なぜ産経がこれを

否定的なニュアンスで報じたのか

理解に苦しむ

 

フリースクールそのものの定義がはっきりしないのに

公教育の代替手段にしてしまうという発想が

そもそもどうなんだとうことだ

 

もちろん、どこで

どんな学び方をしてもいい野田が

それならそれで

義務教育卒業、高校卒業には

国家が試験を課すようにでもしなければ

この市長さんがいうように

公教育は崩壊し

知的レベルは低下の一途を辿るだろう

 

公教育に身を置く者として言うのだが

公教育ですら

甘やかしが蔓延している

 

ここには詳しくは書けないが

義務教育ではない高校教育なのに

(高校は勉強したい人が行く処だろ?)

とんでもないことが

もうすでに起こっているのだ

 

高校を経ないで

旧大検経由で

大学を卒業した教え子が

就職で苦労した話を聞かせてくれたが

結局のところ

学校教育に求められてるのは

集団生活、組織における社会性の教育であり

そこを経ないで社会に出ると

本人も困ることになるのだ

もちろん、そんな仕事を

選ばなければ良いのかもしれないが

 

旧大検でさえそうだったのだ

 

多様性の名の下に

どんどん枠を緩めていく

もっと腰を据えて考えないと

本当にえらいことになる

 

日本語を話せない移民の子弟が

一切公教育を受けないで

この国で成長する姿が想像できないか?

クルド人の若者の傍若無人を見よ

(産経の読者以外は

全く知らないだろ

知らない人は

ネットニュースを見よ

河口市民に聞け)

 

あるフリースクールは

ハーフの子供達の居場所が

日本の学校にはないという理由で作られたが

居場所がないというのは

完全に公教育に対する偏見だ

それで逃げ道を作ることに

そもそも疑問を禁じ得ない

少なくとも私の勤務する学校は

ハーフだらけだし

外国人もいるがそういう問題とは全く無縁だ

幸か不幸かその学校には

いわゆる日本人は入れないようだが

子供を通わせている友人に話を聞くと

教育内容はかなり低いレベルで

果たして高校に入れるのか?

(その学校は高等部はない)

と心配してしまう

 

だからと言って

フリースクールが悪いとは言わない

しかし、せめて

アメリカのチャータースクールのように

教育委員会がしっかりコントロールできるようにしないと

本当に国の根幹に関わる大問題を

引き起こしかねないと

教育者の端くれとして思うのだ

 

教育内容

教員養成

そして、フリースクールに通わねばならないという問題の解決

 

全部計画して

公表して

文科省、せめて教育委員会の

認可を得られるような形にしないと

本当に公教育は

ぶっ壊れる