第45回 俳人ホーム・ウェブ俳句会の結果発表です。 | 俳人ホーム

第45回 俳人ホーム・ウェブ俳句会の結果発表です。

第45回 俳人ホーム・ウェブ俳句会の結果発表です。

皆さんに選をしていただいた集計と作者発表をしました。

結果を見てのご感想をどしどしどうぞ。 < >は作者名


兼題:自由

12 春雷や妊娠検査薬光る ⑦ < 零仁 > きよみ 東西 トミー takashi 里眠 陽太

20 春光やマーマレードと佳き妻と ⑤ < 里眠 > 東西 takashi 変亭 あきつ 茶呉

26 人は群れたがるかなしい蒲公英よ ④ < あきつ > 東西 トミー 里眠 茶呉

9 四月馬鹿やたらと長い麺啜る④ < あきつ > 三椒 里眠 ちぢみ 陽太

6 幸せの最後は春の泥団子 ③ < きよみ > 東西 トミー 変亭

18 法起寺を囲むイーゼル囀りぬ ③ < 三椒 > 零仁 takashi ちぢみ

29 枝先は闇に突つ込み花明り ③ < トミー > 三椒 零仁 takashi

36 露天風呂息吐き終えて弥生尽 ③ < 変亭 > 東西 零仁 トミー

10 断捨離でテレビを捨てる春の空 ③< きよみ > あきつ ちぢみ 陽太

5 見積の交渉終えて春の月 ② < 東西 > 三椒 きよみ

7 桜咲くわたしの骨は海へ撒け ② < 里眠 > きよみ 茶呉

11 思ふことありさうに春日傘持つ ② < トミー > 里眠 茶呉

25 茎ゆらす乗っ込み鮒の鮒の刻 ② < 変亭 > 零仁 トミー

3 花冷えやブルーシートの女子社員 ① < 三椒 > 里眠

13 偲び庵なみだの味の桜餅 ① < ちぢみ > きよみ

14 煮浸しの海を土筆の泳ぎけり ① < 零仁 > 変亭

15 四月馬鹿夫婦喧嘩も今日は別 ① < あきつ > 変亭

19 散る桜ブルースリーは殴る蹴る ① < 里眠 > 三椒

22 春愁や五万年後のサピエンス ① < ちぢみ > 三椒

24 春灯に影ひしめけり水晶玉 ① < トミー > 変亭

33 木瓜の花互いに老いて源平咲 ① < きよみ > 零仁

34 夕暮れは液状化せり春来たる ① < 零仁 > あきつ

30 地下鉄も鬢の香残る春の場所 < ちぢみ >陽太

1 一度きり出会う出会いの花いちご < takashi >

2 雲間の陽刺さりそこだけ山笑う < 変亭 >

4 大丈夫いつもの笑顔に穀雨 < 茶呉 >

8 春うららベンチに並ぶ老齢者 < 陽太 >

16 「元気ですか」乾いた声の彼岸かな < 陽太 >

17 春雨のつるつるつるんエースコック < 東西 >

21 さよならの声が後引く春霞 < 茶呉 >

23 たらちねの母の居場所の花時計 < takashi >

27 巣を後に校門の先山笑ふ < 東西 >

28 退職の友を送りて花の雨 < 茶呉 >

31 置き去りの延命地蔵花を待つ  < takashi >

32 風光るサマルカンドの青冴える < 陽太 >

35 この先はカオスの時代新社員 < 三椒 >

 

