畝山智香子(うねやま ちかこ)さんの書いた食の安全の本を紹介します。食品添加物は本当に危険なのか? 天然モノはすべて安全なのか? ○○は身体によいらしい、××には発がん性がある…巷にあふれる食をめぐるさまざまな情報です。その情報の中から、信頼に足る情報を選び出す力(リテラシー)を育むことが求められています。危機感を煽ったり、いかにも根拠があるように誤解させたりして、判断を惑わすことなく、食の安全情報を読み解く力を、身に付けたいものです。そのためには、畝山智香子さんの書いた食の安全の本が役立つようです。

食の安全安心 A

写真の出典: ねんど130さんによるPhotoACからの写真

 

秘書
     秘書    

畝山智香子(うねやま ちかこ)さんの略歴は次のとおりです。

  • 宮城県生まれ。東北大学大学院薬学研究科博士課程前期2年の課程を修了。薬学博士。
  • 現在、国立医薬品食品衛生研究所安全情報部長。
  • 専門は薬理学、生化学。
  • 著書に『食品添加物はなぜ嫌われるのか』(化学同人)、『「健康食品」のことがよくわかる本』『「安全な食べ物」ってなんだろう』(いずれも日本評論社)などがあります。
本好きおじさん

 

  本好きおじさん

 畝山智香子さんの書いた食の安全に関する人気の5冊を紹介します。以下、内容を本ごとにまとめています。

 

 

 1冊目  

ほんとうの「食の安全」を考える―ゼロリスクという幻想 文庫

著者:畝山智香子 発売日:2021/12

 

ほんとうの「食の安全」を考える―ゼロリスクという幻想 (DOJIN文庫)

 

概要

 食品添加物は本当に危険? 天然モノはすべて安全? あふれる情報に振り回されないために。消費者として知っておきたい食品安全情報の読み方。
 食をめぐるさまざまな情報から、信頼に足るものをどう見分けるか。メチル水銀、トランス脂肪酸、メラミンなど、実際の事例を参照しながら、残留農薬の基準値の設定の仕方やその値の意味、発がん物質のリスク評価の方法などをくわしく解説。
食の安全情報を読み解くポイントをおさえる。

<目次>
 第1章 「基準値」はいかに決まるか
 第2章 発がん物質のリスクの大きさをどう考えるか
 第3章 食品のリスクアナリシスはどのようになされているか
 第4章 食品の有効性をどう評価するか
 終章 健康的な食生活を送るために―科学リテラシーを育む 

おすすめ点!

 食品安全情報を「正しく」読み解くために。本書は、2009年11月に刊行されたDOJIN選書を加筆・修正し文庫化したものです。

こんな方におすすめ!

 食品安全情報のことを正しく学びたい方へ!

 

▼Amazonでの詳細はこちら!

ほんとうの「食の安全」を考える―ゼロリスクという幻想 (DOJIN文庫)

▼楽天ブックスでの詳細はこちら!

ほんとうの「食の安全」を考える ゼロリスクという幻想 (DOJIN文庫) [ 畝山 智香子 ]

著者:畝山智香子 本の書式:文庫 定価:990円

 

 

 

 2冊目  

食品添加物はなぜ嫌われるのか: 食品情報を「正しく」読み解くリテラシー 単行本

著者:畝山智香子 発売日:2020/6

 

食品添加物はなぜ嫌われるのか: 食品情報を「正しく」読み解くリテラシー (DOJIN選書)

 

概要

 巷にあふれる食をめぐるさまざまな情報。○○は身体によいらしい、ダイエットには△△を摂るとよい、××には発がん性がある…。信頼に足る情報はどう見極めたらよいのか。さらに、グローバル化が進展する世界で、食の安全をめぐる問題も、自国だけの問題に留まらなくなっている。
 「すべての人に適切な情報を」届けるべく、世界の食品安全情報をサーベイし発信し続ける著者が、近年話題になったさまざまな問題を取り上げ、印象やイメージに惑わされることなく、科学的知見に基づいて適切に判断するためのポイントをわかりやすく解説する。
 根強く残る食品添加物悪玉論。食品安全委員会や厚生労働省からの食品添加物の安全性に関するメッセージは、圧倒的に劣勢です。
 フェイクニュース対策としてファクトチェックが推奨されます。本書はある面では、食品情報のファクトチェックの実践と言えるかもしれません。 

おすすめ点!

