第13回俳人ホーム・ウェブ俳句会の結果と作者発表 | 俳人ホーム

第13回俳人ホーム・ウェブ俳句会の結果と作者発表

第13回俳人ホーム・ウェブ俳句会の結果と作者発表
皆さんに選をしていただいた集計と作者発表をしました。
結果を見てのご感想をどしどしどうぞ。 < >は作者名

兼題:若葉
29 絵具ください天然の若葉色 ⑤ < ちぢみ > 三椒 柳葉魚 茶呉 トミー 長尺
13 豆腐よく冷えております若葉風 ④ < 聖鈴 > takashi 柳葉魚 茶呉 陽太
27 子規が投げ漱石が打つ若葉頃 ④ < takashi > 三椒 ちぢみ トミー 聖鈴
5 板塀に若葉こぼれる売り物件 ③ < 陽太 > 三椒 零仁 トミー
11 クスクスと笑いの積分樟若葉 ③ < 茶呉 > ちぢみ 陽太 長尺
33 裏表返す返すも若葉です ③ < 長尺 > ちぢみ 陽太 聖鈴
4 青臭くていい若葉のままがいい ② < ちぢみ > 北狐 聖鈴
6 カルピスは水玉模様若葉風 ② < 聖鈴 > takashi 零仁
17 地下道を抜けて見上げる若葉かな ② < 陽太 > 北狐 トミー
18 草若葉去年と同じ道だけど ② < 零仁 > 茶呉 長尺
21 白シャツのボタンをはずし若葉風 ② < 茶呉 > 北狐 聖鈴
25 若葉とは雨粒たちの休憩所 ② < 柳葉魚 > takashi 陽太
32 ふんわりとただやんわりとわかばかな ② < 茶呉 > takashi 柳葉魚
2 もこもこと山もこもこと若葉かな ① < 零仁 > 柳葉魚
9 噛んでみる苦さばかりの若葉哉 ① < トミー > 北狐
10 若葉食む坐禅一刻夢燦燦 ① < 長尺 > 茶呉
12 白きシャツ若葉のなかに溶け入れり ① < 北狐 > 長尺
15 風吹いて若葉の匂い香ジャズの街 ① < 零仁 > 三椒
19 川風に若葉が光る二軒茶屋 ① < 三椒 > 零仁
24 若葉殺到闇の森に逃げ込めり ① < 北狐 > ちぢみ
26 雨のあと又湧いてくる山若葉 ① < ちぢみ > 零仁
1 野放図に荒れた庭にも若葉あり < 茶呉 >
3 目に沁みし涙こぼるる若葉かな < 北狐 >
7 若葉から青葉に変はるアイライン < 三椒 >
8 町はずれホームランのような若葉あり < takashi >
14 摘まれゆく若葉伸ばして茶畑かな < 三椒 >
16 中年は食パンが好き若葉風 < 聖鈴 >
20 若葉萌えあふるる緑にたじろげり < 北狐 >
22 若葉繁る大樹の下でごろ寝かな < 北狐 >
23 缶を手に若葉の角(かど)まで旅をする < takashi >
28 柿若葉空白多き霊表板 < 三椒 >
30 駅員のいない駅舎に若葉風 < 柳葉魚 >
31 白球を追ってどこまで蔦若葉 < 零仁 >

