今日は、朝9時と10時に地鎮祭があり、それからぶどうの木さんへ行って結婚式のセッティングを行ない、リハーサルの後午後1時より結婚式を挙行し、午後2時半より兼務神社の春季祭をつとめます。


昨日は、朝8時前に神役のFさんとともに家を出発して、途中通勤ラッシュにも遭ったので、2時間を要して白山市中宮(旧吉野谷村中宮)にたどり着きました。


中宮へと架かる橋の上から撮影した、手取川(てどりがわ)支流の尾添川(おぞがわ)の深い峡谷で、左が旧吉野谷村、右が旧尾口村となっており、当県を代表する山岳地帯であります。かつてはこの橋は吊り橋だったのです。


はじかみ神主のぶろぐ


中宮の村落へ到着しました。切り立った山々にはまだ残雪が多く残っております。なお、手前の茶色い山は、実は除雪で積み上がった雪の塊なのです。


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白山中宮温泉スキー場です。毎年12月になるとゲレンデ開きのお祓いをおこなっていたのですが、白山市に合併して以降、3年前より休業状態となっております。お祓いの際は、白山麓共通リフト券をもらっていたのですが、残念です。


はじかみ神主のぶろぐ


元村長である、区長さん宅へ到着しました。ですが、屋根雪がまだこんなにも残っておりました。Σ(゚д゚;)


はじかみ神主のぶろぐ


雨の中、神社へと向いましたが、大変歴史のあるお社なのです。


笥笠中宮(すがさちゅうぐう)神社 は笥笠(けがさ)とも読み、白山七社の一にして、別宮・佐羅宮とともに中宮三社の中核をなす神社でした。本宮(白山比咩神社)と禅頂(白山山頂)を結ぶ禅定道(登山道)の中間位置にあったので中宮の名があり、昔はこの神社が加賀の方から白山に登るルートの要衝になっていました。


はじかみ神主のぶろぐ


平安末期には白山へ登る本通りは、小松市古府町にあったとされる加賀の国衙(こくが)から三坂峠、別宮(べっくう)、吉野、佐羅(さら)を経て、中宮、尾添(おぞ)より山頂へ達することができました。


往時は広大な社域に十数棟もの堂宇(どうう)が連なっており、白山五院、三ヶ寺、中宮八院を傘下に置くなど、白山の主導権を加賀の国衙から直接握ることができたので、白山本宮をしのぐ勢力を誇っていました。しかしその後衰退し、明治10年3月に白山本宮・白山比咩(しらやまひめ)神社の摂社に定められ、わずかに面目を保ちました。


はじかみ神主のぶろぐ


手水舎です。白山伏流水の霊水が湧き出しております。


はじかみ神主のぶろぐ


境内のこの七葉樹(とちのき)は、幹周り9,1m高さ30mの巨大なもので、白山市の天然記念物となっております。


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社殿です。神社清掃の際、村人総出で除雪をしたのだそうです。春祭りにこんなに雪が残ったのは、三八豪雪(昭和38年)以来だとおっしゃっていました。区長さんに2月時点での神社の雪模様を携帯の画像で見せてもらったら、なんと屋根雪が2メートル以上あり、何度も雪おろしをされたそうです。


はじかみ神主のぶろぐ


境内にはまだこんなに雪が…。


はじかみ神主のぶろぐ


お祭りをおつとめした後、集落を撮ってみました。右奥はスキー場です。


はじかみ神主のぶろぐ


帰り際、堅豆腐で有名な村内の「むらうち豆腐店」へ寄りました。堅豆腐と名物の三角揚げを奉納いただいたのですが、神役のFさんの分も買うためです。ここの硬豆腐と厚揚げは白山麓で一番美味しく、白山登山の帰りにはよく買い求めております。


はじかみ神主のぶろぐ


店に隣接して、とうふ料理専門店も営んでいるのです。今度女房と食べに行こうっと。


はじかみ神主のぶろぐ


再び峡谷を撮ってみました。今は道も整備されて車で簡単に行けるけれど、昔は大変だったろうと思います。


はじかみ神主のぶろぐ


これが、むらうち豆腐店からお供えいただいたものです。


はじかみ神主のぶろぐ


左が三角の厚揚げの三角揚げで、右が堅豆腐です。


はじかみ神主のぶろぐ


今夜は、厚揚げと、堅豆腐の刺身と、水切りしてカットしてパン粉を付けて、中にハムとチーズを挟んで揚げた豆腐カツを食べる予定です。


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