 ゼロリスク幻想を越えて改めて考える、ほんとうの「食の安全」。日本で独自に発展した食品表示制度の功罪も言及。

こんな方におすすめ!

 食品情報のことを正しく学びたい方へ!

 

▼Amazonでの詳細はこちら!

食品添加物はなぜ嫌われるのか: 食品情報を「正しく」読み解くリテラシー (DOJIN選書)

▼楽天ブックスでの詳細はこちら!

食品添加物はなぜ嫌われるのか 食品情報を「正しく」読み解くリテラシー (DOJIN選書) [ 畝山 智香子 ]

著者:畝山智香子 本の書式:単行本(ソフトカバー) 定価:2,090円

 

 

 

 3冊目  

安全な食べもの」ってなんだろう? 放射線と食品のリスクを考える 単行本

著者:畝山智香子 発売日:2011/10

 

「安全な食べもの」ってなんだろう? 放射線と食品のリスクを考える

 

概要

 「ただちに健康に影響があるわけではない」は正しい。リスクを無視した、怖がらせ、センセーショナルに感情に訴え騒ぎ立てる手法に異議あり。
 長年、発がん物質の研究を続けてきた著者が、食品中の「ヒ素、ダイオキシン、アクリルアミド、アフラトキシンなど」と放射線の発がんリスクを比較し、「ものさし」としての使い方を伝える。
 食品の安全性や放射線影響に不安を感じている人にとって、不安を解消する一冊。 

おすすめ点!

 ちまたにあふれるさまざまな食の情報を、リスクの目で科学的に整理して伝える。関心の高い、放射線の影響についても正しく紹介。

こんな方におすすめ!

 放射線と食品のリスクのことを正しく学びたい方へ!

 

▼Amazonでの詳細はこちら!

「安全な食べもの」ってなんだろう? 放射線と食品のリスクを考える

▼楽天ブックスでの詳細はこちら!

「安全な食べもの」ってなんだろう? 放射線と食品のリスクを考える [ 畝山智香子 ]

著者:畝山智香子 本の書式:単行本(ソフトカバー) 定価:1,760円

 

 

 

 4冊目  

 「健康食品」のことがよくわかる本 単行本 

著者:畝山智香子 発売日:2021/2

 

「健康食品」のことがよくわかる本

 

概要

 スーパーフード、栄養補助食品、健康補助食品、栄養調整食品、…―これらはいずれも、きちんとした定義がありません。こうした巷に氾濫する、いわゆる「健康食品」とは何でしょう。
 本書では、私たちが身体に取り入れる、医薬品、食品、健康食品、それぞれについて、ていねいに見ていきます。そして、どういう思惑で健康食品が店頭に並んでいるのか、健康食品の正体を明らかにしていきます。
 本書では、効果がはっきりしている医薬品と対比させ、ウコンやアマメシバなどによる健康被害の事例も取り上げながら、健康食品の正体を明らかにしていきます。 

おすすめ点!

 従来の特定保健用食品(トクホ)と異なる機能性表示食品が登場した。巷に氾濫する「いわゆる健康食品」とともに、その真実を暴く。

こんな方におすすめ!

 「健康食品」のことを正しく学びたい方へ!

 

▼Amazonでの詳細はこちら!

「健康食品」のことがよくわかる本

▼楽天ブックスでの詳細はこちら!

