こんにちは〜♪
突然だけど、あなたはヘアカラー(毛染め)をしたことがありますか?
またはしてますか?
今はしてなくても以前は染めた事あるよ〜って方がほとんどじゃないかなと思います。
昔は黒染め(当時はヘアダイ)か脱色(今のブリーチ)の2択程度しかなかった頃に比べたら、カラー剤も多種多様で色彩も鮮やかに染めることができるようになってます。
薬剤だけじゃなく、施術方法(テクニック)もかなり複雑化してきて、
髪の流れや生え方等を考慮したテクニックも出てくるなど、私が美容師になった42年前には無かった物ばかりなんですよね。
テクニックの話をし始めたらほんとキリがなくなるんで今回は薬剤のお話です。
現在では数多くのメーカーがヘアカラー剤(ここでは、色が染まるすべての物)を出してます。
その中でも各お店や技術者が気に入ったメーカーの薬剤をチョイスして施術してるというのがほとんどなんですよね。
全てのメーカーの全てのカラー剤を使ってる所は皆無と言って良いでしょう。
私も現在は7種類の色物を取り扱ってるんだけど、それぞれに特徴が有るからお客様のニーズに合った物をお勧めさせていただいてます。
その中でも 髪工房 幸(ゆき) ではゴッホくせ毛専用カラーが1番人気なんですよ。
何せヘアカラーをされてる常連のお客様の95%の方がこのくせ毛専用カラーをされてる状態なんですから!
入れた当初は当店で1番高い金額のカラーメニューだから、やってくれる方はいらっしゃるんだろうか?と心配してたのに、まさかこんなに人気になるとは思ってもみなかった島チャラこと 髪工房 幸(ゆき) の島沢孝幸です。
さて、かなり長い前置きになっちゃったけど、今回の本題はここから。
今まで染めていたカラー剤(天然系やコーティング系(ヘアマニキュアなど)も含む)から別のカラー剤に変える(頭皮に付け無いコーティング系は除く)時、必ずやっていただいてるのがパッチテスト。
髪工房 幸(ゆき) では同じアルカリカラー剤からの乗り換えをする場合でも必ずやっていただいてるんです。
携帯電話の乗り換えみたいなこと言ってるけど、なぜかって?
メーカーによって中に入ってる成分が違うし、施術を受ける方がどんな成分でアレルギー反応を起こすかは分かりませんからね!d( ̄  ̄)
たとえそれが天然系のものであったとしても、やはりパッチテストは必ず受けていただいてます。
天然なのに何で?って思う方もいると思うけど、たとえ天然でもアレルギーがある方はカブレるんです。
天然食品だっていろんなアレルギーがあるでしょ?
それと同じなんですよ。
この写真は、私が帯状疱疹になったときのものなんで症状はちょっと違うけど、パッチテストやらずにアレルギー反応出た日にゃ、こんなふうに顔が腫れてとんでもないことになりかねないですからね。
こんな程度で済めばまだいいけど、最悪アナフィラキシーショックになんてなろうものなら命を落としかねない状態だって考えられますから!
脅しではなく、甘く見ちゃいけないってことです。d( ̄  ̄)
んじゃどうやってパッチテストをやればいいの?ってことなんだけど、アレルギー症状には大きく分けるとカラー剤をつけ始めて2時間程度で症状が出る速攻タイプと、2日目以内位までに出てくる時間差タイプがあるんです。
そのため、最低48時間は症状経過を見ないといけないんですよ。
髪工房 幸(ゆき) の場合は使用する薬剤を、使用する通りの混合状態で、目立ちにくい耳裏あたりにカットバンをつけてテストしてます。
この状態でカラー剤を1時間ほどつけておいて、その後水に濡らしたティッシュ(タオルでもいいんだけど汚れちゃうから)軽く拭き取ってもらい、そのまま残りの47時間の経過を見ていただいてます。
もし、やりたい薬品でアレルギー反応が出ちゃった場合は、残念だけど、その薬剤を使っての施術はできませんので諦めてください。
その場合は他の薬剤でテストしたり、別の方法を考えましょう。
付け加えて言えば、これは美容室で扱ってる薬のみならず、薬局などで売っている市販薬も同じですからね。
説明書にはしっかりパッチテストのことが書いてあるんで、キッチリ読んでテストしてください!
注意書きが書いてある以上、それを無視して施術したり、読まずにやってアレルギー症状が出た場合は、メーカーの保証は一切ありませんから。
かなり暑くもなってきたし、今回は怖い話でちょっと涼しくなったんじゃないかな?
え?
怖いジャンルが違う?
そ・・・それじゃまたww!(^◇^;)ノシ