ケセロウスキー、大波乱の末に初優勝(NASCARヒストリー/2009年第9戦:タラデガ) | 日日不穏日記・アメブロ版

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 前回のフェニックスから2年。ジミー・ジョンソンが2006年から3連覇を果たし、史上初の4連覇に挑むジョンソンの絶頂期(当時33歳)。第8戦:フェニックスでは、デイル・アーンハート・インクから移籍してきたマーク・マーティンがPPからスタートし、ラウシュ・レーシング時代の2005年第30戦:カンザス以来、98戦ぶりに優勝。

 最強のフィニティーズと評されるように、49歳でビクトリーレーンへ。新旧交代が進む今のNASCARでは考えられないような活躍ぶりだ。第9戦はタラデガ。タラデガスーパースピードウェイでの「Aaron's 499」。2008年から、NASCARはネクステルカップから、スプリントカップに変わっている。

 今回も解説は桃田さんだ。注目は、トニー・スチュワート。デヴューから10年間所属していたジョー・ギブス・レーシングを離れ、スチュワート・ハース・レーシングを立ち上げ、ドライバー兼オーナーに。チームメイトは、これまたデヴューからペンスキーで走り続けていたライアン・ニューマンを迎え入れる2台体制でスタート。

 2013年に3台体制、14年から、スチュワート、ケビン・ハーヴィック、カート・ブッシュ、ダニカ・パトリックの現在の4台体制となり、今に至る(ハーヴィック以外は、移籍、もしくは引退)。放送席からインタヴュー。「(今シーズンから、オーナードライバーとして参戦していますが、楽しんでいるようですね)」「その通りだね。去年までと違って、よりリラックスできているよ」。

 「論理的になぜとは説明できないけどね。ドライバーだけやっていた頃は、今の5倍のストレスだったよ。いい人達と仕事できている事が大きいと思う。幸運にも自分の人生は、いつも素晴らしい人達に恵まれてきた。ボビーハッジソン、ダミアン・グラブ、トニー・ギブソン、そしてニューマンと一緒にやれている事が大きいと思う」。

 「(今シーズンは、今までで最高のスタートですが、どの辺に理由があると思いますか?)」「過去10年のキャリアを振り返っても、今年は今までで1番のシーズンスタートができている。ヘンドリックのチャーシーや、エンジンのパッケージが、自分に合っているからだと思うよ」。

 「それと以前、グレッグ・ジバデッリと以前やっていたように、どうすればいいかをすぐに解決するようにしている。だから、去年やり残した事も、今はうまくいっている。ここ2戦で全てがうまくいっていたら、リーダーと20ポイント差くらいの2位にいられたと思う。問題をそのままにしておかないように努力しているよ」。

 今日レースをしたら、明日チームのミーティングで改善点を話し合い、次のレースに活かせるようにしているんだ」「(昨日チャリティレースの”prelude to the dream”で軍人の方々へのサポートを発表していましたが、その事について聞かせて下さい)」。

 「5年目だけど、とても楽しみにしているよ。ドライバーも含めて、みんな楽しんでくれている。最初は友達のドライバーなどを呼んでレースをするところから始まったけど、その後どんどん発展させていったんだ。これまで4年間で約2億円寄付することができたよ。今年は退役軍人などを支えている4つのチャリティ団体へのサポートにあてる事ができたらと思っている」。

 「毎年多くのドライバーが集まってくれているので、本当にうれしいよ。今年もHBOペイパービューでの放送が決まっていて、自分も他のドライバーもとても楽しみにしている。出場希望者も多くて、今現在で8人のカップドライバーがウェイティングリストにいるんだ」。

 「みんなから応援の声が届いているから、これからも続けて、もっと良くしていこうと思っているよ」「(クリスターにホットドックを作りに行ってもらいましょうか)」「いいね。クリスターがキッチンにいるところを見てみたいもんだね」「(私の息子はあなたの大ファンですよ)」。

 そして、デイル・アーンハート・ジュニア。「(昨日のレース後にはチームに”俺に任せてくれ”と言っていました。このトラックでの言葉の意味は?)」「いつも思っている事さ。何が必要で、何をすべきか分かっているからね。みんなこうするべきだと色々言うけど、昨日は楽しんでいたよ。クリーンなレースだったしね」。

 「この週末は調子はいいし、予選もいい結果がでた。今日も楽しめると思う。いいレースになるよ」。さらにデヴィッド・レーガン。「(昨日はネイションワイドで初勝利を上げました。カップ戦初勝利に向け、今日の調子はどうですか?)」「もちろん調子はいいよ。チームの状態もいいし、ジミー・フェニングも最高の車を用意してくれた」。

