昨日、所用で石川県神社庁へ行ったところ、職員の方より刷り上がったばかりの、今年の年末に実施される、「第60回 伊勢神宮新穀感謝祭参宮団」の募集要項を1枚いただきました。
本年で60回記念となる「神宮新穀感謝祭」ですが、当県への参拝割当日は、11月27日、12月4日、同10日となっており、県神社庁が主催する本団は12月10日となりました。
ですが、金沢では年末に厄除け祈願をおこなう風習が根強く、また、12月第2週からお伊勢様の御神符である「神宮大麻」と「氏神様のお神符」の頒布(はんぷ)や、氏子の神棚祓いを実施する神社もあるので、とてもじゃないけど12月10日の参拝は無理なのです。
そこで、当神社庁金沢市支部では昨年に引き続き、12月4日を参拝日として、支部単独で参宮旅行を実施することにいたしました。
なお、本団である県神社庁の参宮団は、12月9日~11日の2泊3日の日程で、同10日の伊勢神宮新穀感謝祭〔外宮・内宮の御垣内参拝、神楽殿での御神楽、神宮会館で御招宴〕を中心に、三重県多気郡明和町の斎宮歴史博物館、内宮別宮の伊雑宮(いざわのみや)と丹後一宮 元伊勢 籠神社参拝、それに日本三景の天橋立を訪ねる旅で、神社庁輪島・鳳至(ふげし)・河北の3支部が参加します。
県下10支部ある神社庁支部のうち、残る7支部は、12月10日以外の指定日にそれぞれ参宮旅行を企画しているみたいで、当金沢市支部と小能(しょうのう=小松市&能美市)支部は、12月4日となりました。
それでは、「伊勢神宮新穀感謝祭参宮団」とはどうゆうものかをご説明いたします。
昨秋は、第62回神宮式年遷宮の年ということもあって、私は3度お参りさせていただきました。
昨夏におこなわれた「お白石持ち行事」には、当神社庁金沢市支部が400名の募集で計画したのですが、なんと募集定員を200名も上回る600名の応募があり、支部では管内各宮司に減員をお願いしたのですが、これを企画した担当副支部長の私は、責任をとって当社の参加を見合わせました。
なので、その埋め合わせとして、御遷宮直前の9月27日~28日の日程で、バス2台70名による当社単独の参宮団を結成しお参りさせていただきました。
そして、遷宮後の11月6日~8日には、白山市鳥越地区の氏子の方々20名とともに、県神社庁石川支部の参宮団に加えていただきました。
また、金沢市内の各神社では、お白石持ち行事の参加を辞退した方々が大勢いらしたので、12月5日~6日の日程で、当神社庁金沢市支部独自で参宮旅行を企画したのですが、バス7台270名もの参加がありました。
以下の13枚の画像はその時のものですが、まず外宮をお参りしてから内宮をお参りするのが正式な参拝順路(作法)なので、最初に外宮からの参拝です。
外宮前には「祝 伊勢神宮新穀感謝祭」の幟(のぼり)がたくさん上がっておりました。
外宮への参詣者は、火除橋を渡って、左側にある手水舎で手水をおこなうのですが…。
270名と参加者が大変多かったので、A班とB班に分かれての参拝となりました。
ですから、A班は支部長が代表をつとめ、B班は副支部長の私が代表となったので、代表者のみ第一鳥居前で手水の儀をさせていただきました。
昨年10月5日に遷御(せんぎょ)の儀を終えたばかりの、豊受大神宮(外宮)御正殿で御垣内参拝をさせていただきました。
ですが、ここから中は撮影禁止です!。
