村田沙耶香(むらた さやか)さんの書いたおすすめ本を紹介します。村田沙耶香さんは、2016年「コンビニ人間」で芥川賞を受賞して、注目度が上がったと思うのですが、ミリオンセラーとなったこの本は、30カ国で翻訳出版されているようです。彼氏なしでコンビニエンスストアのアルバイト歴18年目の主人公の生き方を通じて「普通」とは何かを問う作品です。村田さんは小説と向き合うために、コンビニエンスストアでアルバイトをしていたこともあるそうです。

 

奇妙な生き物のイラスト
イラスト出典:ホルヘルイスさんによるイラストACからのイラスト

 (村田沙耶香の作品とは関係ありません)

 

秘書
     秘書    

村田沙耶香(むらた さやか)さんの略歴は次のとおりです。

  • 小説家、エッセイスト。
  • 1979年、千葉県生まれ。
  • 玉川大学文学部芸術学科芸術文化コース卒業。小説と向き合うためにコンビニエンスストアでアルバイトをしていた。
  • 2003(平成15)年「授乳」で群像新人文学賞(小説部門・優秀作)受賞。2009年『ギンイロノウタ』で野間文芸新人賞、2013年『しろいろの街の、その骨の体温の』で三島賞、2016年「コンビニ人間」で芥川賞受賞。
  • 作品に『マウス』『星が吸う水』『ハコブネ』『タダイマトビラ』『しろいろの街の、その骨の体温の』『きれいなシワの作り方~淑女の思春期』『殺人出産』『』『消滅世界』『コンビニ人間』『地球星人』『となりの脳世界 』『私が食べた本』『生命式』『変半身(かわりみ) 』『丸の内魔法少女ミラクリーナ』など多数あります。
本好きおじさん

 

  本好きおじさん

 村田沙耶香さんの書いた人気のおすすめ本6冊を紹介します。以下、内容を本ごとにまとめています。

 

 

 1冊目  

 丸の内魔法少女ミラクリーナ 単行本 

著者:村田沙耶香 発売日:2020/2

 

丸の内魔法少女ミラクリーナ (角川書店単行本)

 

概要

 36歳のOL・茅ヶ崎リナは、オフィスで降りかかってくる無理難題も、何のその。魔法のコンパクトで「魔法少女ミラクリーナ」に“変身”し、日々を乗り切っている。
 だがひょんなことから、親友の恋人であるモラハラ男と魔法少女ごっこをするはめになり…ポップな出だしが一転、強烈な皮肉とパンチの効いた結末を迎える表題作。
 表題作ほか、初恋を忘れられない大学生が、初恋の相手を期間限定で監禁する「秘密の花園」など、さまざまな“世界”との向き合い方を描く、衝撃の4篇。

おすすめ点!

 「丸の内魔法少女ミラクリーナ」「秘密の花園」「無性教室」「変容」の4篇からなるさまざまな世界との対峙の仕方を描く、衝撃の短編集!

こんな方におすすめ!

 村田沙耶香ワールドの神髄を堪能できる短編集を読みたい方へ!

 

▼Amazonでの詳細はこちら!

丸の内魔法少女ミラクリーナ (角川書店単行本)

▼楽天ブックスでの詳細はこちら!

丸の内魔法少女ミラクリーナ(1) [ 村田 沙耶香 ]

著者:村田沙耶香 本の書式:単行本 定価:1,760円

 

 

 

 2冊目  

 変半身(かわりみ)  単行本 

著者:村田沙耶香 発売日:2019/11

 

変半身(かわりみ) (単行本)

 

概要

 人類は変態する、ニンゲンを脱ぎ捨てろ。ポピ原人、ポーポー様、秘祭モドリ、海のもんと山のもん、エロコミ天国、遺伝子退行手術etc.歴史は書き換えられ、世界は塗り替えられ、魂は入れ替えられていく―
 演劇界の鬼才・松井周と練り上げた千久世島ワールドを舞台に、村田沙耶香が圧倒的イマジネーションで紡ぐ新たな人類のための異形の“創世記”ここに誕生!
 早稲田文学増刊女性号」で話題の中編「満潮」を併録。

おすすめ点!