 「いいタイミングでいいポジションにいるように言われていたけど、昨日はそれが正しい事を証明できた。静かなレースの中でいいポジションを探しながら、勝つためのバトルをしていたんだ。昨日の勝利は嬉しいけど、今日は全く違うレースだからね。距離も長いし、争うドライバーも違う。でも、今日もスマートにレースをすれば、勝てると思う。もし勝てれば最高だね」。

 レーガンは、2009年から、ラウシュ・フェンウェイ・レーシングに移籍した23歳の若手で、初勝利は2011年のCoke Zero 400(デイトナ)で2013年のAaron's 499で2勝目を挙げている。このレースは、グリーン・ホワイト・チェッカーの末、デヴィッド・ギリランドとのフロントロー・モータースポーツの1-2で解説の石見周さんが大興奮していたのを覚えている。

 キャリア2勝がいずれも、リストリクタープレート・レースであるところがレーガンの特徴で、タラデガでは、トップ10が10回。ドライバーとしては大成しなかったが、<番狂わせ男>として名を残している。タラデガは2.66マイル(4.28キロ)を188LAP(500.08マイル/804.8キロ)。

 キャパシティは143、000人。ポイントスタンディングは、2007年のフェニックス同様、ジェフ・ゴードンがトップ。ジョンソンは95ポイント差、マーティンが98ポイント、スチュワートは104ポイント、デニー・ハムリンが154ポイント差のトップ5。

 PPは、初となるファン・パブロ・モントーヤ。2位はグレッグ・ビッフル<16>。マーティン・トゥレックス・ジュニア<1>、サム・ホーニッシュ・ジュニア<77>が続く。スチュワートが離脱したジョー・ギブスのカーナンバー20には、まだ18歳のジョーイ・ロガーノが座っている。ロガーノは、第17戦:ロードンで史上最年少の19歳1ケ月4日で初優勝を果たしている。

 予選8位のスコット・スピード(82/レッドブルレーシング)がパレードラップ中にピットイン、テールエンドへ。桃田さんは、クライスラー(ダッジ)は非常に経営が厳しく連日報道されているとコメント。当時はそうだったか(ダッジは2012年に撤退)。

 フューエルウィンドウは、42~46LAP。ブラッド・ケセロウスキー、ケイシー・ケイン、ロビー・ゴードン、デヴィッ
ド・ストレミー、エリオット・サドラー、リード・ソレンソン、AJ・アルメンディンガーら7台がエンジン交換で後方に。グリーンフラッグ。モントーヤがリードし、トゥレックス、クリント・ボウヤー、ジュニアが続く。

 5LAP、ジュニアとハムリンの2台が飛び出す。スタンドからは大歓声が飛ぶ。7LAPにマット・ケンゼスを起点にゴードンが巻き込まれ、マーティン、ケビン・ハーヴィック、ジェイミー・マクマーレイがマルチクラッシュ!いきなり初のコーション。レーガンを先頭にリードラップかーがピットイン。

 2番手のロガーノがフューエルオンリーでトップでピットアウト。2タイヤのトゥレックスが続く。巻き込まれたのは、ケイシー・メアーズ、カート・ブッシュ、マーティン、ケイン、マックス・パリス、サドラー、ゴードン、マクマーレイ、ハーヴィック、ボウヤー、スコット・リッグス、アルメンディンガー、ギリランド、ボビー・ラボンテの14台(下線はリタイア)。ビッグワンだ!

 14LAPにリスタート。ロガーノがトップ。レーガン、トゥレックス、ジュニア、モントーヤのトップ5。トゥレックスをジュニアがプッシュして、2台が抜け出す。元々デイル・アーンハート・インクのチームメイトで、トゥレックスは、そのまま残留し、チーム再編でアーンハート・ガナッシ・レーシングに所属している(翌年から、マイケル・ウォルトリップ・レーシングに移籍)。仲の良い同士でパックを組む、と桃田さんは語る。

 29LAP、一時はトップにいたジェフ・バートンが、バッテリートラブルでピットイン。同LAP、デブリで2回目のコーション。カート、ケンゼスをトップにリードラップカーが一斉にピットイン。2タイヤのカイル、サドラー、ウォルトリップがトップ3でピットアウト。

 35LAP、カイルがリード。サドラー、ウォルトリップ、ケンゼス、トゥレックスが続く。43LAP、ウォルトリップがスピン、コースアウト。ダメージはなかったようだが、3回目のコーションが入る。ウォルトリップがイン側にカットしようとしたところ、後ろにいたマルコス・アンブローズと軽くヒットしてしまったようだ。

 ウォルトリップの前に、カール・エドワーズがピットに入っている。カイルをトップにリードラップカーがピットイン。カイル、ケセロウスキー、ジョンソン(+5)、メアーズ、ジュニア(+4)のトップ5。47LAPにリスタート。ケセロウスキーは、誰にも入れて貰えない<ノーフレンズ>状態。



