第49回 俳人ホーム・ウェブ俳句会の結果発表です。 | 俳人ホーム

第49回 俳人ホーム・ウェブ俳句会の結果発表です。

第49回 俳人ホーム・ウェブ俳句会の結果発表です。

 

皆さんに選をしていただいた集計と作者発表をしました。

結果を見てのご感想をどしどしどうぞ。 < >は作者名

 

兼題:自由

21 幸せはいかに測るやとろろ汁 ⑩ < 東西 > あきつ 有子 あーたろー 変亭 三椒 陽太 ちぢみ こまり takashi 莉羅

12 山茶花や月の匂いのする坂で ⑦ < 茶呉 > 東西 三椒 ちぢみ 里眠 トミー こまり 莉羅

43 駐在のもうひと巡り柿かぢる ⑥ < トミー > あきつ あーたろー 東西 茶呉 陽太 こまり

17 鳥兜凄みの青に輝けり ⑤ < あーたろー > 有子 東西 トミー こまり 莉羅

20 月の夜に閂かけても溢る恋 ⑤ < こまり > 三椒 陽太 零人 里眠 莉羅

7 箸に刺す芋の煮ころがし与太ばなし ④ < ちぢみ > 変亭 東西 里眠 takashi

8 風も樹もめいめい生きて月笑う ④ < 莉羅 > 茶呉 ちぢみ 零人 takashi

10 空高く義足は大きく弧を描く ④ < 零人 > 有子 里眠 takashi 莉羅

11 松茸や眺めすがめつ客が去る ③ < 陽太 > トミー こまり 北狐

28 鶏頭のいくつかはまだひよっこで ③ < あきつ > あーたろー 変亭 三椒

9 香典を幾度と数え冬隣 ② < 陽太 > あーたろー 零人

13 炭を焼く煙り重たや川面這ふ ② < 三椒 > 東西 トミー

14 秋の空よきにはからえ髪を梳く ② < 有子 > 茶呉 北狐

16 団栗の帽子剥がせばうす緑 ② < 三椒 > 変亭 零人

23 鬼灯に猫の目ほどの光あり ② < あきつ > 有子 トミー

27 あの咳は妻の咳なり待合室 ② < 三椒 > 陽太 北狐

46 郷愁を餌に集まるいわし雲 ② < 東西 > あきつ 茶呉

3 銀色の空に鐘の音葡萄もぐ ① < 莉羅 > 三椒

5 乳せびる嬰児(やや)泣き止まぬ夜長かな ① < 里眠 > 北狐

6 盛り場のガイドのやうな焼き芋屋 ① < トミー > 零人

18 柘榴はぜて虚 ① < こまり > 里眠

25 芋の露ぽとりと命が落ちた朝 ① < こまり > あきつ

26 善悪の彼岸に色なき風の吹く ① < 莉羅 > あきつ

35 飛行機のよく飛ぶ街の月夜かな ① < 里眠 > ちぢみ

1 学ランの肘膝テカる春を待つ < 有子 >

2 うなだれて咲くを忘るる秋のバラ  < 北狐 >

4 一枝の楓遅早あり秋の声 < 変亭 >

15 ひつじ田に群れから抜けた鳩一羽 < 東西 >

19 口数の少なくなれば冬隣り < あきつ >

22 小春日の牛肉馬肉羊肉 < takashi >

24 全山の嘘に染まりし紅葉かな < 零人 >

29 アルバムの整理などして石蕗の花 < 茶呉 >

30 きのこ狩り樹海の奥へ操らる < ちぢみ >

31 台風去り雲なき空の呆気なさ < 北狐 >

32 枯枝の先はや空といっしょくた < トミー >

33 秋の暮波打ち際に誰もいず < 北狐 >

34 秋天の雲ひとつ無し友逝けり < 零人 >

36 あみたくじ秋の長雨宝くじ   < takashi >

37 サックスの音くぐもりて秋湿り < あーたろー >

38 ビリ走る我が子鉢巻き運動会 < 陽太 >

39 ノッポソッポぽっぽぽぽぽ冬ぽっぽ   < takashi >

40 台風一過水道カランゆるみおり < ちぢみ >

41 闇の魔法解けてアキノキリンソウ < 里眠 >

42 秋を行くスポーツサイクル顔爺い < 変亭 >

44 ささやきを聞きて柘榴の頬の色 < 変亭 >

45 神無月明けゆく空に光る星 < 有子 >

47 津軽並ぶ笑み交わし合う老夫婦 < あーたろー >

48 初時雨セピア・・色した君が笑う < 茶呉 >

 

