前日の温泉での新年会に続いて、昨夜は宮司を兼務する延喜式内・御馬神社総代会の新年会でした。さすがに新年会の三連チャンはきついのですが、そこは根性で乗り切ることに…。
会場は、金沢市最南部の額新保にある割烹 みや川 です。ここの料理はおいしいんですよね~。フードピア金沢 で著名人をゲストに招いての食談で、過去に何度か会場になったくらいです。
4年前の2月に、近くの額乙丸に住むおばさんが亡くなった時、私は神葬祭の斎主をつとめたのですけど、五十日祭と一年祭の直会(なおらい)でここを使わせていただきました。
で、金沢市南部の久安に鎮座する御馬神社から割と近いこともあって、総代さん方はお店のマイクロバスで送迎してもらったのですが、金沢市最北部に住む私がこの店まで来るには車で30分以上かかります。
はじめは、女房に送ってもらって、帰りはタクシーを利用しようと考えましたが、午後5時に御馬神社近くで神棚のお祓いがあったので、祭典後社務所で着替えて直接車で店まで参りました。店に着くなり代行タクシーの予約をお願いしました。
午後6時半ちょうどに、総代さん方20名を乗せたマイクロバスも到着し、2階の座敷で宴会が開始されました。
酔いも回ってきたところで、いよいよカラオケタイムです。ですが、ど演歌しか歌わないのに最新式の通信カラオケは勿体ない様な気がします…。
案の定、70歳前後の総代さん方の歌われる歌はみな演歌でした!。
当社の氏子旅行や、毎年末におこなわれる県神社庁主催の伊勢神宮新穀感謝祭参宮旅行では、観光バスの車内で歌われる歌は大体決まっております。
ここで、高齢者の方が歌われる演歌ベスト5を紹介します。
1、五木ひろし「長良川艶歌」
2、細川たかし「浪花節だよ人生は」
3、鳥羽一郎「兄弟船」
4、渥見二郎「夢追い酒」
5、竜鉄也「奥飛騨慕情」
全体的に音域が狭くて歌いやすくて覚えやすい曲が多いのですが、バスの中で歌っているのを聴いていると、間奏の時の間が持てないで、伴奏と歌詞がずれていくことも多々見受けられます。
また、デュエット曲といえば、昔は「銀恋」こと石原裕次郎と牧村旬子の「銀座の恋の物語」だったのですが、今は都はるみと岡千秋の「浪速恋しぐれ」がナンバーワンなんですよね!。
そして、興が乗ってくると、ご当地ソングに移行していきます。石川県や金沢のご当地ソングと言えば…。
1、牧村三枝子「友禅流し」
2、松原健之「金沢望郷歌」
3、北島三郎「加賀の人」
4、坂本冬美「能登はいらんかいね」
5、石川さゆり「能登半島」または川中美幸「金沢の雨」
なのですが、「金沢望郷歌」や「金沢の雨」は女性(昔のお嬢さん)が多く歌っております。
そいで、本題に戻りますが、総代会長さんが小林幸子の「雪椿」を高音で熱唱された後、次は宮司の番だとのことで、いろいろ選曲に悩みました~。
一旦、トイレに行って考えたのですが、私は演歌があまり得意じゃないんですよね。
十八番(おはこ)は鈴木雅之なのですが、まさか、「想いを今とどけたい この先ずっと~♪」とか、「ちょうど渋谷で5時~♪」なんて歌っても分からないのでウケないだろうし、反対にシラケてしまいます。
大好きなEXILEなら尚更で、「Fun Fun We hit the step step 同じ風の中 We know We love Oh Heat Heat (The) beat's like a skip skip ときめきを運ぶよ Choo Choo TRAIN~♪」なんて踊りながら歌ったら、目ん玉飛び出すぐらいビックリするでしょうし…。
私は、台詞(せりふ)の入った演歌を得意としているのですが、特に千昌夫の「味噌汁の詩」が大得意で、東北弁訛りでセリフをしゃべります。しかしこの歌じゃ滑稽過ぎて宮司の品格が問われるし、藤島恒夫の「月の法善寺横丁」は古過ぎるし…。
北島サブちゃんの「風雪ながれ旅」 や、成世昌平の「はぐれコキリコ」は一昨年と昨年の新年会で歌ったし…。
結局、沖縄民謡の要素も取り入れて親しみやすいということで、夏川りみの「涙そうそう」を歌うことにしました。この曲、森山良子作詞、BEGIN作曲ですが、私はBEGINも大好きなんですよね!。
いざ、歌うことになったのですが、私の前に歌われたIさんが歌謡道場に通われているプロ級で、あとに歌うのは誠に恥ずかしい限りでした。ですが、羽黒宮司さん十八番の「「俺は高木ブーだ~!!」と」絶唱する、雑音か何だかわからない筋肉少女帯の「元祖 高木ブー伝説」よりマシです!。
素晴らしい料理の数々を堪能し、ヘベレケに酔って午後8時半に閉会したのですが、帰り際、会計担当総代より代行タクシーのお車代(5千円)をいただいて誠に有難かった~。
金沢最南端から最北端まで金沢外環状を使って代行で帰ったのですが、料金は6千円と、思ったほどじゃなくて助かりました。
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