昨日のブログの続きを書きますが、石川県神社総代会役員一同が安宅住吉神社に正式参拝した後は、神社のすぐ側の料亭長沖での直会(なおらい)です。

 

私も宮司さんに連れられ何度か訪れたことがありますが、とにかく、安宅漁港で水揚げされた新鮮な魚介を使ったまさに厳選食材の料理なのです!。

 

 

昔は料理旅館だったそうですが、今は料理割烹として小松では有名な店で、純和風の建物は安宅住吉神社の社殿群と対をなすようでとても素晴らしいです。

 

 

玄関から中へ入ります。長い廊下や各部屋も凝った造りで迷路のようで迷ってしまいますが、お庭も含めて申し分ありません。

 

 

右奥の二階の大広間の廊下から外を撮ってみました。

 

梯川(かけはしがわ)河口に架かる住吉橋は、当然、安宅住吉神社より由来します。

 

対岸には、やはり安宅の有名料亭まつ野があります。

 

安宅の町は、北前船の寄港地として栄えた港町で、風情豊かな北前船船主や廻船問屋の屋敷が今も建ち並んでいます。

 

 

大広間での直会(酒宴)がはじまりました。

 

 

突き出しはアジ(鯵)のたたきです。

 

 

何の魚かわかりませんがすり身とワカメのお吸い物で、香辛料の神を祀る神社の神主としてはサンショウ(山椒)が添えられているのがとてもうれしかった~。

 

薄味でとても上品なお味でした。

 

 

すごい種類と量の刺身の盛り合わせが運ばれてきました。これで4人前づつですから食べきれません!。

 

今が旬のアジ(鯵)やスズキ(鱸)やアカニシ貝(赤西貝)、それに鯛やアカイカ、甘えびetc…。

 

特にアカニシ貝が超おいしかった~。私は日頃ガスエビは食べるのですが、甘エビはあまり好きではありません。

 

ですが、この甘エビは身もプリプリで大きく、金沢のスーパーで売っているのもとはまるで別物でした。

 

 

そして、このアジ(鯵)の棒寿司が絶品でした~♪。

 

こんな脂ののった新鮮な鯵の棒寿司は食べたことがありません!。

 

今回参加された県下各支部の総代会長さん方は企業経営者や、それに加賀能登の漁港近くの方もいて、みなさん舌が肥えた方々ばかりなのですが、この鯵の寿司は旨いと絶賛されておられました。

 

 

長沖名物のカニ甲羅揚げです。私もこれまで何度か食しましたが、中にこれでもかとズワイガニの身が詰めてあって超まいうーなのです~♪。

 

現在の和田慎司市長の祖父で、戦後初の公選市長であった和田伝四郎氏はこの長沖を愛し、毎日のように通ったといいます。

 

長沖では心を尽くしてもてなしましたが、なにしろ毎日のことなので、飽きられないように違う品を出すのが大変で、ある日しょうがなくてメスの香箱ガニを甲羅揚げにしました。

 

というのも、香箱ガニは当時は山ほど水揚げされていて、処分に困って子どものおやつにされるほどだったのです。

 

長沖でも「もう出すものがない」と困り果てた末の、香箱ガニ甲羅揚げでした。ところが、和田伝四郎市長は大喜び。「うまいうまい」と、それこそ毎日食べ続ける勢いだったといいいます。〔※こまつ観光物産ナビHPより抜粋〕

 

で、今はオスのズワイガニを使用しています。

 

 

高級魚のノドグロ(喉黒=アカムツ)の塩焼きですが、これも脂がのって最高でした~♪。

 

北陸新幹線が金沢に延伸開業して以降、ノドグロの需要が高まり、県外の遠所物(えんじょもん)が金沢の料理屋に出回っていますが、これは正真正銘の地物でございみす!。

 

 

魚のすり身だけを使った和風シュウマイで、これもこの店の名物です。

 

 

毛ガニの盛り合わせですが、身もプリプリで手が止まりませんでした。

 

カニ味噌を食べたあとは、当然、甲羅に熱燗を注いで飲み干しました~♪。

 

これも安宅沖で揚がったものだそうです。

 

 

最後の〆は、ご飯とお漬物と、それに甘えびの頭(殻)と岩海苔の味噌汁ですが、お腹がいっぱいでご飯の方は遠慮しました。

 

 

まさに、日本海の幸をダイナミックにいただいたという感じです!。

 

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