“カミカゼ・ウキョウ”初ポイント、94年ブラジルGP | 日日不穏日記・アメブロ版

日日不穏日記・アメブロ版

gooで公開している同名のブログ(主に身辺雑記)とは別にモータースポーツに特化して立ち上げたブログ。現在はNASCAR推し。YouTubeで全36戦を追いかけます。オフシーズンは、他のモータースポーツの記事も書きます。

 片山右京のベストシーズンは、言うまでもなく94年。F-1参戦の6シーズン(92~97)で、獲得した5ポイントは、全てこのシーズンのもの。プロスト引退で、セナに対して、シューマッハを中心にする新世代が挑むって構図で迎えた開幕戦。

 セナのリタイア後、シューマッハが独走。その中で、片山右京は、5位入賞。競争力のあるマシンであれば、間違いなく結果を出すことが出来るということを早くも証明する。



 このシーズンは、セナが事故死したサンマリノGPで5位、イギリスGPで6位入賞したものの、サンマリノの地上波中継はセナの事故一色で、レース中継は中断されたこともあり、初入賞となったこのブラジルのイメージが最も強い。



 右京は、その後も、予選で何度も上位に食い込み、表彰台はおろか、優勝に近いところまで狙える状況であったものの、マシンの信頼性のなさに、何度も涙を飲んでいる。

 94年シーズンの活躍から、ベネトンのフラビオ・ブリアトーレから、オファーがあったにも関わらず、契約上の問題から移籍を断念。もし、移籍していれば、本人も言うように、F-1人生は大きく変わっていた可能性も高かっただけに、その“不運”が、本当に悔やまれてならない。