兼題:おでん

64 生きるだの死ぬだのおでんは竹輪だぜ ⑦ < 里眠 > あきつ 東西 こまり 茶呉 ちぢみ 莉羅 takashi

73 ぐだぐだになつても好きでいておでん ⑥ < あきつ > 有子 三椒 東西 トミー 里眠 零人

60 顔ぶれにはしごの予感おでん酒 ④ < トミー > 三椒 こまり 茶呉 北狐

75 おでんの日帰らぬ夫辛子練る ④ < 有子 > 三椒 里眠 陽太 北狐

71 おでん屋をくぐる男女の声高し ③ < 陽太 > 東西 トミー 零人

53 先生と呼び合っているおでんかな ② < 里眠 > 有子 陽太

61 初雪やせめてダイコのしみるまで ② < 茶呉 > 三椒 莉羅

63 晩秋のちくわの穴の正当性  ② < takashi > 有子 里眠

65 二日目のおでんは嫌い外待雨(ほまちあめ) ② < 零人 > ちぢみ 莉羅

67 おでん煮るまだかまだかと子が唄う ② < こまり > 零人 北狐

68 しみしみのアツアツおでんホクホクで ② < 有子 > こまり ちぢみ

72 やっぱりなあいつもおでんやっぱりな ② < 北狐 > あきつ takashi

51 今宵またぐつぐつおでん魔女二人 ① < ちぢみ > 陽太

52 輪郭に禅の世を見るおでん鍋 ① < 東西 > こまり

55 おでん屋は猫も通わぬ高速沿い   ① < takashi > トミー

56 口紅の落ちてさばさばおでん食ぶ ① < 莉羅 > あきつ

57 コンビニのおでんうまいと母の笑み ① < あーたろー > 零人

59 鍋底に潜むちくわぶ秋思かな ① < 零人 > 茶呉

49 ひとり鍋すじに大根文化の日 < 陽太 >

50 おでん鍋に痘痕の玉子眠りおり < 莉羅 >

54 おでん屋に置き忘れたる夢語り < トミー >

58 おでん食うひと晩の空かみしめて < こまり >

62 おでん屋で凍える心洗うかな < 北狐 >

66 酒一本おでんが二つほろ酔ひセット < 三椒 >

69 お隣もそのお隣もおでんらし < あきつ >

70 大根の出汁立ち上り子ら帰る < あーたろー >

74 やめてくれ政局談義おでん酒 < ちぢみ >

76 おでん鍋健康食が踊りおり < 東西 >

77 千鳥足〆のおでんはガード下 < 三椒 >

78 黄金色のおでんの出汁で二十年 < 茶呉 >

 

兼題:映画

91 名画座の椅子の硬さや寒の入り ⑧ < 零人 > 有子 あきつ こまり トミー 里眠 陽太 莉羅 北狐

89 立冬や四隅に客の映画館 ⑥ < 陽太 > 有子 東西 こまり トミー 零人 莉羅

87 梟はエンドロールを見届ける ④ < 有子 > 三椒 東西 里眠 陽太

88 帰りにはおでんはどうだい小津映画 ④ < 零人 > 東西 茶呉 ちぢみ 北狐

105 映画観て豚まん買うて日短し ④ < ちぢみ > あきつ こまり 零人 莉羅

79 銀幕の女優脱いでる除夜の鐘 ③ < 有子 > あきつ こまり takashi

97 銀幕のマストロヤンニ的マフラー ③ < 里眠 > 有子 トミー ちぢみ

104 映画館膝掛け下で握る手や ③ < こまり > 零人 北狐 takashi

98 映写機のまっすぐ冬空へ向かう ② < あきつ > 三椒 茶呉

81 柿を食みチャプリン観て鬱消えし ① < 北狐 > 茶呉

82 我が映画いまが終章黄落期 ① < 三椒 > 里眠

83 どてら着て愛猫と観る仏映画 ① < こまり > ちぢみ

84 とある島とある映画の白い蛇 ① < takashi > 三椒

92 雪近し高倉健のいる酒場 ① < 茶呉 > あきつ

96 蔦紅葉ロマンポルノの映画館 ① < 里眠 > 三椒

102 化粧さす映画の合間冬ぬくし ① < 陽太 > 零人

108 映画の日予習を済ませ牛蒡引く ① < 東西 > 陽太

80 暮れの秋風の音する映画館 < 東西 >

85 君の過去映画化しても日向ぼこ < ちぢみ >

86 シリウスの灯り満天シネマかな < 莉羅 >

90 鳥渡る三本立ての映画館 < トミー >

93 火恋しゆつくりはねてゆく映画 < トミー >

94 銀幕の芙蓉なり原節子 < 北狐 >

95 秋夕焼夫婦割観て帰りつく < あーたろー >

99 しあはせを柘榴に託すワンシーン < あきつ >

100 四畳半パートカラーの牡丹散る   < takashi >

101 愛と死のマコは今どこ山眠る < 三椒 >

103 重低音熱いコーヒー3D < あーたろー >

106 婚星一千一夜シネマ観る < 莉羅 >

107 初雪や唐獅子牡丹の高倉健 < 茶呉 >

以上です。