 その島はすべてを狂わせるーー。演劇界の鬼才と練り上げた世界観を基に、人間が変わり世界が変わりゆく悪夢的現実の圧倒的甘美さを描いた著者の新境地!

こんな方におすすめ!

 著者の新境地のSFホラー小説を読みたい方へ!

 

▼Amazonでの詳細はこちら!

変半身(かわりみ) (単行本)

▼楽天ブックスでの詳細はこちら!

変半身(かわりみ) [ 村田 沙耶香 ]

著者:村田沙耶香 本の書式:単行本 定価:1,485円

 

 

 

 3冊目  

 生命式 単行本 

著者:村田沙耶香 発売日:2019/10

 

生命式

 

概要

 死んだ人間を食べる新たな葬式を描く表題作のほか、著者自身がセレクトした脳そのものを揺さぶる12篇。
目次
生命式/素敵な素材/素晴らしい食卓/夏の夜の口付け/二人家族/大きな星の時間/ポチ/魔法のからだ/かぜのこいびと/パズル/街を食べる/孵化

おすすめ点!

 文学史上、最も危険な短編集

こんな方におすすめ!

 脳そのものを揺さぶる危険な短編集を読みたい方へ!

 

▼Amazonでの詳細はこちら!

生命式

▼楽天ブックスでの詳細はこちら!

生命式 [ 村田 沙耶香 ]

著者:村田沙耶香 本の書式:単行本 定価:1,815円

 

 

 

 4冊目  

 私が食べた本 単行本 

著者:村田沙耶香 発売日:2018/12

 

私が食べた本

 

概要

 デビューから現在まで各紙誌に書いてきた書評や文庫の解説を一冊にまとめた決定版。
幼い頃好きだった本や小説を書くきっかけになった本、尊敬する作家の大切な作品について丁寧に書く。
 また、芥川賞を受賞した際の思いなど、本や自著にまつわるエッセイも収録。
目次
本について(剥製の感触ー『バンビの剥製』鈴木清剛/いびつに変化する嫉妬ー『星へ落ちる』金原ひとみ/夏の夜の感触ー『夏の夜の夢』岡本かの子/甘くない現実、甘くない少女ー『少女怪談』藤野千夜 ほか)/書く、読む、自著について(空想から明朝体、小説へ/柔らかいためのお守り/女子だけの思春期の欠片/微熱の記憶がある街で ほか)

おすすめ点!

 デビューから15年、芥川賞作家が書き続けた「本」にまつわるエッセイを一冊にまとめた、初の書評集。

こんな方におすすめ!

 「本」や自著にまつわるエッセイを読みたい方へ!

 

▼Amazonでの詳細はこちら!

私が食べた本

▼楽天ブックスでの詳細はこちら!

私が食べた本 [ 村田沙耶香 ]

著者:村田沙耶香 本の書式:単行本 定価:1,540円

 

 

 

 5冊目  

 となりの脳世界 単行本 

著者:村田沙耶香 発売日:2018/10

 

となりの脳世界

 

概要

 デビューから現在まで各紙誌に書いてきたエッセイを一冊にまとめた決定版。
 小さな頃の思い出から、影響を受けた本や音楽、旅先での出来事、今まで気づかなかった勘違いに、コンビニバイトのこと。
 Twitterで話題の『「走らせている人」たち』も収録!
目次
小さい頃について(スーパーの蜃気楼/宙返りの終焉 ほか)/日常について(歌舞伎町の店員/四度目の出会い ほか)/好きなことについて(文庫本が並ぶ本屋の想い出/安らかな爆破 ほか)/散歩、旅することについて(ダイアログ・イン・ザ・ダーク/港区芝公園界隈 ほか)

おすすめ点!

 読み終えた後、目の前の世界が変わる。芥川賞作家が書き続けてきた日常と想像のあれこれ。デビューから15年、初の決定版エッセイ集。

こんな方におすすめ!

 日常と想像のあれこれの決定版エッセイ集を読みたい方へ!