皇大神宮の御垣内参拝を終えて、一行は内宮神楽殿へ移動しました。
ここで、県下全神社(この場合は金沢市内全神社)より献納された初穂料を納め、「新穀感謝祭」を斎行していただき、特別大々神楽を奉納いたします。
殿内は撮影禁止ですが、どうしても中を知りたい方は、私の昨秋のブログ・神宮新作舞楽「斎庭舞(ゆにわまい)」をご覧ください。ですが、使用している3枚の画像は、神宮司庁並びに神社新報社の特別の許可を得て掲載しておりますので、無断転写は固くご辞退申し上げます!。
内宮神楽殿での「新穀感謝祭」のあと、宇治橋前駐車場よりバスで移動し(※徒歩でも5分)、伊勢神宮崇敬会が運営する直会(なおらい)会場の神宮会館へと向かいました。
神宮会館の大講堂で御招宴にあずかるのです。
若柳流お師匠による「伊勢みやげ」という舞踊を拝見後、乾杯がおこなわれました。
直会には、神宮の御神酒である白鷹と素焼きの土器(かわらけ)、それに伊勢名物・手こね寿司とつまみが付きます。
この後、内宮門前のおかげ横丁を散策(買い物)するというのが、「伊勢神宮新穀感謝祭参宮旅行」の流れなのです。
当県は、神社庁本団と各支部参宮団を合わせた参加者数が、静岡県に次いで第2位なのだそうですが、特に式年遷宮の昨年は、総数で2,300名も参加したことになります。
石川県にお住いのみなさんで、参宮旅行に参加されたい方は、お近くの神社や宮司さんにお尋ねしてみてください。神社庁主催ならではの、伊勢の神宮への特別参拝が許されますので…!。
そして、長~い序文のあと、ここからがいよいよ本題となるのですが、旧盆前に旅行会社に、本年の神社庁金沢市支部単独の「参宮団」の見積りをお願いしたところ、先日やっと持って参りました。
一応、担当副支部長ということで私が依頼したのですが、もうすぐ秋祭も始まることですし、早急に三役会(支部長・副支部長3名・事務局長)に諮り、参加要項を印刷して募集をはじめたいと存じます。
今回は、12月3日~4日の1泊2日の日程でバス4台120名の見積りですが、今日のブログで前述した、外宮・内宮の順での御垣内参拝と内宮神楽殿での御神楽、その後の神宮会館での御招宴の他に、別宮を何社か巡拝することを企画しました。
A案・B案・C案の3案をお願いしたわけですが、時間的な問題や大型バスの駐車場の問題などがあります。
14社ある別宮のうち、内宮別宮の月讀宮(つきよみのみや)〔月讀荒御魂宮(つきよみあらみたまのみや)、伊佐奈岐宮(いざなぎのみや)、伊佐奈彌宮(いざばみのみや)〕は駐車場の関係でまず無理ですし、外宮別宮の月夜見宮(つきよみのみや)や土宮(つちのみや)や風宮(かぜのみや)にいたってはまだ遷宮が終わっておりません。
また、内宮別宮の風日祈宮(かざひのみのみや)は、今年12月3日夜に遷御、翌4日朝に奉幣の儀を迎えるので、4日は新穀感謝祭の参拝日と重なったためおそらく参拝停止となります。そこで、ABC案を以下に書いてみますね!。
【A案】
1日目:金沢→名阪関ドライブイン(昼食)→紀勢・伊勢道→内宮別宮・瀧原宮(たきはらのみや)と瀧原竝宮(たきはらならびのみや)参拝→内宮別宮・伊雑宮参拝→(鳥羽宿泊)
2日目:豊受大神宮御垣内参拝(外宮)→外宮第一別宮・多賀宮(たかのみや参拝)→内宮別宮・倭姫宮(やまとひめのみや)参拝→皇大神宮御垣内参拝(内宮)→内宮第一別宮・荒祭宮(あらまつりのみや)参拝→内宮神楽殿で新穀感謝祭と御神楽奉納→御招宴(神宮会館)→金沢
