第二回 俳人ホーム・ウェブ俳句会の披講結果中間発表
第二回 俳人ホーム・ウェブ俳句会の披講結果中間発表
皆さんに選をしていただいた集計を発表します。
まだ選句されていない方は、選句、よろしくお願いします。
作者発表まで、あとしばらくご歓談を。
花
1 花びらの舞い込む部屋のおんなかな / 北狐:長尺:毒草丸
2 データとんで元の木阿弥花の暮 / 三椒
3 トンネルの遥か上まで山桜 /
4 ヒンズーの神に日々置く花飾り / 柳葉魚:たかし:茶呉
5 暗き森白き手のごと花落ちる /
6 粛々と飛花の果てにも道のある / 柳葉魚:零仁
7 花の歌外人たちが寝ころんで /
8 満開の花の日本を離陸かな / 毒草丸:茶呉
9 花びらよ溝に留まる末路かな / 北狐:毒草丸
10 満開や十年先のわれ思う /
11 花知らぬ花言葉にある憂ひかな /
12 花曇り幸薄き人爪を切る / 聖鈴:北狐:たかし
13 花冷えや白きジグソー崩れゆき /
14 沙汰届く花に夜あり朝あり / 陽太
15 赤き花食すれば血の滲む / 聖鈴:零仁
16 秘話と悲話アルハンブラは花の冷え /
17 花時の雨 昔の事を言う女 / 三椒
18 花冷えて闇の底の深きこと / 陽太:長尺:たかし
19 雨に打たれ首刎ねという牡丹かな /
20 木蓮の花大きくて家絶える / 柳葉魚:三椒:長尺:たかし:零仁
21 夜桜や地獄の底の蓋開いて / 陽太:聖鈴:茶呉
22 落花とまらぬ月夜に猫集う / たかし
ビール
23 落日と政局ばなしと発泡酒 / 茶呉
24 あの頃に春歌覚えたビール瓶 / 柳葉魚:零仁
25 その夜はアルハンブラといふビール /
26 缶ビール八紘一宇の塔の下 /
27 灼ける碑に缶ビール捧ぐグラウンドゼロ / 柳葉魚
28 ビールとは呼べぬ酒呑む缶潰す / たかし:聖鈴:三椒:北狐
29 ビール喉下り快哉の声上がる / 陽太
30 一瞬の快感 麦酒喉を行く /
31 甘美なり吉田日出子と缶ビール / 茶呉
32 ラベルにもこだわりの味あり瓶ビール / 北狐
33 血管が太くて青くて生ビール / たかし:陽太:長尺:零仁
34 生ビール飲み干す女の喉仏 / 零仁:毒草丸
35 先生が最初はビールといったじゃないか / たかし:三椒:長尺:零仁
36 本物のビール久々 客来たる / 聖鈴:三椒:北狐
37 夕焼けてビールの底に沈む街 / 三椒:毒草丸:茶呉
38 タパス旨し昼のビールは三ユーロ /
39 零れたる麦酒の泡を砂が吸う / 柳葉魚:聖鈴:長尺:毒草丸
40 黄金(きん)の週夢に漂い消え去りぬ /
41 黄金週間宝の地図を捏造す / 陽太:三椒
42 ゴールデンつかの間の祭かな /
43 黄金(きん)の週ひとり寂しき朝寝かな /
自由
44 春の陽やひとり客待つ美容室 / 茶呉
45 オリーブの若葉が続くアンダルシア / 陽太
46 だぶだぶの大阪暮らし春の雨 / 柳葉魚:聖鈴:零仁:茶呉
47 春光や藤川球児のなすがまま / 零仁
48 ため息に異国の匂ひ石鹸玉 / 陽太:聖鈴
49 とんぼりに流れついたり花筏 / 柳葉魚
50 ゆさゆさと献身的に春の午後 /
51 永き日や妻ベランダで二毛作 / 三椒:北狐:長尺
52 玉葱の天ぷら甘い春の過去 / 三椒:茶呉
53 玉葱を剥きて深海呼び覚ます / 三椒:長尺:たかし
54 骨が鳴る春雨に濡れてくくくくく /
55 春寒し立ち食い蕎麦に眼鏡曇る / 三椒:北狐
56 問い質す話も暑き大空港 / 柳葉魚
57 春愁や夢二のおんな猫を抱く / 聖鈴:長尺:零仁
58 春嵐 放置自転車なぎ倒し / 毒草丸
59 忘れ物エアーメールで届く春 /
60 新聞の一面も見ず猫の恋 / 毒草丸
61 長老はひょいと目ざとく土筆摘む / 三椒:北狐:毒草丸
62 沈丁花香り乱れてわれを抱く /
63 二度舐める大きな切手春よ来い / 陽太:たかし
64 亡き母の下駄の音する春の宵 / たかし
65 夕焼けを半身浴びて野猿ども /
以上です。
聖鈴(せいりん)さん、茶呉(ちゃくれ)さん。投句、ならびに選評、有難うございます。
