アロンソ完勝、ハミルトンに3ポイント差に迫る(2007年、イタリアGP) | 日日不穏日記・アメブロ版

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 マクラーレンとフェラーリが真正面から激突。1990年シーズンがまさにそうだったが、この時は、セナとプロストが激しく争ったものの、ベルガーとマンセルは、タイトル争いに全く絡めず、ベルガーは完全にセカンドドライバーに甘んじた。

 鈴鹿でのクラッシュがタイトルを決めたものの、セナがタイトルを握れたのは、チームメイトとの関係に尽きると僕は思っている。組み合わせが逆だったら、プロストがタイトルを獲っていただろう。

 その点、2007年は違う。12戦で4人のドライバーが3勝づつ。マクラーレンがリードしているものの、チャンピオンの可能性は全員が残している。ただし残り5戦。地元モンツアで勝てないとフェラーリの2人はかなり厳しい戦いになる。

 そのフェラーリ。ライコネンが予選で大クラッシュ、首と痛めて5番手に沈み、マッサは、アロンソ、ハミルトンに続く3番手。



 スタートで一度ハミルトンをパスしたマッサが、抜き返された時点で、フェラーリの勝機は完全になくなったと言っていいと思う。

 アロンソは、ペースを自在にコントロール。ハミルトンを寄せ付けない。マッサは10周でリアサスペンショントラブルでリタイア。フェラーリは、“手負い”のライコネンに、1ストップ作戦というギャンブルに全てを託す。

 アロンソに勝てないのは明らかなハミルトンは、ライコネンにアタック。1コーナーのブレーキング競争で競り勝ち、2位に浮上。縮められるポイントを最小限に留めて、そのままフィニッシュ。マクラーレンの1-2となった。

 表面上は握手を交わす2人。ポイント差はいよいよ3。ライコネンは絶望的な18。マッサは脱落。タイトル争いは、ハミルトンとアロンソの2人に・・・と誰もが思った。