という形になりますが、B案C案はそれぞれ瀧原宮と伊雑宮だけの参拝となり、2日目の行程は同じです。
【B案】
1日目:金沢→名阪関ドライブイン(昼食)→瀧原宮と瀧原竝宮参拝→(鳥羽宿泊)
【C案】
1日目:金沢→名阪関ドライブイン(昼食)→二見興玉神社→伊雑宮参拝→(鳥羽宿泊)
なお、内宮別宮の倭姫宮は、12月10日に遷御の儀を迎えるので、参拝に差し支えはないでしょう。
8月18日付の神社界唯一の新聞・神社新報には、「第62回式年遷宮 別宮遷御等の日時を御治定…十月の月讀宮から来春の風宮まで…」との見出しで、別宮12宮の遷御等の日時が発表されました。
神宮式年遷宮では、およそ三十におよぶ諸祭・諸行事がおこなわれますが、中でも重要な祭儀については、天皇陛下の御治定(ごじじょう)を仰ぐことになっております。
7月17日に宮内庁長官を通じて神宮にこの旨が通達されたわけですが、御治定のあった立柱祭以下、各別宮の杵築祭(こつつきさい)、御鎮祭(ごちんさい)、遷御(せんぎょ)、奉幣(ほうへい)等の日時については、神宮HPの月讀宮以下12別宮の遷宮をご覧ください!。
それで、なぜ別宮を巡拝するかと申しますと、昨秋、皇大神宮(内宮御正殿)と豊受大神宮(外宮御正殿)、それに内宮第一別宮である荒祭宮と外宮第一別宮である多賀宮の遷宮がおこなわれたのですが、これで終わりではなく、別宮14宮のうちまだ12宮の遷宮が行われておらず、今年10月の月讀宮・月讀荒祭宮にはじまって、来年3月の風宮までに斎行されるからです。
ここで神宮のHPを参考にしますと、「お伊勢さん」と親しく呼ばれ、一般には「伊勢神宮」と紹介されていますが、単に「神宮」というのが正式な名称です。
両大神宮の正宮(しょうぐう)には、別宮(べつぐう)、摂社(せっしゃ)、末社(まっしゃ)、所管社(しょかんしゃ)が所属しており、全てで125宮社を数え、これらの宮社を含めた場合も神宮といいます。
別宮とは、御正宮の「わけみや」の意味で、所属の宮社の中でも重んじられ、皇大神宮に10所、豊受大神宮に4所の別宮があります。
摂社は、『延喜式神名帳(えんぎしきじんみょうちょう)』に所載されている社で、末社とは、同書に載せられていませんが、神宮の儀式のことをまとめて神祇官(じんぎかん)へ提出した文書である『延暦儀式帳(えんりゃくぎしきちょう)』に載せられている社のことです。
以上の官社の他に、正宮及び別宮の所管の社があり、これを所管社といいます。これらの所管社は、伊勢、志摩(しま)、松阪、鳥羽の4市、度会(わたらい)、多気(たき)の2郡にわたって鎮座になっています。
くわしくは、伊勢神宮崇敬会のHP・お伊勢さん125社まいりをご参照ください!。
ということで、今年の神社庁金沢市支部が主催する参宮旅行の、参拝予定コースとなっている別宮をそれぞれご紹介しますね!。
まずは、内宮別宮の瀧原宮(たきはらのみや)ですが、三重県度会郡大紀町滝原にあって、伊勢自動車道の同県多気郡多気町の勢和多気JCTから紀勢自動車道に入線して片道1時間ですから、交通網が整備された今でも遠いです。
瀧原宮は、神職階位「明階」を取得するための神宮実習(伊勢)の際に一度だけ参拝してからだから、学生時代以来となります。
あの頃は道も悪かったから、本当に遠く感じました。
滝原宮であります。
