ハーヴィックが盤石にステージ1を制す(NASCAR第4戦:フェニックス) | 日日不穏日記・アメブロ版

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 NASCAR第4戦:フェニックス、「FanShield 500」はアリゾナ州フェニックスのフェニックス・スピードウェイでの開催。ISMレースウェイから名称を変更。ネーミングライツ以前のインターナショナルが消えているが、この辺は、G+の実況で説明して欲しかったのだが、残念ながらそれはない。

 

 フェニックスと言えば、ケビン・ハーヴィック。史上最多の9勝を挙げ、トップ5が17回、リードラップは1575周に及ぶ。いずれも歴代最多だ。ハーヴィックは、2018年の3月の優勝を最後に3レース勝利から遠ざかっており(この間の勝者はカイル・ブッシュ2勝とデニー・ハムリンのJGR勢)、このレースで勝って、チームオーナーのトニー・スチュワートを超え、通算50勝目を飾りたいところだ。

 

 PPは、チェイス・エリオットで、PPは通算9回目。フロントローのもう1台は、ハーヴィック。以下、ハムリン、カイル・ラーソン、ライアン・ブレイニーが続く。レースアナライシスは、1マイルを312LAPの3ステージ制(75+115+122)、ピットロードスピードは、45マイル、フューエルウィンドウは、90~95LAP。

 

 おやっと思ったのは、ステージ分けだ。去年の秋のレースまでは、1、2ステージは75LAPでファイナルステージが162LAPだった筈。極端にファイナルステージが長かったが、ステージ2を今年は長くして、大きく変わっている。殆どのレースで1、2ステージが同じで、ファイナルが長いステージ分けをしていたから、今年はかなり変わっている。また、フューエルウィンドウも若干長くなっている。

 

 グリーンフラッグ。アウトラインのエリオットがリードし、ハーヴィックが続き、ラーソン、ハムリン、アルミローラのトップ5。3LAP、ラーソンがドッグレッグで飛び込み、ハーヴィックをパスし、2位に。24LAP、エリオットがハーヴィックに0.508秒差をつけ、トップをキープ。ラーソンは3.326秒、ハムリンが3.816秒、エリック・アルミローラは5.403秒差のトップ5。エリオットとハーヴィックがラーソン以下を引き離している感がある。

 

 40LAP、ディベネデットがハムリンを捉え、3位に浮上。フォンタナでは、ステージ2以降後退していったが、どうなのだろうか。43LAP、ロガーノがラーソンを捉え、7位に。52LAP、エリオットの背後に0.200秒差でハーヴィックがピタリと付ける。ディベネデットは8.601秒差だから、コーションが出なければ、ステージ1を制するのは、この2人のいずれかだ。

 

 55LAP、カイルとボウマンが激しい8位争い、その後ろにボウマンが続く。58LAP、リッキー・ステンハウス・ジュニアが、ジョーイ・ゲースとコンタクトし、スピン!ウォールに左リアをヒットさせ、初のコーション。ステンハウスのスピンを観て、各陣営のピットクルーが一斉に動き出す。ジョン・ハンター・ネメチェックが、ここでフリーパスを得る。

 

 ステンハウス(+4)、ハーヴィック、エリオット(-2)、ハムリン、ディベネデット(-2)のトップ5。ステンハウスはフューエルオンリーで、他はトップ10まで4タイヤチェンジ。ステンハウスは、ピットミスだったようで、後退。アウトラインのハーヴィックがリスタートでリード、エリオット、ディベネデットが続く。

 

 ケセロウスキー、ハムリン、ブレイニーの3台が絡むアクシデントが発生。全員がウォールにクラッシュ!ハムリンは右リアにブレイニーは左フロントにヘビーダメージ。これが2回目のコーション。ハムリンはマシンをリペアしてピットアウトするが、ブレイニーはマシンから降りる。既にエンジントラブルでリタイアしていたティミー・ヒルの上の37位に終わっている。

 

 ハムリンは、コーションラップ中にピットインを繰り返し、マシンをリペア。ハムリンは30位、ケセロウスキーが32位に後退している。72LAPにリスタート。再びアウトラインをチョイスしたハーヴィックがリード。2位にはエリオット。そのままハーヴィックが逃げ切り、ステージ1を制した。エリオット、ジョーイ・ロガーノ、ディベネデット、カイル、アレックス・ボウマン、マーティン・トゥレックス・ジュニア、エリック・アルミローラ、タイラー・レディック、エリック・ジョーンズのトップ10。

 

 ロガーノを先頭にリードラップカーの多くがピットイン。ハーヴィック、エリオット、ディベネデットら何台かはステイアウト。ジョーンズ(+3)、ロガーノ(-1)、アルミローラ(-1)、レディック(-1)、クリント・ボウヤーのトップ5。ステイアウト勢もいるんだから、ジョーンズの2タイヤは全然あり。他のトップ10はいずれも4タイヤ。

 

 ステージ2は、どっちみち、フューエルウィンドウ的に走り切れない。いろいろなストラテジーで各陣営が仕掛けてくるだろう。ハーヴィック、エリオット、ディベネデット、カイル、ボウマンのトップ5で、ピット組はジョーンズの11位がトップ。ステイアウトが結構多い。11(86)LAPにリスタート。またもアウトラインのハーヴィックがエリオットを抑え、カイルが3位に浮上。

 

 16(91)LAP、フレッシュタイヤのロガーノはあっという間にトップ3の後ろにつける。17(92)LAP、エリオットがインからハーヴィックをパスし、リードチェンジ。だが、ロングランはどうか?19(94)LAPにロガーノがカイルを捉え、トップ3に。24(99)LAP、ケセロウスキーがロガーノに続く。28(103)LAP、ハーヴィックがエリオットを抜き返し、トップに返り咲く。

 

 31(106)LAP、ケセロウスキーがロガーノをパスし、3位に。ステージ1でのクラッシュのダメージは大丈夫なのか?ステイアウト勢の1人ではあるのだろうが。ストラテジーが違うかもしれないが、ハムリンは未だ31位。浮上出来ていない。エリオットとケセロウスキーが2位争いをしているが、この2台に躱されたのがハムリン。あー、もうラップダウンにされているのかぁ。

 

 39(114)LAP、ハーヴィックがエリオットに1.115秒差をつけ、依然トップ、ケセロウスキーは1。294秒、ロガーノが1.846秒、カイルが3.125秒差のトップ5。40(115)LAP、ケセロウスキーはエリオットを捉え、2位となる。特大サイズのフランスパンにソーセージを挟んだ親子が映る。マヨネーズやケチャップが思い切りかかっているぞ。そんなの食べて大丈夫か?