いよいよゴング!竹田誠志vs伊東竜二 | ジェリコの壁のブログ

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おはようございます。
大日本プロレスファンをやってる者です。


いよいよ本日は大日本プロレス横浜文体。

最強チャンピオン竹田誠志の9度目の防衛戦。
最強のチャレンジャー伊東竜二がついに出陣いたします。

この運命の一戦の勝敗如何で、両国大会が見えてくる事でしょう。


この竹田vs伊東戦を現地で観戦される方、サムライで視る方、視ない方(笑)

とりあえずこのブログを読んでから運命の一戦を見届けていただければ幸いです。


過去何度かシングルを行ってる両者ですが、
タイトルマッチでの対戦は1度だけ。
2010年の話です。


当時を少しおさらいしますと、2009年にダークホースながら竹田&イサミ組は最侠タッグに優勝し、竹田誠志は宮本裕向のデスマッチヘビーに挑戦します。

試合には敗れたものの、竹田誠志はデスマッチのトップ戦線に食い込みました。

そして2010年になるとデスマッチヤングブラッツとは一線を引き、竹田誠志はシングルプレーヤーとしても本格的に覚醒します。

デスマッチヘビーは宮本裕向から伊東竜二に移動しました。

そして、6月の後楽園ホールで竹田誠志はタッグマッチながら伊東竜二をドラゴンスープレックスでフォール。デスマッチヘビー挑戦に名乗りをあげます。


竹田「伊東竜二!おめぇチャンピオンだろ?今日チャンピオンから3つ取ったよ!次の後楽園ホール俺とやれー!断る理由なんてねぇよな!?」

伊東「断る理由?そんなもんあるわけねぇだろー!このベルトをかけてやってやろうじゃねぇか!」

そして、対戦前に伊東竜二への想いを語るクレイジーキッド。

竹田「伊東竜二は今まで何度もベルト巻いて、俺はそれを見てきたし、凄いチャンピオンなのは解ってる。ナメてかかってる訳ではない。その覚悟の上でぶっ潰すから。

僕は金村さんから伊東さんが初めてデスマッチヘビー取った試合、あれ(文体に)観に行ってたんですよ。その時に、あぁすげぇな!って思ったんすよ。あとは非道さんとの10アイテムとか、あれとかも閃きとアイデアとかやっぱそういう頭の使い方とかすげぇな!って思いました。

やっぱりリスペクトはありますけど、そんなん今日は関係ないですからね。
1年前の自分はまだ半信半疑っつうか、デスマッチに対して憧れとか、ファンじゃないけどそういうのがあったので、でも今は全くもう一人のデスマッチファイターなんで。

1年前の竹田誠志とは違うものを見せられるんじゃないかなって思います。」

一方の伊東竜二も竹田誠志への想いを語る。

伊東「1年前の最侠タッグで自分がケガで欠場になって繰り上がりで上がって行った竹田が一気にタイトルマッチまで行きましたからね。
その時点でもうこいつは凄い奴だって見てましたし。

宮本との試合でも、試合形式自体は完全に宮本の得意分野(建築現場デスマッチ)な所だったので、不利に思うところはあったんですけど、それでも食いついてましたし。

まだ自分はその時はタッグでの対戦しか無かったですから、シングルやったらどうなるのか?やってみたいなというのはありました。

1年前とは比べ物にならないと思いますし、1年前の竹田だと思ってたらもう簡単にひっくり返されちゃいますからね。

あいつらがデビューする前から僕はデスマッチやってますからね。それを考えれば負けられないというのはありますね。」

この時はそんな感じでした。

そして迎えた7月の後楽園ホール。
ガラス&蛍光灯+αデスマッチ。

王者・伊東竜二vs挑戦者・竹田誠志

試合開始前。
場内は伊東コール、竹田コール、五分五分の反応でした。

竹田誠志の勢いは本物である。
ベルトが移動してもなんらおかしくない。
そんな空気だったと記憶しております。

私はプロレスを観る際に重要視してるのが、お客さんの反応、挑戦者に吹いてる風、機運は高まっているのか?をよく読んで楽しみます。

的外れで読めてないかも知れませんが(笑)
竹田誠志に風は確かに吹いてました。

挑戦者に風が吹いてない状態でのタイトルマッチは私はあまり好きではありません。
ワガママですいません(笑)


王者・伊東竜二はぶっとい蛍光灯束を担いで入場します。最高に画になるシーンです。

ため息が出るほどかっこいいでしょ…

しかし、
試合序盤にアクシデントで竹田さんは左の瞼に大きな裂傷を負ってしまい、大きなハンデを背負ってしまうのです。

タオルで止血しながらの試合となってしまいましたが、それでも食らい付いてくる竹田誠志。

それを伊東竜二は完膚なきまでに叩き潰しにかかりました。

蛍光灯、ガラス、そして大量の画鋲の海にクレイジーキッドを沈めにかかります。

蛍光灯のすだれのようなもので、竹田誠志を海苔巻きのようにす巻きにしてドラゴンスプラッシュ。

クレイジーキッドもほぼ視界がないと思われる状況ながらも、ジャーマンで伊東竜二をガラスボードに沈めます。

普通、流血はある程度時間が経つと自然治癒能力で治まってくるものですが、この日の竹田さんの左目の裂傷は深すぎてどうにもなりませんでした。

終盤打撃戦となった際、竹田さんは打撃の距離感も掴めず、伊東竜二はスウェーして左のグーパンチを何発も叩き込みました。

最後は蛍光灯束付きドラゴンスプラッシュで粘るクレイジーキッドを沈めました。

試合終了後。
場内は大・大・竹田コール。
竹田誠志を見つめる伊東竜二。


伊東「竹田!すげぇなお前!