付近には大型駐車場があるとのことです。
滝原宮はミニ内宮そのもので、昭和34年の伊勢湾台風で、内宮外宮の両宮は神宮杉を失いましたが、滝原宮では被害が少なかったため、本宮より杉の巨木が目立つようになりました。
また、五十鈴川と同じように清流が美しい御手洗場もあり、伊勢市の西部を流れる宮川の河口から約4km上流の、宮川支流・大内山川が流れています。
左が瀧原竝宮(たきはらならびのみや)で、右が瀧原宮(たきはらのみや)です。
瀧原宮では11月7日午後8時に、瀧原竝宮では同日午後10時に遷御の儀がおこなわれます。
続いては、三重県志摩市磯部町にある内宮別宮の伊雑宮(いざわのみや)です。
伊勢自動車道の伊勢西ICから伊勢道路(県道32号線)経由で17km、約25分とのことですが、瀧原宮と伊雑宮の両方をお参りすると、宿の鳥羽のホテルに到着する頃は真っ暗になっていないだろうか?。
伊雑宮は、志摩国一宮でもあります。
11月28日午後8時に遷御の儀を迎える伊雑宮です。
石川県神社庁本団は瀧原宮ではなくて、この伊雑宮を参拝されるそうです。
鳥羽一の宿に泊まって翌日は…。
朝一番に外宮へと向かいます。外宮の火除橋に整列して神域へ進みます。
内宮別宮の倭姫宮(やまとひめのみや)を参拝しようと考えております。
画像は、昨秋の参宮旅行の際にお参りした時のものです。
この時はまだお社は建てられておりませんでしたが、今年6月1日に立柱祭(りっちゅうさい)・上棟祭(じょうとうさい)が斎行され、12月10日午後8時が遷御と定められました。
なお、瀧原宮、伊雑宮、倭姫宮、月讀宮には、それぞれ神職が一人しか常駐しておりませんので、団体でのお参りの際は、御朱印をお受けするのに時間がかかりますので注意が必要です!。
そして、内宮へとやって参りました。
正参道途中を右折すると、内宮別宮の風日祈宮(かざひのみのみや)があるのですが、往復にけっこう時間を要するので、団体での参拝にはやはり無理があります。
画像は、皇大神宮遷御の儀直前の、昨年9月末に当社の氏子70名で参宮団を組んだのですが、神宮会館に宿泊した翌日、早朝参拝をした時のものです。
風日祈宮へ向かうには、宇治橋を小さくした形の、この風日祈宮橋を渡ります。
橋の途中から、五十鈴川支流の島路川を撮りました。
昨年のこの時点では、風日祈宮はまだ造営されておりませんが、去る8月25日、屋根の茅葺作業が終わり屋根に飾り金物の「甍覆(いらかおおい)」を取り付ける祭典、「甍祭」が斎行され、来る12月3日午後8時が遷御と定められました。
巨大な神宮杉が林立する中を進み…。
皇大神宮の特別参拝である御垣内参拝をおこないますが、ここからの撮影は禁止です!。
皇大神宮での御垣内参拝のあとは、神楽殿に向かう途中の注連縄を張った小石敷きが北面している場所(荒祭宮遙拝所)で、内宮第一別宮の荒祭宮(あらまつりのみや)を遙拝します。
ここでも、直に荒祭宮まで行ってお参りしたかったのですが、今回は諦めることにしました。
画像は、昨年12月の神社庁金沢支部の参宮旅行で、荒祭宮をお参りした時のものです。
ということで、大変長~いブログとなりましたが、神社庁金沢市支部のK支部長が申していたように、別宮への参拝は、B案の瀧原宮・瀧原竝宮と倭姫宮になりそうです!。
↓↓↓今日は根性入れて書いたので、ポチッのボーナスをお願いします!。
(。-_-。)m↓おねがいします!