「健康食品」のことがよくわかる本 [ 畝山智香子 ]

著者:畝山智香子 本の書式:単行本 定価:1,760円

 

 

 

 5冊目  

「健康食品・サプリメント 知りたいことガイドブック: Q&Aでわかる正しい知識と選び方」 単行本

編集:一般財団法人医療経済研究・社会保険福祉協会 著者:畝山智香子、大野智、千葉一敏 発売日:2021/4

 

健康食品・サプリメント 知りたいことガイドブック: Q&Aでわかる正しい知識と選び方

 

概要

 「健康食品の効き目に科学的根拠ってあるの?」「サプリメントは何種類飲んでも大丈夫?」など、健康食品やサプリメントについての気になる疑問を第一線で活躍する専門家が解説。
 目次 Q&A32項目と4つのコラムで構成

【項目例】
・健康食品って何なの?
・すべての食品には機能性がある?
・健康食品は食品だから安全?
・健康食品とサプリメントは何が違う?
・健康食品は、飲んでからどれくらいの期間で効果がでるの?
・高価なサプリメントの方が効き目が高い?
【コラム】
・「健康食品」のまえに「食品」は安全なのか
・信頼できる情報とは
・食品の安全性にとって食品添加物や農薬が問題なのか
・食の安全はみんなの仕事 

おすすめ点!

 健康被害にあわないための、正しい知識や付き合い方やがわかる。

こんな方におすすめ!

 Q&A形式で健康食品・サプリメントのことを知りたい方へ!

 

▼Amazonでの詳細はこちら!

健康食品・サプリメント 知りたいことガイドブック: Q&Aでわかる正しい知識と選び方

▼楽天ブックスでの詳細はこちら!

健康食品・サプリメント 知りたいことガイドブック Q&Aでわかる正しい知識と選び方 [ 一般財団法人医療経済研究・社会保険福祉協会 ]

著者:畝山智香子、大野智、千葉一敏 本の書式:単行本 定価:2,420円

花の帯

本好きおじさん
 
  本好きおじさん

 食品には常に危険性が付きまとっていて、そのリスクを軽減することが食の安全につながります。リスクゼロを目指すことは幻想です。健康にいい食品だからといった偏った摂取も、いいことはないでしょう。センセーショナルに食の安全の問題を取り上げた本にも人気がありますが、畝山智香子さんの本はそれらと少し異なります。とりわけ、食品添加物を全て悪玉とするような意見とはかかけ離れています。

 今回は、畝山智香子さんの書いた食の安全に関する5冊を紹介しました。もし、自分に合った本があったら、手に取ってみてください。本好きおじさんからの紹介コーナーでした。じゃあまた!

 

 

その他のおすすめ本

 

畝山智香子他

食品安全担当者がリスク分析の理解を深め、より適切に利用できるよう、リスク分析を行う際の必須の背景情報や実務上のガイドライン等を収載。

 

 

畝山智香子他

本書では、各分野の専門家たちが育児・医学・食・教育などの分野にわたり、世に流布するデマを論理的に糺し、正しい知識を提供します。

 

 

 

これだけ守ればあらゆる病気を防いで、いつまでも老けない体を保つことができる。最新研究と臨床データから導き出した、今日からできる若返りの食事術を大公開!

 

 

 

。どんな添加物がどの食品にどれほど使われているか、想像することさえできないのが現状です。本書は、そんな「裏側」を告発するはじめての本だと思います。

 

 

 

食品のウソを指摘しつつ、本当に良い商品の選び方、お金をかけずに安全でおいしい食事をするための方法など、「汚染食品から身を守る方法」をお伝えする1冊。

 

 

 

環境をつくり変えて、発達障害・無添加はナチュラルで安全?添加物を摂るとがんになる?添加物のホントの話。

 

 

 

 

最後のお礼

 

下のバーナー↓をクリックしてくださると更新の励みになります♪

にほんブログ村 シニア日記ブログ 60歳代へ         にほんブログ村 本ブログ おすすめ本へ

にほんブログ村      にほんブログ村

 

PVアクセスランキング にほんブログ村

 

ブログ全体の目次やキャラクター紹介などはこちらから↓をクリックください♪