第三回 俳人ホーム・ウェブ俳句会の結果と作者発表
第三回 俳人ホーム・ウェブ俳句会の結果と作者発表
皆さんに選をしていただいた集計と作者発表をしました。
結果を見てのご感想をどうぞ。
<椅子> <>内は作者
16 母に椅子買うて五月は終わりけり < 零仁 > ⑤ たかし ちぢみ 茶呉 毒草丸 長尺
2 納屋の椅子の塵掃ひをり子の帰省 < 三椒 > ④ 聖鈴 北狐 毒草丸 長尺
22 籐椅子や身の丈ほどの自我通す < ちぢみ > ④ 柳葉魚 たかし 茶呉 長尺
4 椅子蹴って兄は戻らぬ薄暑かな < 毒草丸 > ③ たかし ちぢみ 三椒
8 夏めくやスカート広げて椅子隠れる < 北狐 > ③ たかし 零仁 三椒
10 子は産まず色白すぎて籐の椅子 < 毒草丸 > ③ 聖鈴 たかし 零仁
19 緑陰に椅子とりゲームのポルカかな < ちぢみ > ③ たかし 北狐 茶呉
11 全身を風吹き抜けぬ藤寝椅子 < 聖鈴 > ② ちぢみ 三椒
21 籐椅子の捨てられずある離れかな < 柳葉魚 > ② 零仁 毒草丸
1 パイプ椅子老婆傾く丸くなる < 零仁 > ① 柳葉魚
5 椅子出して 田植え眺むる 老母かな < 茶呉 > ① 柳葉魚
14 猫の毛のひとすぢ残る藤寝椅子 < 聖鈴 > ① 北狐
18 揺り椅子に老猫眠る黴の宿 < 長尺 > ① 聖鈴
3 椅子なくて立ち尽くしてる日は暮れる < 零仁 >
6 遠くより 青田の風が 椅子に舞う < 茶呉 >
7 夏の陣 椅子を求めて声枯らす < 柳葉魚 >
9 黒椅子を知ることもなし濁り鮒 < 長尺 >
12 短夜や 肘掛けはげたる 椅子ひとつ < 茶呉 >
13 地球には躑躅満開椅子一脚 < たかし >
15 梅雨入りや廃墟の家に椅子ひとつ < 北狐 >
17 野の隅のかなしい梅雨よ椅子並ぶ < たかし >
20 冷房の部屋に椅子の震えてる < 北狐 >
<傘>
30 傘なくて軽き身体のついりかな < 聖鈴 > ⑤ たかし 零仁 ちぢみ 三椒 毒草丸
38 梅雨晴間あちこち魔女の黒い傘 < ちぢみ > ④ たかし 零仁 三椒 長尺
25 パラソル差して娘の大人めく < 柳葉魚 > ③ たかし 北狐 茶呉
26 夏めくや傘からのぞくノンスリーブ < 北狐 > ③ 聖鈴 三椒 長尺
35 青蛙目を細めをり田植笠 < 長尺 > ③ 柳葉魚 零仁 茶呉
37 倒産の事務所に西日忘れ傘 < 柳葉魚 > ③ 聖鈴 茶呉 毒草丸
28 校庭を日傘来るわが母親の < 毒草丸 > ② 柳葉魚 北狐
31 傘の字の四人に入れてもらえぬか < 零仁 > ② 聖鈴 ちぢみ
40 麦の秋無人駅舎に傘一本 < ちぢみ > ② 毒草丸 長尺
24 その人の声美しき傘の影 < 長尺 > ① たかし
29 傘たむけ 戸惑いがちな 揚羽蝶 < 茶呉 > ① 北狐
34 傘盗られ帰れぬ理由拾いけり < 零仁 > ① たかし
39 梅雨入りや傘にすっぽり男の子 < 北狐 > ① 柳葉魚
41 病窓や母の日傘がやってくる < 三椒 > ① たかし
42 埋められる土管眺める日傘かな < 毒草丸 > ① ちぢみ
23 傘借りて恋が芽生える梅雨晴間 < 三椒 >
27 交差点 五色の傘や 梅雨に入る < 茶呉 >
32 傘開く男と女六月よ < 聖鈴 >
33 傘開く流れに抗う術もなく < 零仁 >
36 葬儀屋のCM流れ白い傘 < たかし >
43 夕虹や白き傘揺れ娘ゆく < 北狐 >
44 緑野の賃貸工場傘並ぶ < たかし >