本年で60回記念となる「神宮新穀感謝祭」ですが、当県への参拝割当日は、11月27日、12月4日、同10日となっており、県神社庁が主催する本団は12月10日となりました。
ですが、金沢では年末に厄除け祈願をおこなう風習が根強く、また、12月第2週からお伊勢様の御神符である「神宮大麻」と「氏神様のお神符」の頒布(はんぷ)や、氏子の神棚祓いを実施する神社もあるので、とてもじゃないけど12月10日の参拝は無理なのです。
そこで、当神社庁金沢市支部では昨年に引き続き、12月4日を参拝日として、支部単独で参宮旅行を実施することにいたしました。
なお、本団である県神社庁の参宮団は、12月9日~11日の2泊3日の日程で、同10日の伊勢神宮新穀感謝祭〔外宮・内宮の御垣内参拝、神楽殿での御神楽、神宮会館で御招宴〕を中心に、三重県多気郡明和町の斎宮歴史博物館、内宮別宮の伊雑宮(いざわのみや)と丹後一宮 元伊勢 籠神社参拝、それに日本三景の天橋立を訪ねる旅で、神社庁輪島・鳳至(ふげし)・河北の3支部が参加します。
県下10支部ある神社庁支部のうち、残る7支部は、12月10日以外の指定日にそれぞれ参宮旅行を企画しているみたいで、当金沢市支部と小能(しょうのう=小松市&能美市)支部は、12月4日となりました。
それでは、「伊勢神宮新穀感謝祭参宮団」とはどうゆうものかをご説明いたします。
昨秋は、第62回神宮式年遷宮の年ということもあって、私は3度お参りさせていただきました。
昨夏におこなわれた「お白石持ち行事」には、当神社庁金沢市支部が400名の募集で計画したのですが、なんと募集定員を200名も上回る600名の応募があり、支部では管内各宮司に減員をお願いしたのですが、これを企画した担当副支部長の私は、責任をとって当社の参加を見合わせました。
なので、その埋め合わせとして、御遷宮直前の9月27日~28日の日程で、バス2台70名による当社単独の参宮団を結成しお参りさせていただきました。
そして、遷宮後の11月6日~8日には、白山市鳥越地区の氏子の方々20名とともに、県神社庁石川支部の参宮団に加えていただきました。
また、金沢市内の各神社では、お白石持ち行事の参加を辞退した方々が大勢いらしたので、12月5日~6日の日程で、当神社庁金沢市支部独自で参宮旅行を企画したのですが、バス7台270名もの参加がありました。
以下の13枚の画像はその時のものですが、まず外宮をお参りしてから内宮をお参りするのが正式な参拝順路(作法)なので、最初に外宮からの参拝です。
外宮前には「祝 伊勢神宮新穀感謝祭」の幟(のぼり)がたくさん上がっておりました。
外宮への参詣者は、火除橋を渡って、左側にある手水舎で手水をおこなうのですが…。
270名と参加者が大変多かったので、A班とB班に分かれての参拝となりました。
ですから、A班は支部長が代表をつとめ、B班は副支部長の私が代表となったので、代表者のみ第一鳥居前で手水の儀をさせていただきました。
昨年10月5日に遷御(せんぎょ)の儀を終えたばかりの、豊受大神宮(外宮)御正殿で御垣内参拝をさせていただきました。
ですが、ここから中は撮影禁止です!。
外宮から今度はバスで移動して、次は内宮の宇治橋前にやってきました。
紅葉真っ盛りの五十鈴川御手洗場の清流で、心身とも清めました。
そして、昨年10月2日に遷御の儀を終えた、皇大神宮(内)御正殿で御垣内参拝をさせていただきましたが、当然、中は撮影禁止です!。
皇大神宮の御垣内参拝を終えて、一行は内宮神楽殿へ移動しました。
ここで、県下全神社(この場合は金沢市内全神社)より献納された初穂料を納め、「新穀感謝祭」を斎行していただき、特別大々神楽を奉納いたします。
