フェラーリ有利のサーキットと目されていたように、PPを獲得したマッサが、ライコネンを寄せ付けず優勝。スタートでハミルトンをかわしたライコネンも、最後までマッサを捕らえられず2位フィニッシュに終わった。
ハミルトンは、タイヤに負荷のかかったせいか、3位走行中に右フロントタイヤがパンクして、緊急ピットイン。
何とかコースには復帰したものの、ペースを上げることは出来ずに5位でレースを終えた。3位以下との差がかなり開いていたことを考えれば、トラブルさえなければ、3位表彰台は、間違いなく確保できたハズで、痛いポイントロスとなった。
アロンソは3位フィニッシュでハミルトンとの差は2ポイント縮まって5ポイントに。
マッサが3勝目を挙げ、フェラーリ、マクラーレンの4人のドライバーが全員3勝づつで並び、84ポイントのハミルトンに対して、マッサ69ポイント、ライコネン68ポイントと次第に差を詰めてきている。
ただ、サーキットによって、両チームのアドバンテージが異なり、レースの主導権を握る展開が目まぐるしく変わる展開が続く。ただ、チームに内紛を抱えつつも、マクラーレンが優位な状況はまだ変わらない。