 ケセロウスキーは、2008年にヘンドリックから、3戦のみスポット参戦し、2009年は、ヘンドリックとフェニックスレーシングを掛け持ち。10レースも経験していない若造で、カップシリーズの中ではまだまだ相手にされていない存在。最後の3戦をペンスキーで走り、2010年からフル参戦。11年にトップコンテンダーに急成長し、12年にチャンピオンと一気にNASCARを代表するドライバーに上り詰めていく。

 ジュニアとトゥレックスのパックの1-2から、ケンゼスがトップに変わる。カイルは20位近くまでポジションを落とし、逆にウォルトリップはカイルの前にいる。最後まで勝負が分からないのがタラデガだ。60LAP、カートがコースアウト、スピン、4回目のコーション。最初のビッグワンのようなことはないが、単独スピンが続き、レースが進まない。

 リードラップカーが一斉にピットイン。トゥレックス(+2)、サドラー(+3)、ジュニア(-2)、カイル(+3)、ソレンソン(+8)のトップ5。65LAP、トゥレックスをトップにリスタート。78LAP、モントーヤをプッシュして、ジュニアと2台で飛び出し、ジュニアがトップに躍り出るタンデムドラフト。が、まだハーフウェイにも行っておらず、先は長い。

 85LAP、トップはハムリン。それに風邪で体調が万全ではないというホーニッシュが続く。2001、2、6年の3度インディカーチャンピオン(2006年にはインディ500を制覇)、2007年シリーズを終え、すぐにNASCARネクステルカップシリーズに同じペンスキーから参戦。2008年はフル参戦したものの、トップ10はゼロ。2009年は、前戦:フェニックスで初の9位フィニッシュ。

 いかにインディカーでの実績があるにせよ、殆ど結果が出せておらず、名門ペンスキーのシートは風前の灯火。その直後にデブリで5回目のコーション。リードラップカーがピットイン。ハムリン(+3)、サドラー(+7)、ロガーノ(+2)、デヴィッド・リューティマン(+3)、メアーズ(+3)のトップ5。

 ここでポール・メナードがステイアウトし、89LAP、リスタート。すぐにハムリンがメナードをかわして、トップに躍り出る。ハムリンをロガーノがプッシュする今では見られない光景。ロガーノはまだジョーギブスに入ったばかりの18歳の若手。後年のふてぶてしさは微塵もない。

 トップはハムリンからトゥレックス、ブライアン・ヴィッカーズへと目まぐるしく変わる。CM中にデブリで6回目のコーション。ジェフ・バートンがフリーパスを得る。リードラップカーが一斉にピットイン。カイル(+1)、ジョンソン(+1)、トゥレックス(-2)、ジュニア(-2)、ヴィッカーズ(-1)のトップ5。

 128LAP、カイルをトップにリスタート。135LAP、サドラー、ケセロウスキーの2台が飛び出す。このレースでは、こうなるパターンが多い。CM中にデブリで7回目のコーション。今度のデブリは大きい。トラックに装着してあったシグナルw(信号)が落ちたようだ。148LAPにリードラップかーが一斉にピットイン。

 カート(+2)、ホーニッシュ(+9)、リューティマン(+6)、メアーズ(+1)、モントーヤ(+2)のトップ5。カート、ホーニッシュはラストピット(?)ということで、フューエルオンリーで賭けに出る。151LAPにリスタート。154LAP、ジュニアのプッシュでカイルがトップに。相変わらずG+のフレーズは<ヤングスター>だw。

 マーティンズビルではジョンソン、テキサスでゴードン、フェニックスではマーティンとヘンドリック3連勝。ジュニアはここでぜひとも勝ちたい。172LAP、ケンゼスとトップ争いをするカイル。ケンゼスは抑え込んだものの、後ろのバートンはブロックしきれず、プッシュされ、コースアウト、さらにスピン。その後方にいたトゥレックスもスピンし、カイルを辛うじてロガーノは避け、メナードもトゥレックスを回避してコースアウト。

 この8回目のコーションで、今回は誰もピットに入らず、176LAPにリスタート。ケンゼス、ジュニア、バートン、カート、ロガーノのトップ5。178LAP、ライアン・ニューマンとハムリンがアウトから一気にケンゼスをパス。桃田さんは気味が悪いほど速いと、2台を評している。が、ハムリンは一気に落ちてしまう。

 180LAPに後方でチェーンリアクション。ジョンソンの姿も見える。これが9回目のコーション。ハムリンがモントーヤに接触したのを起点にトゥレックス、ジョンソンを巻き込んでいる。アクシデントのドライバーは、トゥレックス、ロビー・ゴードン、ハムリン、デヴィッド・ストロレミージェレミー・メイフィールド、モントーヤ、ジョンソン、ウォルトリップ、ボビー・ラボンテの9台(下線はリタイア)。

