手負いのケセロウスキーがステージ2を制すも、レースは混沌(NASCAR第4戦:フェニックス) | 日日不穏日記・アメブロ版

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 49(124)LAP、2020年のルーキーのポジションが紹介される。6位タイラー・レディック、16位コール・カスター、17位クリストファー・ベル、20位ジョン・ハンター・ネメチャック、29位ブレンナン・ポール、34位クイーン・ハフ。現時点では、レディックの健闘が際立っている。さすが2年連続エクスフィニティシリーズチャンピオンだ。

 

 56(131)LAP、チームメイトのオースティン・ディロンが左フロントのタイヤがダウンし、ウォールにクラッシュ。これが4回目のコーション。ディロンはヘビーダメージでここでリタイア。36位に終わる。リードラップカーが一斉にピットイン。エリオット(+5)、ケセロウスキー、トゥレックス(+1)、カイル(+3)、ロガーノ(-2)のトップ5.ギャンブルはなく、トップ10はいずれも4タイヤ。

 

 ロガーノがアンコントロールタイヤのペナルティを受け、テールエンドへ。63(138)LAP、アウト側のエリオットがケセロウスキーを抑える。が、イン側に切り込んだトゥレックスが一気にトップを奪う。65(140)LAP、エリオットがトゥレックスをパスし、再びリードチェンジ。ケセロウスキーも続く。

 

 72(147)LAP、ロガーノは12位までポジションを上げ、猛追。エリオットはルースホイールでピットインし、順位を下げる。87(162)LAP、トップは依然としてケセロウスキー。ハーヴィックが1.912秒差で続く。トゥレックスは3.029秒、カイルが3.918秒、レディックは4.48秒差のトップ5。

 

 93(168)LAP、レディックがカイルを捉え、トップ4に。113(188)LAP、フリーパスのポジションにいるエリオットがケセロウスキー、ハーヴィックの後ろにまで迫っている。自力でのラップバックは無理だろうが、意地だろうか。ステージ2もいよいよ最終盤を迎える。114(189)LAP、エリオットがハーヴィックに迫ったその直後、ギャレット・スミスレイがエンジンブロー。この5回目のコーションで、順位は確定。コーションチェッカーに。

 

 エリオットはフリーパスを得て、ステージ2はケセロウスキーが制した。ハーヴィック、トゥレックス、レディック、カイル、アルミローラ、ロガーノ、ボウヤー、ラーソン、カスターのトップ10。リードラップカーがピットイン。トゥレックス(+2)、ケセロウスキー(-1)、レディック(+1)、カイル(+1)、ハーヴィック(-3)のトップ5でオール4タイヤ。

 

 200LAPにリスタート。イン側スタートのケセロウスキーがトゥレックスを抑えてトップに立つ。トゥレックスは、レディック、ハーヴィックにもパスされ、4位に後退。ここまでは良かったレディックだったが、<脅迫者>ハーヴィックが背後に迫る。204LAP、インからロガーノ、ハーヴィックがレディックを同時に抜いていく。ロガーノがハーヴィックの前に出て、ペンスキーの1-2。

 

 209LAP、ハーヴィックがロガーノをノックして、キレイにパス。この辺は年の功、<錆びない鉄人>の面目躍如。既にレディックはトップ10圏内ギリギリまで順位を落としている。214LAP、ダブルゼロ、去年だったらランドン・カッシルだったが、今年はルーキーのハフが単独スピンから、ウォールにリアからクラッシュ。これが6回目のコーション。

 

 リードラップカーが一斉にピットイン。トゥレックス(+4)、レディック(+6)、エリック・ジョーンズ(+9)、ロガーノ(-1)、ベル(+15)。ロガーノを除く4台は2タイヤをチョイス。6位のハーヴィック(-4)以下は、いずれも4タイヤを装着している。222LAPにリスタート。トゥレックスがリードし、レディック、ロガーノが続く。

 

 後退したベルがバランスを崩し、リアからウォールにヒット。が、レースは続行。225LAP、ロガーノがインからトゥレックスを捉え、リードチェンジ。レディックもポジションを下げており、やはり2タイヤ勢はいずれも厳しい。228LAP、ハーヴィックもトゥレックスを抜いて、ロガーノ追撃態勢に入る。229LAP、ケセロウスキーも3位にポジションアップ。

 

 232LAP.ロガーノはハーヴィックに0.802秒差をつけ、トップをキープ。ケセロウスキーが2.211秒、エリオットは2.628秒、トゥレックスが3.046秒差のトップ5。242LAP、ハーヴィックがロガーノとの差を0.424秒差までじわじわと詰めてくる。ステージ1を制し、ステージ2は2位。トラックを逆回りになってから、フェニックスでの勝利はないハーヴィックだが、今回は強い。

 

 252LAP、真綿の首を絞めるように差を縮めていたハーヴィックが、、遂にインからロガーノを捉え、リードチェンジ。ターン2でジョーンズがカスターとのコンタクトでウォールにクラッシュ。7回目のコーションとなる。各陣営とも、ピットタイミングを探っていたのだろう。一斉にクルーが準備を始める。

 

 リードラップカーが一斉にピットイン。ハーヴィック、ロガーノ、ケセロウスキー、カイル、トゥレックス(+2)。トップ10までいずれも4タイヤチェンジ。マイケル・ウォルトリップがレディックのスポッターにインタヴューし、レディックのクルーチーフも映る。ディロンは不運だったが、レディックのここまでの健闘を観ると、リチャードチルドレスのチーム力がよく分からなくなってくる。

 

 259LAPにリスタート。ロガーノが大胆にインに飛び込み、ハーヴィックをパスしてトップに立つ。この2台にケセロウスキー、カイル、トゥレックスが続く。その後ろでは、アルミローラ、エリオット、ボウヤーが3ワイドでバトルを展開中。265LAP、注目されていたレディックが、ターン2で単独クラッシュ、8回目のコーションとなる。

 

  ステージ1で9位、ステージ2で4位と大健闘していたレディックだが、ここでレース終了、32位に終わる。リードラップカーがピットイン。ハーヴィック(+1)、カイル(+1)、トゥレックス(+1)、ボウヤー(+1)、アルミローラ(+1)のトップ5.ショートスティントながら、トップ10全てが4タイヤチェンジ。ロガーノはジャッキトラブルで9位に下がる。これでまた潮目が変わってきたか。