サロンを退社した時に希望する資金
がなかったので、実家に戻りビザの
申請などの準備をしたり、働いてお
金を貯めることにしました。
滋賀県には大きな企業の工場が多数
あり、その中で実家から近いという
理由でCanonの工場で期間社員とし
て三ヶ月間働きました。
プリンターを作るラインでの作業で
したが、接客業とは正反対にあると
思える仕事で、新鮮さと今後続けて
いく美容業にプラスになる期間でし
た。
退社から半年経って準備が整ったの
でシドニーに飛び立ちました。
オーストラリアでは、オーストラリ
ア人とシェア(同居)しながら美容
師の仕事だけでなく、レストランパ
ブでの皿洗いの仕事をしながら現地
の人達と交流し、また海などの自然
で遊び、有意義な時間を過ごしまし
た。
日本を離れて異文化の中で生活して
いるなかで、自分の中で「新しいこ
とへチャレンジしよう！」、という
気持ちが芽生えました。
美容師を続けるのではなく、ヘアメ
イクアーティストになって撮影の仕
事をしてみたいという思いが強くな
りました。
ヘアーの技術は美容師の修行のなか
で基礎は出来ていたので、自分に足
りないメイクを学ぶことを決意して
日本に帰国する事にしました。
続く
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