 

▼Amazonでの詳細はこちら!

となりの脳世界

▼楽天ブックスでの詳細はこちら!

となりの脳世界 [ 村田沙耶香 ]

著者:村田沙耶香 本の書式:単行本 定価:1,540円

 

 

 

 6冊目  

 地球星人 単行本 

著者:村田沙耶香 発売日:2018/8

 

地球星人

 

概要

 私はいつまで生き延びればいいのだろう。いつか、生き延びなくても生きていられるようになるのだろうか。
 地球では、若い女は恋愛をしてセックスをするべきで、恋ができない人間は、恋に近い行為をやらされるシステムになっている。地球星人が、繁殖するためにこの仕組みを作りあげたのだろう―。
 常識を破壊する衝撃のラスト。村田沙耶香ワールド炸裂!

おすすめ点!

 『コンビニ人間』をはるかに超えた、驚愕の芥川賞受賞後第一作。なにがあってもいきのびること。恋人と誓った魔法少女は、世界 = 人間工場と対峙する。

こんな方におすすめ!

 衝撃のラストにあなたの常識が破壊される小説を読みたい方へ!

 

▼Amazonでの詳細はこちら!

地球星人

▼楽天ブックスでの詳細はこちら!

地球星人 [ 村田 沙耶香 ]

著者:村田沙耶香 本の書式:単行本 定価:1,760円

花の帯

本好きおじさん
 
  本好きおじさん

 村田沙耶香さんは本と編集の総合企業「SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS」のインタビューの中で、「読者にメッセージを送ろうという意識で書かれているのですか?」に聞かれ、

それは、あんまりなくて。小説は、書いている間は自分と主人公と小説の神様の世界で、書き終えたら読者のものだと思っていて。だから、書いている間はそんなに読者のことは考えていないというか……。
私の小説って書き終えるとすごくメッセージ性がある感じになっているんですが、自分では「自由に読んでほしい」と思って書いています。私自身が、自由に読める小説のほうが好きで、読んだときに「この小説は自分のものだ」って思いたいんですよね。すごく好きな小説だと、そこに「作者がいる」ということが嫌で……だって、その大好きな小説を書いた作者がすごく嫌な人だったら、なんか嫌じゃないですか(笑)。だから、私の小説も書き終えたら読者のもの。「自分の小説」と思って読んでほしいと思っています。(2019年1月)

と語っています。ゴールを決めなくて、おおまかな設定の中で、自分を追い詰める言葉が探し出すようにして物語をつくられているようです

 今回は、村田沙耶香さんが書いたおすすめ本を紹介しました。もし、自分に合った本があったら、手に取ってみてください。本好きおじさんからの紹介コーナーでした。じゃあまた!

 

 

▼書評を楽しむための専用サイ「BOOK JAPAN」のインタビュー

 

 

その他のおすすめ本

 

 

古倉恵子、コンビニバイト歴18年。ある日婚活目的の新入り男性・白羽がやってきて…。現代の実存を軽やかに問う第155回芥川賞受賞作。

 

 

性行為も家族も、世界から消える……日本の未来を予言と話題騒然! 芥川賞作家の集大成ともいうべき圧倒的衝撃作。

 

 

 

「大人の思春期病」をテーマに、大好きな女友達とおしゃべりするように書きとめたエッセイ。

 

 

 

昨日の常識は、ある日、突然変化する。表題作他三篇。人は人生で4度、殺意を覚える--。著者の最大の衝撃作はコレだ!-

 

 

楽天ブックス(新品の送料は無料、中古もあり)で村田沙耶香さんが書いた本のご購入をお考えの方は、下のわたしのROOMのロゴをクリックしてください!今回、紹介した本を一覧できます!

myroomロゴ

 

最後のお礼

 

下のバーナー↓をクリックしてくださると更新の励みになります♪

にほんブログ村 シニア日記ブログ 60歳代へ         にほんブログ村 本ブログ おすすめ本へ

にほんブログ村      にほんブログ村

 

PVアクセスランキング にほんブログ村

 

ブログ全体の目次やキャラクター紹介などはこちらから↓をクリックください♪