ハミルトン、タイトルに王手の4勝目!(2007年、日本GP) | 日日不穏日記・アメブロ版

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 30年ぶりに富士スピードウェイにF1が帰ってきた。が、予選から波乱含み。レース後、ハイドフェルドが、「このようなコンディションでレースをすべきではなかった」と語ったように、レースは、雨と霧のために、19周までセーフティカーが入るという異例の展開に。

 予選でフロントローだったハミルトン、アロンソはポジションをキープしたものの、他チームとは違うインターミディエイトのスタンダードウェットを履いていたフェラーリは、そのまま走行すると失格になると分かり、ピットイン。

 ライコネンは、一時最後尾まで後退する。

 視界は最悪。ベッテルが、アロンソ、ウェバーに接触、追突するなど、アクシデントは次々に起こる。

 コースアウトで大きくハミルトンに遅れたアロンソは、ウォールに激突。痛恨のノーポイント。



 ハミルトンは、余裕を持ってウェットレースを制して4勝目。アロンソとは、残り2レースで12ポイント差、ライコネンとは17ポイント差という絶対有利な状況となり、次の中国GPでタイトルを決められるところまでこぎつけた。

 ライコネンも3位まで浮上したものの、コバライネンに封じ込まれ、ハミルトンとの差が4ポイント開いてしまい、状況はさらに厳しくなった。

 ライコネンに残された可能性は優勝して、ハミルトンが5位以下になるという奇跡のような状況しかタイトルの可能性はない。アロンソの方が可能性を残してはいるとは言え、F1初年度のジョゼッペ・ファリーナ(1950年)を除けば、史上初のルーキーF1チャンピオンの誕生が、いよいよ目前に迫ってきた。