金木犀の香りが漂う季節になりました。
今年は少し、咲き始めが早いでしょうか。
千葉 鎌取校 堀口千澄です。
今週は敬老の日
明日21日は、中秋の名月
お彼岸と続き
忙しい1週間になりそうです。
中秋の名月と聞いて
一番に思い浮かぶ植物はススキでしょうか？
全国各地、どこの地域でも見かける
ススキは
月の神様の依り代とされており
鋭い切り口は
魔よけになるとも
考えられていることから
悪霊や災いなどから収穫物を守り
翌年の豊作を願う意味が
込められており
十五夜には
なくてはならない存在なのです。
鋭い葉は水揚げが悪く
すぐに乾燥してしまうので
馬油などを葉の表面に塗ってあげると
つやつやと持ちがよくなります。
一番は朝露の残る早朝に摘み取り
新聞紙に包んで水揚げしてあげると
葉が乾燥することなく
瑞久しく保つことができます。
神様の依り代とされるススキです。
できるだけ美しく保てるように
人手間かけて飾ることで
依り代に相応しい供え花に。
毎年、壺にバサッと飾るススキですが
今年はススキと相性抜群の
萩やエノコロソウなどの雑草を
たくさん摘み取り
シュトラウス(花束)にしてみました。
ちょっと地味で華やかさに欠けますが
秋の雑草は暑い夏を乗り越え成長し
力強く、生き生きとしているので
ススキと合わせて
十五夜にはピッタリな存在だなと思います。
そして
秋の実りに感謝して供えるお供えは
後に下げていただくことで
神様との結びつきが
強くなるといわれています。
お供えのサツマイモに南瓜や栗は
プリンやケーキなどに形を変えて
大切にいただきたいと思います。
秋の実りに感謝です！
さて、明日のお天気はどうでしょうか？
あとは、お団子を用意して
お月様が姿を現してくれるのを
心穏やかに
待ちたいと思います。
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