兼題:風

39 ほら君が動いた分だけ春の風 ④ < 零仁 > ちぢみ 三椒 里眠 トミー

40 ゆっくりと観音開き春の風 ④ < きよみ > 陽太 東西 トミー takashi

42 花びらの向かうところを風に聞く ④ < 北狐 > 陽太 きよみ トミー 変亭

43 風光る鋭利なものの混じりつつ ④ < あきつ > ちぢみ 茶呉 三椒 零仁

48 風光る 先生これは事件です! ④ < 里眠 > ちぢみ きよみ 東西 takashi

53 風追ふて風に追はれてシャボン玉  ④ < トミー > 零仁 東西 変亭 takashi

55 夜桜とハイド氏うふふ風匂ふ ③ < ちぢみ > あきつ 茶呉 里眠

38 ふらここの天辺に風失ひぬ ② < トミー > 三椒 里眠

47 春風が地球三周して遅刻 ② < 変亭 > 三椒 里眠

57 鳴きやめば風に流るる揚雲雀 ② < 三椒 > 零仁 北狐

59 春風や細胞分裂花筏 ② < 茶呉 > あきつ 陽太

60 風誘う切ってあげるわ凧の糸 ② < 変亭 > きよみ 零仁

45 透明のセロファンで包む春の風  ① < takashi > 茶呉

46 春風や痴呆老人の笑い声 ① < 茶呉 > 東西

52 春に逝く風の電報舞い散れり ① < 零仁 > 変亭

54 春の風電波時計も狂い気味 ① < きよみ > あきつ

56 春砂漠風がコロコロ転がって ① < 陽太 > トミー

58 春風の便り届かぬ待ちぼうけ ① < あきつ > 北狐

37 飛行機雲東風に平行移動かな < 三椒 >

41 黄泉からの銀河鉄道春疾風 < ちぢみ >

44 花びらを春の速度で風運ぶ < 東西 >

49 花見後スキップで切るピンクの風 < 東西 >

50 花吹雪スカートそよがせ舞い上がる < 北狐 >

51 花吹雪群れとなって風となる < 陽太 >

61 石山の石に散るらむ花の風 < 里眠 >

62 地球儀がくるくる来る日風車  < takashi >

 

兼題:鞄

66 鞄よりどんどん出てくる四月馬鹿 ④ < あきつ > ちぢみ 三椒 きよみ トミー

68 ランドセルはA4仕様春重し ④ < 三椒 > ちぢみ あきつ 茶呉 takashi

64 口あけて春の全部をカバかばん ③ < 変亭 > 東西 トミー takashi

84 ぴょんぴょんとかばんの列や桜坂 ③< 茶呉 > 里眠 東西 零仁

65 エコバック内緒の白い桜餅 ② < きよみ > 陽太 トミー

69 歌売りは鞄を開けて春いかが ② < 零仁 > 東西 takashi

70 花は葉に鞄の底の文ひとつ ② < トミー > 茶呉 三椒

72 春昼のおとこのかばんふらんすパン ② < takashi > あきつ きよみ

74 おみやげはリュックの底のつくしんぼ ② < ちぢみ > 変亭 北狐

82 いつのだろリュックのポッケに小梅ちゃん ② < きよみ > ちぢみ 北狐

83 俳句手帳いつも鞄に青き踏む ② < 三椒 > 里眠 零仁

85 青春の鞄もて乗る終列車 ② < 変亭 > 里眠 北狐

86 春愁を詰め込み鞄引きずる子 ② < あきつ > 茶呉 零仁

87 飛花落花ベンチに古き旅行鞄 ② < 里眠 > 三椒 零仁

67 中身見て鬼嫁現る春嵐 ① < 東西 > きよみ

71 道違え鞄引く手に春時雨 ① < 陽太 > 変亭

73 万札がつまりし鞄春の夢 ① < 北狐 > 陽太

76 花冷えのカバンの角に神の疵  ① < takashi > 陽太

79 初出勤玄関先の鞄かな ① < 陽太 > 変亭

80 桜下ヴィトンにコーチユニクロも ① < 東西 > あきつ

63 旅行鞄異次元空間移動装置 < 里眠 >

75 ああ春や持ち主は誰?黒鞄 < ちぢみ >

77 駅前の歌手の鞄花ひとひら < 北狐 >

78 ポシェットの駆ける背中へ飛花落花 < トミー >

81 畔に春診察鞄の西東 < 零仁 >

以上です。