って簡単に認めたくはねぇけどよ。竹田誠志とスタイルE、存分に味わったよ。
まだまだ上に行ける。最高の素材を持ったレスラーだよお前は。

今日で終わりじゃねぇよ。今日が俺とお前のシングル初戦だろ。まだまだやるぞ!いつでもかかってこい!」

なんか伊東vs葛西戦のマイクを思い出してしまいますよね。

伊東竜二が差し出す手を払いのける竹田誠志。

竹田「おい!伊東竜二!俺はまだまだこんなもんじゃねぇよ!このやろー。
俺はスタイルEの、どインディーのチャンピオンだよ。でも俺にとっては最強のスタイルEなんだよ!

だから今日、スタイルEのチャンピオンとして負けたよ。でもまだまだ俺の顔、足、手、全部ぶっ潰れるまでお前とやってやる!」

伊東「あぁ、嬉しいねー!
こういう奴がいる限り、デスマッチは潰れねぇよ!
竹田!いつでも待ってるから、いつでも挑戦してこい!

先月よりはお客さん入ってますけども、まだまだ自分達は満足出来ません。

いっぱい汗流して、いっぱい血流して、大日本プロレスを世界一の団体にしたいと思います!そのためにも皆さんの応援が必要です。
これから大日本プロレス、もっともっと応援して下さい!今日はありがとうございました!」

敗者なきリング。

暖かいお客さんの反応もあり、登坂さんはまたまた泣きそうになってました。

登坂「これがプロレス、これがデスマッチ。ぜひ放送もそうですけど、会場にも足を運んでもらいたいですよね。

ほんとね、とってもいい奴、とってもすごい奴、とってもハートの強い奴等がね、この大日本には集まってくれてます!

このエネルギー是非触れて、みんなも一緒に大日本盛り上げてもらいたいと思います!」

泣き虫代表。泣かせる実況です。


バックステージにて、

竹田「くやしいよ…こんな事故…
事故かもしんねぇけど…これがデスマッチだよ。何が起こるかわかんねぇんだよ…

それに俺は命賭けて毎回毎回上がってんだ。こんなことで凹んでられない。でもスタイルEのチャンピオンがこんな試合してくやしいよ。

伊東竜二を負かすくらいの試合をしたかったけど…ちくしょう…
でも俺がスタイルE、どインディーだけど、愛してる。それが伝わったかもしんねー。

でもまだまだこんなもんじゃねぇよ!スタイルEの狂乱児・竹田誠志はまだまだ死なねぇよ。以上だ!クソッ…」


伊東「ああいう人間がデスマッチやってるってだけで頼もしいですよ。

普通だったらあの裂傷で止められるようなところ、あいつはもうなんとかしてやらなきゃ!って食らい付いてきましたからね。

逆にあれが無かったら自分の方が危うかったですし。あそこでキャリアの差が出たところだと思うんですよ。

自分らの世代くらいのキャリアがあれば、たぶん動じなく行けただろうし、実際今日ので竹田が動揺したかどうかはわかりませんけども、本人は動揺してないって言うかも知れないけど、微妙な差は出たと思うので、そこがキャリアの差じゃないですかね。」

と、竹田誠志の挑戦を退けた伊東竜二でした。


さて、長くなりましたが、これから8年が経ちました。

立場は逆転し、王者・竹田誠志が伊東竜二の挑戦を受ける運命の一戦。


竹田誠志は、もう葛西、貴、伊東、小林の時代じゃねぇ!と宣言し、

先月ダムズでは葛西純の挑戦を退けた。

当然リスペクトはあるでしょうけども、正真正銘の竹田時代とするために伊東竜二は避けて通れない大きな壁。

今日、伊東竜二に完全勝利すれば、竹田誠志デスマッチ天下統一を成し遂げるでしょう。


一方の伊東さんは、バトルメンで竹田時代を認めつつも、冷静にこう語っていた。

例えば竹田が今の自分と同じような年齢になった時、植木や佐久田に「お前の時代はもう終わり!」って言われたとして、
「あ、そうですか」って言って下がるのか?っちゅー話ですよ。

自分がその年になったら解ると思うんですけど、そう言われてそんなすぐ簡単に引き下がれないですからねこっちも。
死に物狂いで頑張ります。


と、仰ってました。


今日の文体では怖い伊東竜二が見たい。

そして、その怖い伊東竜二を完膚なきまでにねじ伏せて超えていく竹田誠志が見たい。

久しぶりの蛍光灯300本デスマッチ。最も大日本プロレスらしいデスマッチ形式。

この意味を鑑み、今の私はそんな気持ちが芽生えております。


さぁ運命のゴングはこのあとすぐです!


刮目するのじゃ!


♯OUTTA NOWHERE!!