昨日は25日の天神さんの日でしたので、、兼務の梅田町の菅原神社で月次祭(つきなみさい)をご奉仕したあと、青年団協議会の研修会に、分科会の助言者として参加して来みした。


第1分科会のテーマは、「伝統文化の継承」で、日頃、獅子舞を演舞する加賀地区や口能登の方、キリコを繰り出している珠洲市青年団協議会の会長さんなど、祭り大好き青年が参加しました。


目を輝かせて、討論する姿を見て、こうゆう若者のいる日本は、まだまだ安泰じゃ、と痛感しました。


はじかみ神主のぶろぐ-青年団協議会
   青年団協議会分科会


さて、昨日は蘭陵王(らんりょうおう)について書いたので、もう少し補足で、舞楽について説明させていただきます。


舞楽とは、雅楽の管絃(かんげん)を伴奏とした舞のことです。


舞楽には、日本古来の国風舞楽(くにぶりぶがく)と、中国や朝鮮半島から伝来した外来舞楽があり、大宝元年(701)の『大宝令』によって創設された雅楽寮(うたまいのつかさ=現在の宮内庁楽部)により、平安時代に整理統括されて、今日に至っています。

国風舞楽には、神楽舞(かぐらまい)、倭舞(やまとまい)、東遊(あづまあそび)、久米舞(くめまい)、五節舞(ごせちのまい)があり、歌詞が付きます。 

はじかみ神主のぶろぐ-人長舞
   人長舞を奉仕する私


一方、外来舞楽には歌詞は付かず、伝来の経路により唐楽(とうがく)【左方】、高麗楽(こまがく)【右方】の二種類に分けられ、左方を左舞(さまい)、右方を右舞(うまい)とも呼び、音楽・楽器編成・舞楽作法・面・装束など全般的に対比されます。


演奏は、左舞一曲と右舞一曲とを一対にして舞う「番舞」(つがいまい)の形式で行われ、後に行う右舞の曲を、前に行う左舞の曲に対する答舞(とうぶ)といって、対になる演目も決まっています。


舞には一人舞・二人舞・四人舞(時に六人もある)があり、種類としては、動きの特徴から平舞(ひらまい=四人以上で静かに舞う)、走舞(はしりまい=一人か二人で活発に舞う)と区別され、舞具を用いるか否かで文舞(ぶんのまい=四人以上で優雅に舞う)、武舞(ぶのまい=四人で太刀と鉾又は楯を持って勇壮に舞う)に分けられることもあります。