45 老鶯の 声を合図に 傘をとじ < 茶呉 >
<自由>
58 打水や家紋は丸に抱き茗荷 < 柳葉魚 > ⑤ 零仁 茶呉 三椒 毒草丸 長尺
65 万緑や神に近づく古道ゆく < ちぢみ > ④ 柳葉魚 聖鈴 北狐 長尺
57 草いきれそこらに命充満す < 聖鈴 > ③ 三椒 毒草丸 長尺
52 手足から引きずり込まれてゆく昼寝 < 聖鈴 > ② 柳葉魚 三椒
53 新緑や女ばかりの形見分け < 毒草丸 > ② 零仁 茶呉
55 青梅がくすりと笑う路線バス < 長尺 > ② 零仁 毒草丸
59 鉄塔の足元ゆらす青田風 < 三椒 > ② 柳葉魚 たかし
46 お利口が頭揃える梅雨開けぬ < 零仁 > ① たかし
47 赤とんぼが選句してをり献句額 < 三椒 > ① 北狐
48 さくらんぼころころ笑ってかくれんぼ < 長尺 > ① たかし
49 ひょうたんの白い花弁と三時頃 < たかし > ① 茶呉
54 酔うた酔うたほなさいならと含羞の < 零仁 > ① 聖鈴
56 喪の家や太き胡瓜のぶら下がる < 三椒 > ① ちぢみ
61 梅雨空のブルーハーツのまっすぐの < 零仁 > ① 聖鈴
62 梅雨入りや居ない人の声がする < 北狐 > ① ちぢみ
63 麦秋や原節子いま何処 < 北狐 > ① ちぢみ
68 蝙蝠を吐き出す庇夕館 < 三椒 > ① 北狐
50 ブブゼラの耳鳴りもする梅雨ふかし < ちぢみ >
51 夏服の二人囁く一人なのに < 北狐 >
60 熱砂踏ム拷問ノ如熱砂踏ム < 聖鈴 >
64 父の日を母が倒れてなし崩し < 毒草丸 >
66 六月は綺麗な老後の人と寝る < たかし >
67 蓼を食む犬老いたるを知らぬ気に < 柳葉魚 >
以上です。では、コメントどしどしお願いします。
皆さんに選をしていただいた集計と作者発表をしました。
結果を見てのご感想をどうぞ。
<椅子> <>内は作者
16 母に椅子買うて五月は終わりけり < 零仁 > ⑤ たかし ちぢみ 茶呉 毒草丸 長尺
2 納屋の椅子の塵掃ひをり子の帰省 < 三椒 > ④ 聖鈴 北狐 毒草丸 長尺
22 籐椅子や身の丈ほどの自我通す < ちぢみ > ④ 柳葉魚 たかし 茶呉 長尺
4 椅子蹴って兄は戻らぬ薄暑かな < 毒草丸 > ③ たかし ちぢみ 三椒
8 夏めくやスカート広げて椅子隠れる < 北狐 > ③ たかし 零仁 三椒
10 子は産まず色白すぎて籐の椅子 < 毒草丸 > ③ 聖鈴 たかし 零仁
19 緑陰に椅子とりゲームのポルカかな < ちぢみ > ③ たかし 北狐 茶呉
11 全身を風吹き抜けぬ藤寝椅子 < 聖鈴 > ② ちぢみ 三椒
21 籐椅子の捨てられずある離れかな < 柳葉魚 > ② 零仁 毒草丸
1 パイプ椅子老婆傾く丸くなる < 零仁 > ① 柳葉魚
5 椅子出して 田植え眺むる 老母かな < 茶呉 > ① 柳葉魚
14 猫の毛のひとすぢ残る藤寝椅子 < 聖鈴 > ① 北狐
18 揺り椅子に老猫眠る黴の宿 < 長尺 > ① 聖鈴
3 椅子なくて立ち尽くしてる日は暮れる < 零仁 >
6 遠くより 青田の風が 椅子に舞う < 茶呉 >
7 夏の陣 椅子を求めて声枯らす < 柳葉魚 >
9 黒椅子を知ることもなし濁り鮒 < 長尺 >
12 短夜や 肘掛けはげたる 椅子ひとつ < 茶呉 >
13 地球には躑躅満開椅子一脚 < たかし >
15 梅雨入りや廃墟の家に椅子ひとつ < 北狐 >