殿内は撮影禁止ですが、どうしても中を知りたい方は、私の昨秋のブログ・神宮新作舞楽「斎庭舞(ゆにわまい)」をご覧ください。ですが、使用している3枚の画像は、神宮司庁並びに神社新報社の特別の許可を得て掲載しておりますので、無断転写は固くご辞退申し上げます!。
内宮神楽殿での「新穀感謝祭」のあと、宇治橋前駐車場よりバスで移動し(※徒歩でも5分)、伊勢神宮崇敬会が運営する直会(なおらい)会場の神宮会館へと向かいました。
神宮会館の大講堂で御招宴にあずかるのです。
若柳流お師匠による「伊勢みやげ」という舞踊を拝見後、乾杯がおこなわれました。
直会には、神宮の御神酒である白鷹と素焼きの土器(かわらけ)、それに伊勢名物・手こね寿司とつまみが付きます。
この後、内宮門前のおかげ横丁を散策(買い物)するというのが、「伊勢神宮新穀感謝祭参宮旅行」の流れなのです。
当県は、神社庁本団と各支部参宮団を合わせた参加者数が、静岡県に次いで第2位なのだそうですが、特に式年遷宮の昨年は、総数で2,300名も参加したことになります。
石川県にお住いのみなさんで、参宮旅行に参加されたい方は、お近くの神社や宮司さんにお尋ねしてみてください。神社庁主催ならではの、伊勢の神宮への特別参拝が許されますので…!。
そして、長~い序文のあと、ここからがいよいよ本題となるのですが、旧盆前に旅行会社に、本年の神社庁金沢市支部単独の「参宮団」の見積りをお願いしたところ、先日やっと持って参りました。
一応、担当副支部長ということで私が依頼したのですが、もうすぐ秋祭も始まることですし、早急に三役会(支部長・副支部長3名・事務局長)に諮り、参加要項を印刷して募集をはじめたいと存じます。
今回は、12月3日~4日の1泊2日の日程でバス4台120名の見積りですが、今日のブログで前述した、外宮・内宮の順での御垣内参拝と内宮神楽殿での御神楽、その後の神宮会館での御招宴の他に、別宮を何社か巡拝することを企画しました。
A案・B案・C案の3案をお願いしたわけですが、時間的な問題や大型バスの駐車場の問題などがあります。
14社ある別宮のうち、内宮別宮の月讀宮(つきよみのみや)〔月讀荒御魂宮(つきよみあらみたまのみや)、伊佐奈岐宮(いざなぎのみや)、伊佐奈彌宮(いざばみのみや)〕は駐車場の関係でまず無理ですし、外宮別宮の月夜見宮(つきよみのみや)や土宮(つちのみや)や風宮(かぜのみや)にいたってはまだ遷宮が終わっておりません。
また、内宮別宮の風日祈宮(かざひのみのみや)は、今年12月3日夜に遷御、翌4日朝に奉幣の儀を迎えるので、4日は新穀感謝祭の参拝日と重なったためおそらく参拝停止となります。そこで、ABC案を以下に書いてみますね!。
【A案】
1日目:金沢→名阪関ドライブイン(昼食)→紀勢・伊勢道→内宮別宮・瀧原宮(たきはらのみや)と瀧原竝宮(たきはらならびのみや)参拝→内宮別宮・伊雑宮参拝→(鳥羽宿泊)
2日目:豊受大神宮御垣内参拝(外宮)→外宮第一別宮・多賀宮(たかのみや参拝)→内宮別宮・倭姫宮(やまとひめのみや)参拝→皇大神宮御垣内参拝(内宮)→内宮第一別宮・荒祭宮(あらまつりのみや)参拝→内宮神楽殿で新穀感謝祭と御神楽奉納→御招宴(神宮会館)→金沢
という形になりますが、B案C案はそれぞれ瀧原宮と伊雑宮だけの参拝となり、2日目の行程は同じです。
【B案】
1日目:金沢→名阪関ドライブイン(昼食)→瀧原宮と瀧原竝宮参拝→(鳥羽宿泊)
【C案】
1日目:金沢→名阪関ドライブイン(昼食)→二見興玉神社→伊雑宮参拝→(鳥羽宿泊)
なお、内宮別宮の倭姫宮は、12月10日に遷御の儀を迎えるので、参拝に差し支えはないでしょう。
8月18日付の神社界唯一の新聞・神社新報には、「第62回式年遷宮 別宮遷御等の日時を御治定…十月の月讀宮から来春の風宮まで…」との見出しで、別宮12宮の遷御等の日時が発表されました。
