東京都/練馬区「練馬駅」界隈の無人化見聞録-31から更に先へ進むと、この無人の建物があった。

嘗て、1階に2つの飲み屋が入っていた建物で、2階があった。

 

特段、外見から分かることは無かった。

飲み屋であることが分かればそれ以外はどうでもいい。私たちの時代はどれもそんな感じった。

今は知らない。確かに知らないが、もうそれだけで生き延びられる時代ではないようで、何とも如何わしい「コンセプトバー」とか、何だかんだ異様に金額の張る飲み屋も巷にはあるようだ。

 

だいたい、「飲み屋」と云うのも本当のところよく分からない。

それはやる方も、飲みに行く方もよく分からない。

「飲み屋」に何かがあると思い込んでいるから、いろいろ誤解が生じる。

私のように、そうした場所に行かなくても、誤解の渦の中にいると、フッと一番の仲良しは「誤解くん」かもしれないと思われ、妙な誤解が何故か付きまとわなくなると、風邪をひいたようにつまらなくなる。

これは病気なのだろうか、それとも正常に戻りつつあるのだろうか。

 

とぢらにしても、飲み屋なんぞい行かなくとも、何事も順風満帆ではない。

仕方ないので、仕事をやめるまでの後半年間、せっせと仕事ばかりしている。

撮影日:令和6年3月17日