第41回 俳人ホーム・ウェブ俳句会の披講です。 | 俳人ホーム

第41回 俳人ホーム・ウェブ俳句会の披講です。

第41回 俳人ホーム・ウェブ俳句会の披講です。
席題: <自由>を順不同の上、作者不明のまま、アップしました。

選句と選評(他人の選評に対する意見交換も)をよろしくお願いします。
選句数=4句~5句
選句と選評 8/10~16日

兼題:自由
1 おとこはとことんみんなはところてん  
2 炎天の鉄路の果てに牛の群れ
3 公園の緑萌ゆ木々夏日傘
4 向日葵や背中見せずに大笑い
5 空蝉やどこでもドアーくださいな
6 孤独死は孤独と限らず盆の月
7 乱戦の火ぶたを切るや蝉一声
8 三半規管狂いたる熱帯夜
9 脱皮しかけて息絶えた蝉をみる  
10 蟲鳴くや子はひつそりと眠りおり
11 木漏れ日の日矢滝壺の底揺らす
12 老鶯や旅人消ゆる霧ケ峰
13 天の川ここから先は綱渡り
14 新蕎麦や暖簾透かして中山道
15 切り花の咲かずに枯れる盂蘭盆会
16 ががんぽにすねかじられるれるられる  
17 ヒロシマと黒板に書き師は無言
18 鈍行のとなり町へと大夕焼
19 夏颯爽スポーツサイクル顔は爺
20 着せてみよ歯に衣着せぬ夏衣
21 炎昼やミズヲクダサイ声聞こゆ
22 茄子食べる?返事屁でする亭主変
23 駐車場プールの文字の水誘い
24 友の墓花手向けつつ法師蝉
25 三人目来て列となる炎天下
26 イタリアの蝉も負けじと大声量
27 星月夜言葉足らずな黒魔術
28 きづいたら透明である油照り
29 彼方より手を振る母や稲の花
30 遠青嶺滝の落差を登り来て
31 驟雨来る駆けるブラウスハ長調
32 老鶯の鳴いて時流の定まらず
33 まっ先に青のクレヨン夏を描く
34 二階にはおやじ肌脱図りごと
35 すだれ裏半袖半パン扇風機
36 痩猫の眼のらんらんと草いきれ

以上です。