東京都/練馬区「武蔵関駅」界隈の無人化見聞録-4から更に先へ進むと、この無人の建物があった。

布製庇の上のスペースに何か何か文字のようなものがあったのを敢えて消していた。消す必要があったので、態々そうしたのだろう。目を凝らしてみると、何か読み取れそうなのだが、酷い老眼では無理だった。

労力をかけた「無人化」。

そうしたこともまたこの社会にはあるのかもしれない。

 

分からなくても良いこと、知らなくても良いこと、そして意味不明なことに態々理屈を付けること。

それでもそんなことばかりが、この社会に充満している。

いい加減にしろと腹も立つが、それしかこの社会を潤す潤滑剤がないのなら、それも仕方のないことなのだろうか。

 

そういえば、ずいぶん前、「エバーミルク」がこの社会に登場してきた経緯を聞いて、心が温かくなった記憶がある。

撮影日:令和6年8月25日