とんこつのこってり味で、紀州ラーメンは田辺市をルーツとするとんこつ魚介系のあっさり味とのことです。
 

 

KちゃんとIさんが頼んだのは、紀州梅しおらーめんです。

ちゃんと南高梅も入っていて、半熟玉子も美味しそうです!。

それに、温泉街のお店にしては値段もリーズナブルで、地元客も多くいました。
 


翌早朝、新聞を買いにコンビニへ行ったのですが、昨夜食べた紀州らーめんおかげさんはすぐ隣にありました。
 

 

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