 ホーニッシュも表記にはないがリタイアしている。184LAPリスタート。ニューマン、ジュニア、カート、バートン、ロガーノのトップ5。185LAP、ニューマン、ジュニアが飛び出し、カートが続く。3台パック。カートが遅れ、アウト側から、エドワーズとケセロウスキーが2台パックで迫ってくる。エドワーズが一気にトップでファイナルラップ。

 ケセロウスキーがエドワーズをプッシュし、エドワーズがスピン!そのエドワーズにニューマンが突っ込み、エドワーズのマシンは浮き上がり、フェンスにヒット!一回転して着地。優勝はケセロウスキー。カップ戦7戦での衝撃の初優勝。カズン(いとこの)カールを撃墜しての優勝。ケセロウスキーの今に至るまでの<悪評>に続くのか。

 エドワーズが浮き上がったところに、ニューマンがヒット。キャッチフェンスがあるとは言え、デブリが飛び散っている。フロントが大破し、炎上しながらエドワーズが走っていく。ビクトリーレーンではハイタッチ。フェニックス・レーシングとしては、唯一の勝利を挙げた。拳を突きあげるケセロウスキーにインタヴュー。

 「(手が震えていましたね。カップ戦最長トラックで初勝利です。信じられますか?)」「つねってみてよ。起きているのかな?このチーム、そして、見に来てくれたお客さんに感謝するよ。エドワーズには申し訳なかったけど、ルールで黄色いラインの内側に行けないからね。彼はブロックしたけど、あれ以上内には行けなかった」。

 「クラッシュさせないわけではないけど、他に何かできる状況ではなかったよ。ファンも楽しんでくれたと思う。これがNASCARさ」「(フィニッシュラインを超えた時の感想は?)」「ミラーで見えていたから、彼にすまない気持ちになっていたよ。申し訳ないけど、これがルールだからね。彼も他のみんなも同じさ」。

 「故意でやったわけではないし、とにかく無事であることを願うよ。このシボレーは最高さ。スモークできたんだ。信じらない。感謝しているよ」。若さ丸出しと桃田さんは言うが、チャンピオンを獲得して通算34勝を挙げるドライバーになるとは、誰も思わなかっただろう。

 一方、カール・エドワーズへのインタヴュー。「(エドワーズは大丈夫です。リプレイを見て振り返って下さい)」「まず最初に妻とママとに僕は大丈夫だと伝えるよ。ケセロウスキーが後ろから必死に攻めにきていたんだ。ハイにインとにね。インにきた時にブロックにいったら、もう彼は近くにいて、ああなってしまった」。

 「後ろ向きになって浮き上がった時は、ウォールにこのままヒットしないでくれと思ったね。クルマのどこかがウォールにあたったけど、幸いにも首にこなかったそうだったら大変だったよ。NASCARは自分達を箱の中に押し込めているよ。誰か死者が出ないとレースは変わらないかもしれない」。

 「今日は僕もファンも怪我をしなくてよかったよ。チームのみんなには感謝しているよ。出来る限りのスマートなレースをしたと思う。23位フィニッシュだけどね。とにかく誰も怪我しなかったのがよかったよ」「(ケセロウスキーの走りについては?)」「特にはないね」。

 「ただ、彼が思ったより速くインサイドにいたというだけさ。昨年のリーガン・スミスのように、あれ以上インサイドに行くと、負けになるのはみんなわかっているからね。うまく自分がブロックできなかったという事だよ。フィニッシュラインまで行くことが大切かどうかは、わからなかったけど、ただレースを走り切りたかっただけさ」。

 「(衝撃は?)」「すごかったよ。ちょっと怖かったね。路面が見えて、次にウォールにヒットした。ローケージに当たっていないかが1番心配だった。その後、自分の体が、どこかに挟まっていないかを確認したんだ。車の側面のどこかがヒットしたみたいだね。宙に浮いたなんて初めての体験だったよ」。エドワーズは24位フィニッシュ。

 2位はジュニア。以下、ニューマン、マルコス・アンブローズ、スピード、カート、ビッフル、ブライアン・ヴィッカーズ、ロガーノ、バートンのトップ10。ポイントスタンディングは、カートがゴードンに5ポイント差でトップに躍り出、ジョンソンは64、スチュワートは67、ハムリンが100ポイント差。

 ジョンソンの5連覇時代ではあったが、シーズン序盤はまだまだ混迷。結局、2009年は、ジョンソンがマーティンに141ポイント差をつけて4連覇。ゴードン、カート、カート、ハムリンが続いた。また、この年は、モントーヤがアメリカ人以外で初のチェイス進出を果たしている。こんな大乱戦で桃田さんは普通に解説。後年の大騒ぎは嘘のようだ。