17 野の隅のかなしい梅雨よ椅子並ぶ < たかし >
20 冷房の部屋に椅子の震えてる < 北狐 >
<傘>
30 傘なくて軽き身体のついりかな < 聖鈴 > ⑤ たかし 零仁 ちぢみ 三椒 毒草丸
38 梅雨晴間あちこち魔女の黒い傘 < ちぢみ > ④ たかし 零仁 三椒 長尺
25 パラソル差して娘の大人めく < 柳葉魚 > ③ たかし 北狐 茶呉
26 夏めくや傘からのぞくノンスリーブ < 北狐 > ③ 聖鈴 三椒 長尺
35 青蛙目を細めをり田植笠 < 長尺 > ③ 柳葉魚 零仁 茶呉
37 倒産の事務所に西日忘れ傘 < 柳葉魚 > ③ 聖鈴 茶呉 毒草丸
28 校庭を日傘来るわが母親の < 毒草丸 > ② 柳葉魚 北狐
31 傘の字の四人に入れてもらえぬか < 零仁 > ② 聖鈴 ちぢみ
40 麦の秋無人駅舎に傘一本 < ちぢみ > ② 毒草丸 長尺
24 その人の声美しき傘の影 < 長尺 > ① たかし
29 傘たむけ 戸惑いがちな 揚羽蝶 < 茶呉 > ① 北狐
34 傘盗られ帰れぬ理由拾いけり < 零仁 > ① たかし
39 梅雨入りや傘にすっぽり男の子 < 北狐 > ① 柳葉魚
41 病窓や母の日傘がやってくる < 三椒 > ① たかし
42 埋められる土管眺める日傘かな < 毒草丸 > ① ちぢみ
23 傘借りて恋が芽生える梅雨晴間 < 三椒 >
27 交差点 五色の傘や 梅雨に入る < 茶呉 >
32 傘開く男と女六月よ < 聖鈴 >
33 傘開く流れに抗う術もなく < 零仁 >
36 葬儀屋のCM流れ白い傘 < たかし >
43 夕虹や白き傘揺れ娘ゆく < 北狐 >
44 緑野の賃貸工場傘並ぶ < たかし >
45 老鶯の 声を合図に 傘をとじ < 茶呉 >
<自由>
58 打水や家紋は丸に抱き茗荷 < 柳葉魚 > ⑤ 零仁 茶呉 三椒 毒草丸 長尺
65 万緑や神に近づく古道ゆく < ちぢみ > ④ 柳葉魚 聖鈴 北狐 長尺
57 草いきれそこらに命充満す < 聖鈴 > ③ 三椒 毒草丸 長尺
52 手足から引きずり込まれてゆく昼寝 < 聖鈴 > ② 柳葉魚 三椒
53 新緑や女ばかりの形見分け < 毒草丸 > ② 零仁 茶呉
55 青梅がくすりと笑う路線バス < 長尺 > ② 零仁 毒草丸
59 鉄塔の足元ゆらす青田風 < 三椒 > ② 柳葉魚 たかし
46 お利口が頭揃える梅雨開けぬ < 零仁 > ① たかし
47 赤とんぼが選句してをり献句額 < 三椒 > ① 北狐
48 さくらんぼころころ笑ってかくれんぼ < 長尺 > ① たかし
49 ひょうたんの白い花弁と三時頃 < たかし > ① 茶呉
54 酔うた酔うたほなさいならと含羞の < 零仁 > ① 聖鈴
56 喪の家や太き胡瓜のぶら下がる < 三椒 > ① ちぢみ
61 梅雨空のブルーハーツのまっすぐの < 零仁 > ① 聖鈴
62 梅雨入りや居ない人の声がする < 北狐 > ① ちぢみ
63 麦秋や原節子いま何処 < 北狐 > ① ちぢみ
68 蝙蝠を吐き出す庇夕館 < 三椒 > ① 北狐
50 ブブゼラの耳鳴りもする梅雨ふかし < ちぢみ >
51 夏服の二人囁く一人なのに < 北狐 >
60 熱砂踏ム拷問ノ如熱砂踏ム < 聖鈴 >
64 父の日を母が倒れてなし崩し < 毒草丸 >
66 六月は綺麗な老後の人と寝る < たかし >
67 蓼を食む犬老いたるを知らぬ気に < 柳葉魚 >
以上です。では、コメントどしどしお願いします。