女性が輝くとは 上毛新聞 オピニオン21視点を執筆 | アジアンフードサロンJURIAN流コリアン・アジアン食卓
    おはようございます!

    この度は私の率直な考え方を群馬県上毛新聞の『オピニオン21』のコラムに執筆させていただきました。
    来年11月まで7回執筆する予定ですので、良かったらご覧ください。
    改めてこのような素晴らしい機会を与えてくださった行政はじめ、仲間のみんなにありがとうございます🙇‍♀️



    そして、料理、料理以外のライフワークにも変わらぬ応援をいつもありがとうございます🙇‍♀️

    無理なく、群馬に住んでる間は、今のようなスタイルで楽しんでいきたいと思います。

    引き続き暖かく見守って頂けると幸いです💕


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     2年前、夫の転勤で太田市に引っ越してきました。縁もゆかりもない新天地で途方に暮れた時期に、市主催の女性起業塾「おおたなでしこ未来塾」に出合い、すぐさま4期生として参加しました。そこで講師から熱い起業ストーリーを伺ったことは、何のために、だれのために事業を行うのかについて考えさせられるいい機会となりました。

     自分の根底には周りの女性たちにいい影響と元気を与えたいという思いがあったので、これまでやってきた料理を通じてそれらを表現したいと、料理教室の再開を決めました。

     料理教室に訪れる女性の中にはスキルや特技を持っているのに「転勤族だから」、「子どもたちがまだ小さいから」などの理由で自分自身の可能性を自ら制限しているように感じる方もいらっしゃいました。ところが一歩踏み込んで話してみると、日々子育てや介護などに追われて自分自身が満たされていない方が多いことにも気づきました。

     子どもや家族のために本当にやりたいことを我慢することは、いつか愚痴と不満を募らせ最終的に将来への不安につながります。女性がいきいきと輝くには少なくとも個人、家族、仕事の3本柱がバランスよく充実していることが必須だと思います。

     そこで昨年、なでしこ未来塾卒業生の仲間と「地域女性の一歩先を応援します」をコンセプトに、一般社団法人なでしこ未来塾(以下未来塾)を立ち上げました。

     今年も6月から「おおたなでしこ未来塾」の運営を市から委託され、メンターとして受講者を伴走支援しています。コロナ感染対策により初のオンライン開催だったにもかかわらず、14人の方が参加してくださいました。

     「ITは苦手」、「スキルの生かし方がわからない」など、さまざまな不安を抱えつつもまずはやってみようという思いで集まった女性たちが1人も離脱せず、全員立派な事業計画を作り上げ卒業することができました。

     受講中に開業届を出された方や卒業した翌月から副業として教室やサロンをオープンされた方もいます。開塾前のプレセミナーに参加したときの表情よりはるかに明るくいきいきとして卒業されていったことに驚きました。

     自分自身がやりたいことに向かって一歩踏み出したことで、自信と充実感が得られ、希望に満ちた世界へ進むことができるのです。当然、家族や周囲の方へも良い影響を与え、好循環が生まれます。女性が元気になると家族や職場を通じて社会全体が元気になると考えております。

     自分らしく生き生きと生きていく手段として起業が全てではないものの、自分自身の思いを大切にするという基本的な部分をサポートすることで世の中をより明るくすることができると信じています。



    なでしこ未来塾代表理事 桑原海鷹 太田市新井町

     【略歴】女性起業家育成を目指す同塾で2019年から現職。筑波大大学院修了後、研究職などを経て、15年にアジア料理教室を起業。中国遼寧省出身。01年に来日。








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