神宮式年遷宮では、およそ三十におよぶ諸祭・諸行事がおこなわれますが、中でも重要な祭儀については、天皇陛下の御治定(ごじじょう)を仰ぐことになっております。
7月17日に宮内庁長官を通じて神宮にこの旨が通達されたわけですが、御治定のあった立柱祭以下、各別宮の杵築祭(こつつきさい)、御鎮祭(ごちんさい)、遷御(せんぎょ)、奉幣(ほうへい)等の日時については、神宮HPの月讀宮以下12別宮の遷宮をご覧ください!。
それで、なぜ別宮を巡拝するかと申しますと、昨秋、皇大神宮(内宮御正殿)と豊受大神宮(外宮御正殿)、それに内宮第一別宮である荒祭宮と外宮第一別宮である多賀宮の遷宮がおこなわれたのですが、これで終わりではなく、別宮14宮のうちまだ12宮の遷宮が行われておらず、今年10月の月讀宮・月讀荒祭宮にはじまって、来年3月の風宮までに斎行されるからです。
ここで神宮のHPを参考にしますと、「お伊勢さん」と親しく呼ばれ、一般には「伊勢神宮」と紹介されていますが、単に「神宮」というのが正式な名称です。
両大神宮の正宮(しょうぐう)には、別宮(べつぐう)、摂社(せっしゃ)、末社(まっしゃ)、所管社(しょかんしゃ)が所属しており、全てで125宮社を数え、これらの宮社を含めた場合も神宮といいます。
別宮とは、御正宮の「わけみや」の意味で、所属の宮社の中でも重んじられ、皇大神宮に10所、豊受大神宮に4所の別宮があります。
摂社は、『延喜式神名帳(えんぎしきじんみょうちょう)』に所載されている社で、末社とは、同書に載せられていませんが、神宮の儀式のことをまとめて神祇官(じんぎかん)へ提出した文書である『延暦儀式帳(えんりゃくぎしきちょう)』に載せられている社のことです。
以上の官社の他に、正宮及び別宮の所管の社があり、これを所管社といいます。これらの所管社は、伊勢、志摩(しま)、松阪、鳥羽の4市、度会(わたらい)、多気(たき)の2郡にわたって鎮座になっています。
くわしくは、伊勢神宮崇敬会のHP・お伊勢さん125社まいりをご参照ください!。
ということで、今年の神社庁金沢市支部が主催する参宮旅行の、参拝予定コースとなっている別宮をそれぞれご紹介しますね!。
まずは、内宮別宮の瀧原宮(たきはらのみや)ですが、三重県度会郡大紀町滝原にあって、伊勢自動車道の同県多気郡多気町の勢和多気JCTから紀勢自動車道に入線して片道1時間ですから、交通網が整備された今でも遠いです。
瀧原宮は、神職階位「明階」を取得するための神宮実習(伊勢)の際に一度だけ参拝してからだから、学生時代以来となります。
あの頃は道も悪かったから、本当に遠く感じました。
滝原宮であります。
付近には大型駐車場があるとのことです。
滝原宮はミニ内宮そのもので、昭和34年の伊勢湾台風で、内宮外宮の両宮は神宮杉を失いましたが、滝原宮では被害が少なかったため、本宮より杉の巨木が目立つようになりました。
また、五十鈴川と同じように清流が美しい御手洗場もあり、伊勢市の西部を流れる宮川の河口から約4km上流の、宮川支流・大内山川が流れています。
左が瀧原竝宮(たきはらならびのみや)で、右が瀧原宮(たきはらのみや)です。
瀧原宮では11月7日午後8時に、瀧原竝宮では同日午後10時に遷御の儀がおこなわれます。
続いては、三重県志摩市磯部町にある内宮別宮の伊雑宮(いざわのみや)です。
伊勢自動車道の伊勢西ICから伊勢道路(県道32号線)経由で17km、約25分とのことですが、瀧原宮と伊雑宮の両方をお参りすると、宿の鳥羽のホテルに到着する頃は真っ暗になっていないだろうか?。
伊雑宮は、志摩国一宮でもあります。
11月28日午後8時に遷御の儀を迎える伊雑宮です。
