ジョンソン、グロージャンのデヴュー戦の雑感(インディカー開幕戦:アラバマ) | 日日不穏日記・アメブロ版

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 NASCAR観戦記の箸休めで、インディカーシリーズに、ジミー・ジョンソンとF1から、ロマン(ロメイン)・グロージャンが今シーズンから、<ルーキー>として参戦するというので、今シーズンの開幕戦:アラバマを録画して視聴。ザックリとその感想などを。開幕戦だったセントピータースバーグがコロナ禍で順延。アラバマが開幕戦に。

 バーミンガム州アラバマのバーバーモータースポーツパークでの開催。PPは、アロー・マクラーレン・レーシングSPのパト・オワード。マクラーレンのF1参戦は、インディ500でのアンドレッティ・オートスポーツ、カーリンとの提携でフェルナンド・アロンソが戦っていたが、2020年から、アロー・シュミット・ピーターソン・モータースポーツと提携。

 2台のフル参戦で本格的にインディカーシリーズを戦うことになった。オワードは、マクラーレンに昨年から参戦し、2位3回、3位1回の表彰台4回。シリーズランキング4位の21歳。インディカーシリーズは、最近はインディ500しか観ていないから、いつの間にこんなルーキーが出てきたんだとビックリ。

 チームメイトには、チップ・ガナッシ・レーシングで去年1勝を挙げたフェリックス・ローゼンクヴィストが移籍してくるという強力な布陣。さて、今年のルーキー3人がジョンソン、グロージャン、スコット・マクロクリン(オーストラリア・スーパーカーシリーズ3年連続チャンピオン)のみ。去年はコロナ禍でインディ・ライツがなかったのでステップアップドライバーがいないことが背景にあるという。

 ジョンソンは、チャンピオンチームのガナッシ、グロージャンがデイルコイン・レーシング・ウイズ・リックウェアーレーシング、マクロクリンはチームペンスキーとそれぞれ恵まれた体制でのデヴュー。去年、6度目のチャンピオンを決めたスコット・ディクソンがジョンソンのカートに「学習中」のステッカーを貼るいたずらを仕掛けるなど、関係の良さが見える。



 ジョンソン、グロージャンともにロード、ストリートコースのみを走り、オーバルは家族の反対で参戦せず。ま、オーバルは開催数自体少ないんだけども(テキサスのダブル、インディ含め4レース)。ポコノは今年から消えている。中継では、40+AGE CLUBというコーナーがあって、ジョンソン(45)、佐藤琢磨(44)、セバスチャン・ブルデー(42)、ライアン・ハンターレイ、ディクソン、ウィル・パワー(40)というランキングが出ている。

 ジョンソンはともかく、琢磨、ブルデー、ハンターレイ、ディクソン、パワー・・・みんな年取ったなぁ。予選は2位アレクサンダー・ロッシ、3位アレックス・パロウ(ガナッシ)、パワー、ディクソンのトップ5。グロージャン7位、マクロクリン12位、ジョンソン21位。グロージャンの健闘が目立つ。

 レースはオープニングラップで、ジョセフ・ニューガーデンがスピン、後続車両が次々に巻き込まれ、ハンターレイはリタイア。8LAPにリスタート。10LAPにジョンソンが単独スピンで2回目のイエロー。その後は2ストップ勢と3ストップに分かれ、パロウ、ディクソン、マーカス・エリクソン、グロージャンが2ストップを選択。

 パロウは燃費レースゆえ、オワードに一度はパスされたものの、冷静にレースを進め、ラストスティントでは、パワーに迫られたものの、ファイナルラップに引き離し、初優勝。パワー、ディクソンが続いた。パロウは、去年のインディ500で、ロジャー安川さんのインタヴューを受けていた好漢というイメージはあったけども、24歳で初優勝。

 オワードは4位に終わり、ブルデーは5位。AJ・フォイトでのフル参戦をまずまずの結果で終えている。グロージャン10位。マクロクリンは琢磨に抑えられ、14位。ジョンソンは3周遅れの19位に終わっている。ディクソンのサポート、ダリオ・フランキッティのアドバイスを受けるという最高の環境で、年齢的な問題、いくらフォーミュラーカーの経験がないとは言え、チャンピオンチームだ。それなりの結果を残して欲しいと思う。