東京都/新宿区「中井駅」界隈の無人化見聞録-2から更に先へ進むと、この無人の家があった。
久し振りに一部が縦板張りの民家である。雨戸も雨戸袋も同様に板張りで、さとても懐かしい。だが、私はそうした家で生活をした記憶は無い。どこかで、記憶に間違いがきたしているようだ。
外壁に取り付けられた、古い古い一体型のクーラーだ。これも懐かしい。
だがこちらは実体験があるが、でもそれを自分の意思で付けたり消したりした記憶はない。大病後、自宅で療養をしていた母親のために、父親が借金して取り付けたものなので、子供が触れるようなものでは無かった。
そうした古い古いことを突然思い起こされたくれた不思議な感覚の古い民家で、それは間違いなく、高齢者が住んでいた民家のように思われた。
みんなどこへ行ったのだろ・・・。
撮影日:令和6年7月13日