石川県神社庁本団は瀧原宮ではなくて、この伊雑宮を参拝されるそうです。
鳥羽一の宿に泊まって翌日は…。
朝一番に外宮へと向かいます。外宮の火除橋に整列して神域へ進みます。
豊受大神宮への特別参拝である御垣内参拝です。
ただし、男子は背広またはブレザーにネクタイ、女子はそれに準じた服装でお願いします。
豊受大神宮での御垣内参拝のあとは、池のほとりのこの亀石の手前(多賀宮遙拝所)に整列して、外宮の第一別宮である多賀宮を遙拝するのですが…。
なお、この亀石は、高倉山の天岩戸の入口の石を運んだといわれています。
亀石よりしばらく進んで98段の石段を上がると…。
外宮別宮である、来年1月27日午後8時に遷御の儀を迎える土宮(つちのみや)と、同じく別宮で来年3月15日午後8時にやはり遷御の儀を迎える風宮(かぜのみや)、そして多賀宮が鎮座坐し坐しております。
檜尾山に南面して多賀宮(たかのみや)があります。多賀宮は豊受大神宮の第一別宮であるので、昨秋遷御がおこなわれました。
外宮御正殿への御垣内参拝後、この多賀宮、土宮、風宮を巡拝しようと計画していたのですが、神社庁に相談したところ、神宮及び伊勢神宮崇敬会より新穀感謝祭の時間の関係で、参拝指定日での内・外宮両宮での別宮の参拝は控えて下さいとのことでした。
それに、足腰が悪い方や高齢者には石段はきついかもしれませんので、亀石手前で遥拝することにしました。
で、いつもだと外宮参拝のあとはせんぐう館を拝観するのですが、もう何回も拝させていただいたので、その空いた時間を有効に利用して、神宮徴古館前にバスを駐車させてもらって…。
内宮別宮の倭姫宮(やまとひめのみや)を参拝しようと考えております。
画像は、昨秋の参宮旅行の際にお参りした時のものです。
この時はまだお社は建てられておりませんでしたが、今年6月1日に立柱祭(りっちゅうさい)・上棟祭(じょうとうさい)が斎行され、12月10日午後8時が遷御と定められました。
なお、瀧原宮、伊雑宮、倭姫宮、月讀宮には、それぞれ神職が一人しか常駐しておりませんので、団体でのお参りの際は、御朱印をお受けするのに時間がかかりますので注意が必要です!。
そして、内宮へとやって参りました。
正参道途中を右折すると、内宮別宮の風日祈宮(かざひのみのみや)があるのですが、往復にけっこう時間を要するので、団体での参拝にはやはり無理があります。
画像は、皇大神宮遷御の儀直前の、昨年9月末に当社の氏子70名で参宮団を組んだのですが、神宮会館に宿泊した翌日、早朝参拝をした時のものです。
風日祈宮へ向かうには、宇治橋を小さくした形の、この風日祈宮橋を渡ります。
橋の途中から、五十鈴川支流の島路川を撮りました。
昨年のこの時点では、風日祈宮はまだ造営されておりませんが、去る8月25日、屋根の茅葺作業が終わり屋根に飾り金物の「甍覆(いらかおおい)」を取り付ける祭典、「甍祭」が斎行され、来る12月3日午後8時が遷御と定められました。
巨大な神宮杉が林立する中を進み…。
皇大神宮の特別参拝である御垣内参拝をおこないますが、ここからの撮影は禁止です!。
皇大神宮での御垣内参拝のあとは、神楽殿に向かう途中の注連縄を張った小石敷きが北面している場所(荒祭宮遙拝所)で、内宮第一別宮の荒祭宮(あらまつりのみや)を遙拝します。
ここでも、直に荒祭宮まで行ってお参りしたかったのですが、今回は諦めることにしました。
画像は、昨年12月の神社庁金沢支部の参宮旅行で、荒祭宮をお参りした時のものです。
ということで、大変長~いブログとなりましたが、神社庁金沢市支部のK支部長が申していたように、別宮への参拝は、B案の瀧原宮・瀧原竝宮と倭姫宮になりそうです!。
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