東京都/西東京市「西武柳沢駅」界隈の無人化見聞録-23から更に先へ進むと、この無人の建物があった。

「何かよく分からない」

それがこの建物を見たときの第一印象だった。

奥は「アパート」であったのだろう。そしてよく分からないのが、その手前と云うか、アパートの2階下辺りに入り込むようにして造られている正面がガラス張りとシャッターで出来ている「部分」だ。たぶん何かの事務所のようなものだった雰囲気があり、その右奥が伽藍洞だった。元々はそこで何か仕事が作業をする場所だったのかもしれない。

だけど、今ではその全体像の意味がまるで不明。

 

建物と云うのは、そこに何かが入ることを勝手にみんなが予測して、いろいろな見方をするから、結果としていろんなことが見えてくるような錯覚に陥る。それは見たり・感じたりすることだから、誰がどう思っていいのだろう。

だけど、昔から云われているように、「祭りの後」は、祭りの後にしか見えない訳ではない。いろんなノ・コトに感じてしまう。

 

この無人の建物も正にそんな感じだった。

他人が右往左往していれば、たぶんそれだけで正論のような日常がここにあるように見えるが、今はそうでは無かった。

 

因みに、アパート部の外付け階段に入る手前には、ロープが張られ、立ち入りを拒むようにしてあった。

撮影日:令和6年5月18日