これからもよろしくお願いします。
皆さんに選をしていただいた集計を発表します。
まだ選句されていない方は、選句、よろしくお願いします。
作者発表まで、あとしばらくご歓談を。
花
1 花びらの舞い込む部屋のおんなかな / 北狐:長尺:毒草丸
2 データとんで元の木阿弥花の暮 / 三椒
3 トンネルの遥か上まで山桜 /
4 ヒンズーの神に日々置く花飾り / 柳葉魚:たかし:茶呉
5 暗き森白き手のごと花落ちる /
6 粛々と飛花の果てにも道のある / 柳葉魚:零仁
7 花の歌外人たちが寝ころんで /
8 満開の花の日本を離陸かな / 毒草丸:茶呉
9 花びらよ溝に留まる末路かな / 北狐:毒草丸
10 満開や十年先のわれ思う /
11 花知らぬ花言葉にある憂ひかな /
12 花曇り幸薄き人爪を切る / 聖鈴:北狐:たかし
13 花冷えや白きジグソー崩れゆき /
14 沙汰届く花に夜あり朝あり / 陽太
15 赤き花食すれば血の滲む / 聖鈴:零仁
16 秘話と悲話アルハンブラは花の冷え /
17 花時の雨 昔の事を言う女 / 三椒
18 花冷えて闇の底の深きこと / 陽太:長尺:たかし
19 雨に打たれ首刎ねという牡丹かな /
20 木蓮の花大きくて家絶える / 柳葉魚:三椒:長尺:たかし:零仁
21 夜桜や地獄の底の蓋開いて / 陽太:聖鈴:茶呉
22 落花とまらぬ月夜に猫集う / たかし
ビール
23 落日と政局ばなしと発泡酒 / 茶呉
24 あの頃に春歌覚えたビール瓶 / 柳葉魚:零仁
25 その夜はアルハンブラといふビール /
26 缶ビール八紘一宇の塔の下 /
27 灼ける碑に缶ビール捧ぐグラウンドゼロ / 柳葉魚
28 ビールとは呼べぬ酒呑む缶潰す / たかし:聖鈴:三椒:北狐
29 ビール喉下り快哉の声上がる / 陽太
30 一瞬の快感 麦酒喉を行く /
31 甘美なり吉田日出子と缶ビール / 茶呉
32 ラベルにもこだわりの味あり瓶ビール / 北狐
33 血管が太くて青くて生ビール / たかし:陽太:長尺:零仁
34 生ビール飲み干す女の喉仏 / 零仁:毒草丸
35 先生が最初はビールといったじゃないか / たかし:三椒:長尺:零仁
36 本物のビール久々 客来たる / 聖鈴:三椒:北狐
37 夕焼けてビールの底に沈む街 / 三椒:毒草丸:茶呉
38 タパス旨し昼のビールは三ユーロ /
39 零れたる麦酒の泡を砂が吸う / 柳葉魚:聖鈴:長尺:毒草丸
40 黄金(きん)の週夢に漂い消え去りぬ /
41 黄金週間宝の地図を捏造す / 陽太:三椒
42 ゴールデンつかの間の祭かな /
43 黄金(きん)の週ひとり寂しき朝寝かな /
自由
44 春の陽やひとり客待つ美容室 / 茶呉
45 オリーブの若葉が続くアンダルシア / 陽太
46 だぶだぶの大阪暮らし春の雨 / 柳葉魚:聖鈴:零仁:茶呉
47 春光や藤川球児のなすがまま / 零仁
48 ため息に異国の匂ひ石鹸玉 / 陽太:聖鈴
49 とんぼりに流れついたり花筏 / 柳葉魚
50 ゆさゆさと献身的に春の午後 /
51 永き日や妻ベランダで二毛作 / 三椒:北狐:長尺
52 玉葱の天ぷら甘い春の過去 / 三椒:茶呉
53 玉葱を剥きて深海呼び覚ます / 三椒:長尺:たかし
54 骨が鳴る春雨に濡れてくくくくく /
55 春寒し立ち食い蕎麦に眼鏡曇る / 三椒:北狐
56 問い質す話も暑き大空港 / 柳葉魚
57 春愁や夢二のおんな猫を抱く / 聖鈴:長尺:零仁
58 春嵐 放置自転車なぎ倒し / 毒草丸
59 忘れ物エアーメールで届く春 /
60 新聞の一面も見ず猫の恋 / 毒草丸
61 長老はひょいと目ざとく土筆摘む / 三椒:北狐:毒草丸
62 沈丁花香り乱れてわれを抱く /
63 二度舐める大きな切手春よ来い / 陽太:たかし
64 亡き母の下駄の音する春の宵 / たかし
65 夕焼けを半身浴びて野猿ども /
以上です。
聖鈴(せいりん)さん、茶呉(ちゃくれ)さん。投句、ならびに選評、有難うございます。
これからもよろしくお願いします。