金沢の奥座敷として、1200年の歴史を誇る「深谷温泉」が、氏子内にあります。
北陸自動車道の金沢森本ICから5分の距離に、中乃湯清水旅館と元湯石屋の2軒の湯宿があり、以前はもう1軒、口ノ湯泉館があったのですが、近年廃業してしまいました。
深谷温泉の湯は、琥珀(こはく)色というか、コーヒー色というか、すべすべして肌にやさしく、美容と健康に良い霊泉です。
さて、この中で、元湯石屋さんは、能舞台のある宿として有名で、この能舞台で10数年前より神前式の「能舞台結婚式」を行なっています。
深谷温泉 元湯石屋さんHP (りんく)
上の画像は、昨秋の結婚式の様子ですが、
今年の3月に執行した挙式では、初めて夕暮れ時に行い、「かがり火結婚式」として、地元メディアに大きく報じられました。
その際、新郎・新婦からのご依頼で、指輪交換のかわりに、「結紐の儀」(ゆいひものぎ)を行なって欲しいとのこと。
私は、これまで、結紐の儀なんて聞いたことも見たこともないので、白山比咩神社さんや尾山神社さんなど、県内の別表神社に電話で問い合わせたところ、知らないとのご返事…?。
そこで、ネットで調べると、どうも首都圏でブームになっているらしく、「二人は生まれるずっと前から、運命の赤い糸で結ばれていた」ということです。
いや~、神主暦28年の私も、本当に勉強になりました。
そして、多分、石川県で一番最初に「結紐の儀」を行ったんやと、ちょっと誇りに思っておりみす。
お二人に幸多かれと、心よりお祈り申し上げます!。
↓↓↓↓↓↓↓↓おまけ! 昨夜の晩酌
左上より時計回りに、あさりの酒蒸し、水蛸(みずだこ)と胡瓜(きゅうり)の酢の物茗荷(みょうが)添え、冬瓜(とうがん)のあんかけ針生姜添え、ビール、金沢・大野マル銀醤油、鰆(さわら)の刺身。