加賀平野では、稲刈りがはじまりました。


我が国の美称を、「豊葦原の瑞穂の国」(とよあしはらのみずほのくに)と申しますが、棚田の広がる景色などは、まさに、日本の原風景といえます。


昨日、気象庁は、「梅雨明け宣言をしなかった東北地方のほか、8月4日に宣言した中国、北陸地方についても梅雨明けを特定しない」と修正しました。

梅雨明けを特定しなかったのは、平成5年以来という。


これをテレビニュースで聞いて、真夏でも赤トンボの飛び交っていた、冷害の年、平成5年の悪夢を思い出しました。


あの時は、不作のため、秋祭での、お神輿(みこし)や獅子舞が中止になり、米不足のため、住宅街の神社では、神様のお供えに、長粒種のタイ米が奉納されたのを記憶しています。


しかし、今年も、日照少なく多雨の夏でしたが、お盆以降好天が続き、稲穂の育成もなんとか回復し、実りの秋を迎えようとしています。


以下の画像は、山里から平野部、そして住宅街、河北潟という潟周辺での大規模田と、それぞれの実りの風景を写したものです。


それでは、みなさんも、秋の実りに感謝して、手を合わせてご覧下さい!。



山里の田んぼです


はじかみ神主のぶろぐ-山の田①
 空気の澄んだ山里で見かけた田んぼ



はじかみ神主のぶろぐ-山里の田②
    なつかしい風景でしょう?



はじかみ神主のぶろぐ-山里の田③
寒暖の差のはげしい山里のお米は美味い



はじかみ神主のぶろぐ-稲穂
    今年も豊かな恵みに感謝



はじかみ神主のぶろぐ-稲穂②
   稲に黄金の花が咲きました



中山間地の田んぼです


はじかみ神主のぶろぐ-田の草刈
お婆ちゃんが田の荒草刈りをしています



はじかみ神主のぶろぐ-虎刈り状態
 途中だけ刈った虎刈り状態の田んぼ



はじかみ神主のぶろぐ-老婆
 お婆ちゃんが落穂ひろいをしています



住宅街の中の田んぼです


はじかみ神主のぶろぐ-コンバイン

社を休んでコンバインで稲刈りをするkさん

  ご苦労さまと声をかけてきました



はじかみ神主のぶろぐ-刈田
   刈り入れた後の田んぼです



はじかみ神主のぶろぐ-籾
脱穀(だっこく)したあとの籾殻(もみがら)

畑に敷いたり、枕の中に詰めたり色んな

      利用法があります



はじかみ神主のぶろぐ-稲藁
稲藁(いなわら)を干しているところです

 手刈りの藁は最近では貴重品です


河北潟沿岸の大きな田んぼ


はじかみ神主のぶろぐ-大規模圃場
 圃場(ほじょう)整備された大規模田

品種は「コシヒカリ」で刈入れ時期は9月中旬



守り伝えて行きたい風景ですよね。


神社では、お百姓さんのことを、祝詞で「おおみたから」と呼びます。

「公宝、つまり「国の宝」だということです。


神々に感謝!、お天道様に感謝!、収穫なされた「おおみたから」に感謝!、そして秋の実りに、感謝の誠を捧げる次第です。