2024/01/29 ヒヤシンスの鉢植え | 野の草

野の草

日々、楽しいことや悲しいこともあるけれど、

自然は変わらず、その季節になると同じように花が咲く

季節を感じながら

その時の自分のきもちも感じたいと思う

去年は丸一年、姉の家には遊びに行けずだったけれど
久しぶりに行ってゆっくりさせてもらいお陰で気分転換になった

姉の家までの中間位の所で苺大福を買って、車を走らせた時にハッ!と思い出す

このハッ!は数日前も歯医者さんの駐車場の感じ
突然思い出すのだ

すき焼き用の野菜を切ってパックに入れて、豆腐、糸こん、麩、割下も入れてたのに…
肝心なお肉…忘れた…
冷凍室に入れたままやった

姉に電話して家に取りに戻った
何でや…半分も来てるのに〜
約束してた時間から1時間遅れた

義兄は何度も外を見てくれてたらしく、家に取りに帰ってくれてるからまだやよ〜と姉が言っても
わざわざ下まで降りてきてくれてたようだ
一昨年は姉の家によく行ったけど、その時もいつも外を見て待っていてくれていた

そんな気持ちが嬉しかった

姉もちらし寿司を沢山作ってくれていて、
ぜんざいも煮てくれていた


皆でお鍋をして、想い出話に花が咲く
私が20歳だったから、もう47年も前の事だけど
ほんま、つい最近みたいやのになぁ
義兄も今年で77歳
歳だけ知らん間に取ったなぁ…と話す

義兄も落ち着いている分、姉も穏やかで
皆で楽しく話しをした

昔の事はちゃんと覚えてるのやけど、ついさっきの事を忘れると言う
部屋のあちらこちらに義兄に分かるように貼り紙がしてあった
薬も飲み忘れるから、一ヶ月分のポケットの薬入れを壁にかけて…

姉も試行錯誤しながらやってきてるのやなぁ
でも二年前より、去年、今年と…その病気に対して、どう対処したらいいか努力してきたのか
姉も頑張ってるのやなぁと感じた

それで、前よりも穏やかに過ごせている事を見て私も嬉しかった

姉はこの一年、気分転換に少しずつ編物をして完成した炬燵カバー
彩りをAちゃんに聞いて、そのアドバイスを伝えて
良い感じに出来上がっていた


りゅうの話しにもなった
遊びに行ったら、いつも側にいてくれて
トイレに立ったら付いてきて、ドアの前で待ってくれていたと
姉も涙声になって、りゅうはいつも癒やしてくれた可愛い子やった…と

りゅう君にお花を…と言ってくれて、夜に二人でホームセンターへ行った
私がずっと残る花がいいと言って、ヒヤシンスの鉢植えにしてもらった

薄いピンクのヒヤシンスが開く頃には
部屋中に甘い優しい香りが漂うだろう


姉のそんな気持ちが嬉しかった

りゅうはその存在が皆を癒やしてくれていたのだ
悲しみはりゅうへの感謝の気持ちに変わっていく

ゆっくりさせてもらって、夜中3時頃に車を走らせて帰ってきて
お陰で気分転換ができた一日を過ごせた