こんにちは。
最近の暑い日々で、汗はかくし、肌はベトつくし、おまけに夕方近くになると自分の体臭が気になってきたりして。。。って、気持ちが凹むことってありませんか?
毎日ではなくとも、そういえば、あの時とかって記憶があるんじゃないでしょうか。
自分が嫌になり、周りに人が居ないようにって気を揉んだりしますよね。
もしくは、混雑した人混みの中で鼻をつくニオイに見舞われたこととかありますよね。
いずれも、ブルーな気持ちになって嫌な時間を過ごす羽目になったりして落ち込みますね。
このニオイは人からも自分からも放たれていて、ニオイの元となる原因もあります。
汗が脂と混じり時間経過とともにニオってくることが主な原因です。
汗は体を洗浄すると落ちますが、脂は、簡単には落ちません。
いくら洗ってもニオイが収まらないって時は、毛穴汚れを疑いましょう。
大体、脂が絡んだ原因が主です。
毛穴の中は毛包という袋状になっています。
この袋状の中に毛根があって、そこの毛母細胞がケラチン化して、髪となって伸びていき、頭皮表面に出てさらに伸びていきます。
これが、髪の成長の原理です。
今日は皮脂をクローズアップしていますので、その話を軸にします。
この毛包内部の毛包壁と髪の間には少し隙間があり、ここに皮脂と呼ばれる”脂”が存在しています。
この脂は、毛包内壁にある皮脂線という脂製造器官から出続けています。
皮膚表面の保湿、保護は、これによってなされています。
人間の皮膚にとって脂はなくてはならないものです。
が、多過ぎても少な過ぎてもダメです。
多過ぎると、脂漏性皮膚炎を、少な過ぎると乾燥性皮膚炎を引き起こすリスクが高まります。
毛包内部に脂が留まってもダメです。
代謝が悪くなるだけではなく、常在菌や外部からの汚れなどが混ざって、空気により硬くなっていきます。
これを過酸化脂質と呼び、これは なかなかの曲者で、毛穴洗浄の大敵となり、皮膚、および 頭皮環境を劣悪に導きます。
いわゆる毛穴詰まりと呼ばれるのがコレです。
過酸化脂質の除去はコツと労力が要る 根気勝負な作業が必要になってきます。
この過酸化脂質、髪のない毛穴にもギッシリ詰まっていたりして時には毛包炎を招いたり、汗腺詰まりに影響したりすると膿疱の起因になったりもする厄介物です。
汗は流すことによって大まか解消する、しかし、皮脂汚れは簡単に落とせない。
ではどういうお手入れが必要か?
脂汚れには脂汚れを落とす洗浄法を用いることがベストです。
具体的には、界面活性剤を使います。
簡単にいうところの石鹸、シャンプーの類いです。
界面活性剤とは、水とアブラの仲立ちをするものです。
手や顔、頭部、そして体を洗う時に泡が立つものが界面活性剤だと思ってもらって結構です。
界面活性剤については、また次回以降クローズアップします。
皮脂汚れの洗浄ですが、1日一回で十分です。
なるべく、就寝前、ご帰宅時とかのリラックスタイムでされるのが望ましいでしょう。
朝シャンは、しないでください、これは皮膚にとって炎症リスクの高まる行為ですのでしないことを強くオススメします。
頭皮洗浄、皮膚洗浄後は、必ず、保湿作業をしてください。
洗浄も大事ですが、保湿はこれよりもっと重要です。
乾燥肌の人はこまめに保湿をするように心がけてください。
脂性の人は汗や油を拭き取ったら、必ず保湿を軽く行うことも心がけてください。
人間の肌は、脂で保護していますので、脂を取り去ると自己防衛反射的に脂を補給しようとします。
乾燥状態の肌をほっとくのが一番してはいけないことです。
洗ったら、すぐ保湿が基本です。
そうしなければ必要以上の脂が供給されてしまい本末転倒です。
思いあたる方は、今日から、お肌のお手入れの仕方を見直されてみてはいかがでしょう。
それでは今日はこの辺で。
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