金沢には美味しい洋食屋さんが沢山ありますよね。ひがし茶屋街入口のレストラン自由軒 を筆頭に、柿木畠のグリル中村屋 、片町２丁目のグリルオーツカ 、小立野３丁目の洋食屋New狸 、新竪町の肉屋さん直営のホームくっくわかばやし 、石引３丁目の北極 などの老舗洋食屋さんは、昔ながらの味を伝えています。
特に、昭和２３年創業の石引の北極は、若い頃に護國神社に勤めていた時によく出前で食べたものです。この店にはＡランチとＢランチという人気メニューがあるのですが、いつも決まって食べたのはドミグラスソースのたっぷりかかったＡランチです。↓↓↓
ですが、金沢の洋食界でひときわ異彩を放っているのが、増泉１丁目にあるクックです。口コミでは金沢で一番おいしいと評判の店なのです！。
それで、昨日はたまたま私は仕事がoffで、娘や女房も仕事が休みで、こんな機会はめったにないので、３人でランチを食べることにしましたが、娘はクックじゃなきゃ嫌だというのでやって来た次第です。
クックは、増泉のアピタ金沢店の道路向かいの小路を入った住宅街にあり、店の向いは山上美容室、隣りは炭火焼嘉門となており、店の前には２台ほどの駐車スペースがあるのですが、私のワゴンだとはみ出してしまうので、５０メートルほど先の専用駐車場（５～６台駐車可）に止めました。
人気店なのですぐ満席になるため、１１：３０の開店５分前に行ったら、外でマスターとおかみさんが開店準備に追われていました。
メニューを見て、何にしようかと迷っている女房（左）と長女（右）です。一番乗りなのでまだ客はいませんが、この後続々と来店し、すぐに満席となりました。
店内は、お世辞にもきれいとは言えませんが、油で黒光りした床が歴史を感じさせます。焼肉屋やラーメン屋も同様に、天井やテーブルなどが煤けて黒光りしたチェーン店に属さない単独店ほど旨いものです。
メニューも年季が入ってますよね。なお、この画像のみクリックすると拡大します。
この店で注意したいのが、ご飯の量なのです。普通が超大盛と思ってください。
●ふつう…お茶碗３杯分
●１/２……お茶碗２杯分
●１/３……お茶碗１杯分
となっておりますが、その茶碗１杯でさえ、ご飯茶碗にテンコ盛りの量なのです。ですから、大食漢は別として大盛を注文すると大変なことになります。しかも値段は変わりません。
金沢の学生達は、この店で洗礼を受けるのだそうです。つまり先輩に連れてきてもらった新入生が、何の情報も無く連れて来られて、ご飯の特盛りを食べさせるそうです。Σ(ﾟдﾟ;)
マスターとおかみさんの二人でやっているので、注文してから料理が運ばれてくるまで２５分は待たなくてはなりません。マスターが厨房で一生けんめい作っておられました。
料理が運ばれてきました。最初ナイフとフォークを出されたのですが、箸をくださいとお願いしました。
私の頼んだのはクックランチのＡ（￥990）です。ミニハンバーグとふわふわのクリームコロッケ、それに白身魚のフライには自家製タルタルソースかかっており、皿の下にはモヤシ炒めが敷き詰められています。
食べた瞬間、まいうー状態です。おかずの量も半端じゃないくらい多いです。ご飯は普通を注文したんですが、相当な量で食べるのにひと苦労しました。しかも炊き立てのご飯を提供してくれたのは有り難かったのですが、熱くて舌が火傷（やけど）しそうでした。ヽ(*'0'*)ﾂ
娘が注文したのが、人気№１にして名物料理のチキンポロネーズ（￥1,000）です。鶏のムネ肉が３枚使用しているという、ジューシーなチキンカツが４個も入ってるんですよね～。
娘は常連なので、ご飯の量を普通の１/４にしてもらっていました。
女房はポークポロネーズ（￥1,000）を注文しました。ハンバーグをポークで包んであるのです。私も一口もらいましたが、目茶苦茶うまかった。(￣▽+￣*)
女房は、ご飯を普通の１/３にしたのですが、それでも多かったようです。こじんまりとした店内なので、まわりの男性客の注文が耳に入ってきます。みな、ご飯は普通の１/２を注文していましたが、男だったらワシみたいに普通を食べんかい！。ヽ(`Д´)ノ
炊き立てのご飯があまりにも熱かったので、「お汁が欲しいな」と会話してたら、どうも聞こえたようで、おかみさんが味噌汁をサービスしてくれました。(^_^)v
クックはランチもディナーもメニューと値段は一緒で、まさに、味、質、量の三拍子揃ったお店です。しかも値段もお手頃です。しかし、食べ過ぎてお腹がパンパンになりました。
で、ランチの後は、香林坊に新しく出来た複合ビルの香林坊ラモーダ に、先週の土曜日にオープンした人気セレクトショップのビームス金沢 とジャーナルスタンダード金沢店 を見物に行ったのですが、北陸初出店となるこの店は、明日レポートしますね。
懐かしい昔ながらの洋食屋クックはボリューム満点で安くておいしいですから、金沢とその近郊のみなさんはぜひ行ってみてください。
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