兼題:餃子
39 初夏や餃子カリッと揚げるコツ ④ < 聖鈴 > takashi 柳葉魚 ちぢみ トミー
47 道草のついでに餃子立夏なり ④ < takashi > 北狐 陽太 長尺 聖鈴
61 離れない餃子剥がして春惜しむ ④ < 三椒 > takashi ちぢみ トミー 聖鈴
34 珉珉の餃子が好きで夏は来ぬ ③ < ちぢみ > takashi 零仁 陽太
49 水餃子キャベツたっぷり愉快な日 ③ < ちぢみ > 三椒 茶呉 聖鈴
54 風薫る喧嘩のあとの焼餃子 ③ < 茶呉 > 零仁 陽太 トミー
35 こどもの日餃子の数の競い合い ② < 茶呉 > 陽太 長尺
41 夏の子や餃子はひとり10個まで ② < 零仁 > takashi ちぢみ
50 うすものや緑の透ける羽餃子 ② < トミー > 三椒 零仁
51 水餃子掻つ込みて夏始まらす ② < 聖鈴 > ちぢみ トミー
55 雷鳴や餃子の皮は焦げついて ② < 陽太 > 北狐 零仁
60 餃子屋の灯りうれしき初夏の旅 ② < 零仁 > 北狐 三椒
62 餃子食む逞しき腕に夏日かな ② < 北狐 > 柳葉魚 茶呉
36 汗拭いビール泡立ちさあ餃子 ① < 北狐 > 柳葉魚
37 薫風や仮設テントの餃子喰ふ ① < 陽太 > 三椒
38 歳重ね餃子に胡瓜泣き上戸 ① < takashi > 茶呉
43 汗ぬぐい餃子追加二人前! ① < 柳葉魚 > 北狐
44 汗臭き男餃子三人前 ① < ちぢみ > 茶呉
45 サングラスとって餃子を食べてをり ① < 茶呉 > 聖鈴
46 五月には五月の餃子若麦酒 ① < 零仁 > 長尺
58 餃子屋の暖簾が揺れて立夏かな ① < 零仁 > 柳葉魚
40 ラー油たっぷりまずは餃子と生ビール < 三椒 >
42 一列に餃子は並ぶ新茶着く < 長尺 >
48 子どもの日4×10餃子焼く < 聖鈴 >
52 韮刻み餃子の準備夫唱婦随 < takashi >
53 飯店はホテルと訳す焼餃子 < 三椒 >
56 冷酒やにんにくしみる餃子かな < 北狐 >
57 ここいらで餃子の出番初幟 < 長尺 >
59 こりこりの餃子に麦酒こくこくと < 柳葉魚 >
63 ビールに餃子椎名の本を読みながら < 茶呉 >

兼題:自由
84 飛魚のわき腹くすぐり月は満つ ⑤ < 長尺 > 三椒 takashi 零仁 ちぢみ トミー
76 持て余す悩みありけり枇杷の種 ④ < 零仁 > 三椒 takashi ちぢみ トミー
81 風細く水溶性の夏木立 ④ < 茶呉 > takashi 柳葉魚 トミー 長尺
94 パラソルをくるくる回す十五歳 ③ < 北狐 > takashi 柳葉魚 聖鈴
95 はつなつの何時か誰かにあげる乳 ③ < 聖鈴 > 三椒 零仁 長尺
64 家中の戸を開け放ち五月入れ ② < 柳葉魚 > 北狐 陽太
65 躁も鬱も五月の兎の耳の中 ② < 零仁 > 柳葉魚 聖鈴
67 青梅成る己の高度保ちつつ ② < トミー > 三椒 柳葉魚
68 珈琲が濃くて深くて五月病 ② < 聖鈴 > 零仁 長尺
70 夕暮れの兄妹のようハナミズキ ② < takashi > 零仁 長尺
82 春の路地愚痴を聞きます七十円 ② < takashi > 零仁 陽太
96 「整列!」と言ってやったぜ葱畑 ② < 茶呉 > ちぢみ 陽太
99 想い出はぬっととびだす縞蜥蜴 ② < 零仁 > 茶呉 聖鈴
71 代田掻く喜怒哀楽を綯ひ交ぜに ① < 三椒 > 聖鈴
72 腹回りじっと見つめる蟇蛙 ① < 長尺 > 北狐
75 竹皮を脱ぎてうねりて天を突く ① < 三椒 > 茶呉
77 クールビズ鏡の前で腹凹め ① < 陽太 > 北狐
78 ガリバーの渡り来るかや虹の橋 ① < トミー > 北狐
79 水売りの声が聞こえる蚊帳の中 ① < 陽太 > 茶呉
80 蝙蝠の道案内で夕酒場 ① < 零仁 > ちぢみ
83 蛇苺毒なる母の笑顔かな ① < 零仁 > トミー
86 山笑う遠くに赤いトラクター ① < 茶呉 > 柳葉魚
92 夏初めレースのカーテン疲れてる ① < ちぢみ > 陽太
97 すつぴんを恥じらひトマト真赤なり ① < 聖鈴 > 茶呉
66 新緑のトンネル抜けて緑虫 < ちぢみ >
69 夕立や悠然と歩む男あり < 北狐 >
73 紋付きの子規が食ってる柏餅 < takashi >
74 少しだけ時間よ止まれ青柳 < 茶呉 >
85 テーブルのバナナの黒きバッグ置く < トミー >
87 香水の通り過ぎるや夏の宵 < 北狐 >
88 五月晴まぶたに空が入り込む < 聖鈴 >
89 言い訳にしどろもどろの五月かな < 陽太 >
90 絹団扇煽ぐ女の艶めかし < 北狐 >
91 空一面崩すがごとく驟雨来る < 柳葉魚 >
93 引き抜いて花束となるれんげ草 < 三椒 >
98 暮れの春ここは2丁目がらんどう < takashi >
100 青嵐とたんとたんとなるとたん < 三椒 >
以上です。