アイパーリーゼントですが今回はこのヘアスタイルをどうやって作ったか、について少し説明をしていこうと思います。
頭頂部を6センチに、前髪を9センチにカットしました。アウトラインを角っぽくするのでコーナー部分は8センチ残してあります。
おそらく前回のカットでツーブロックにしていたと思われ、サイドにまだ短いところがあります。
毛量は非常に多いので、スキバサミをたくさん入れました。ただ、一気に入れてしまうとスカスカにしてしまう恐れがあるので、すいては確かめ、すいては確かめを繰り返し慎重に減らしていきました。
特に気をつけたいのは前髪やコーナー部分です。と言うのもアイパーは、寝かす事は比較的容易でも、膨らませる事は簡単ではなく、膨らませるためには程々の毛量が必要だからです。
そしてなんといっても右サイド。
ここはとりわけ注意深く行わなくてはマズい事になります。
前回記事のおさらいになりますが、右サイドは後方へ流れやすいのですがボリュームが出しにくいところなのです。なのでたくさんはすきません。
さて、アイロンがけですがとにかく前に向いて生えているので、根元にしっかりと熱をためるようにしてかけていきました。
どの位しっかりかと言うと、通常2秒待てば良いところを3秒ぐらい置いてかけて行ったイメージです。
そうしないとおそらくピタッと寝てくれず、シャンプーしたらふわっと立ち上がってしまったことと思います。
特に、つむじ近辺は元々の生えぐせに戻ろうとするのでなおさら強くかけていきました。
因みに耳周りの髪に注目していただきたいのですが、良く見ると耳まわりの髪までバックに流れているのがお分かりいただけるでしょうか?
この部分をバックに流すと、サイドはもちろんの事、コーナー付近を斜め上方向に流しやすくなります。こうする事でサイドの延長にある後頭部のダックテールが作りやすくなります。
逆に言うとここを下に向けてしまうとダックテールが作り難くなってしまいます。
と、ウンチクを述べてきましたがそんな事より大事なのはご自宅での再現性です。それ以外にありません。
フロントのセットはコツが要りますが、フロント以外はバック方向に乾かしポマードをつければほぼ形になります。
これが本当なのか、はたまた誇張しているのか、、、
こればかりは御来店いただくしか確かめようがありません。
と言うわけで予約お待ちしております!
ありがとうございました。