昨日は、二集落の山里の秋祭りをご奉仕いたしました。


お神輿(みこし)も獅子舞もない、祭典だけの静かなお祭りですが、秋の実りに感謝する気持ちは同じです。


午前中は、富山県境に近い、金沢市竹又町(たけまたまち)の熊野神社でのご奉仕です。


竹又町は、戸数30数軒の集落で、竹の又からご神体が出現されたのが、町名の由来となりました。


はじかみ神主のぶろぐ
巨大な藤蔓(ふじづる)が、天然の注連縄

(しめなわ)となっています



はじかみ神主のぶろぐ
鎮守の杜(もり)は鬱蒼(うっそう)としており

昼でも暗いでしょ



はじかみ神主のぶろぐ
境内の欅(けやき)です



はじかみ神主のぶろぐ
老杉(ろうさん)です

松の場合は、「老松」=「おいまつ」と読み

ますが、杉の場合は、「老杉」は「おいすぎ」

とは読まず、「ろうさん」となります



はじかみ神主のぶろぐ
藤蔓を裏側から撮ってみました



はじかみ神主のぶろぐ
社殿後方に林立する杉木立です



はじかみ神主のぶろぐ
氏子総代Jさんのアヅマダチ家屋(吾妻建)

越中(富山県)の大工の手によるもです

家の間取りが「田の字型」が基本の

「加賀Ⅰ型」ではなく、富山県呉西に

多く見られる「広間型」の間取りです

控えの間、座敷奥のご坊さんの便所

(賓客用便所)、座敷の壁の色(群青)

三谷地区随一の旧家にふさわしい趣です



はじかみ神主のぶろぐ
妻壁の美しいMさんの吾妻建家屋です

3本の梁に桁の間隔が細かい越中様式の

特徴がよく確認できます

竹又町には、このほか多くのアヅマダチ

家屋が現存します。



竹又町では、祭典後、神社に隣接する町内会館で、老若男女すべてが集まって、秋の収穫の合間の骨休めとして、直会(なおらい)を充分に楽しんだのでした。


午後から、金沢市四王寺町(しおうじまち)の四王神社にやって参りました。


四王寺町は、過疎により、現在は戸数7軒の村落ですが、先場所限りで引退した、元大関出島(大鳴戸親方)の本家(祖父の実家)があります。


はじかみ神主のぶろぐ
神社へ向かう途中、稲架(はさ)を見かけ

ました



はじかみ神主のぶろぐ

神社下の駐車場より見た景色です

手前には棚田が広がり、そして

遥かに医王山(いおうぜん)が望めます



はじかみ神主のぶろぐ
木立より社殿を撮影しました

神社下には、かつて四王寺という伽藍が

あったと伝えられ、発掘調査すれば必ず

何か出土するはずです



はじかみ神主のぶろぐ

神社横の巨大な稲架(はさ)です

氏子のHさんが毎年実施されてます



はじかみ神主のぶろぐ
それにしても見事な稲架です



はじかみ神主のぶろぐ
お天道様の恵みを受けて、自然乾燥した

お米は、美味しいでしょうね!


こうして、山間(やまあい)の静かな秋祭りをご奉仕しましたが、喧騒(けんそう)もなく鳥のさえずりや秋の虫の鳴く声が耳に心地よく感じました…。


なんと、大猿赤い尻を我々に見せて、境内を悠々と歩いて行ったのには驚きました!。


はじかみ神主のぶろぐ
アイアイお猿さぁんだよ~♪