いつだったか、宮島にいったっけ。

私のはじめての吟行

引き潮の時は潮が遠く引いていたので、鳥居のとこまでうろうろ。

うっとりしていたら、「きゃあ~」すごいスピードで満ちてきた。

桟橋も浸してきた。もうとても助からないと思っていたけど・・・・・・

何と!生きてます。   

 

    生きていることの不思議さ青嵐  紅茶          

 

ロシアが戦争しているせいで・・・・・・・・

チャイコフスキー・コンクールが無くなるとか  ?? 

 

え・まさか  !!

 

 AIと言葉を交はす春の果て   紅茶

春は・・・・・なぜかお別れが多い。

ここ2年は特に。

コロナとは全然関係ないんだけど。

先日、とてもお元気だった方の訃報が届いた。

お別れの会で、白い封筒をいただいた。

喪主からだと思ったら、何と !! ご本人から

「今日はご多忙のところ私のために・・・・」からはじまり

・・・・・・・

「一足先に失礼いたします。」

というご挨拶の言葉だった。

何だか、いつも笑った記憶しかないんだけど・・・・

最後まで・・・・・・  (*^▽^*)

そういえば、何年か前、

先に亡くなられた(最愛の)ママと、

10代のY子と私・・・・4人で、ローマで逢ったことがあったっけ。

夜、古いお城の庭で

カンツオーネを聴いたっけ・・・・♫

シスター もワインを飲みながら聴いていた・・・・♫

さすが イタリア  ☆ 🍷

 

 

 

 

 

 

私は理系とは全く逆だったのに、

わりと早めにパソコンをはじめた。

知り合いの会社で、「初心者グループ」を作ってくださった。

いそいそ、はじめたけれど、

仲間はほとんど、ドロップアウトして、いなくなった。

なぜ残ったかというと、帰りにうまい中華に行く楽しみのおかげだった。

 

パソコンの中には楽しい世界もあって

・・・・・・・きれいに花を植えたガーデンもあり

いろんなお友達ができたけど・・・・・・いつの間にか

消え失せてしまった。

懐かしいな~、あの一家はどうしていらっしゃるだろう・・・・・・(・_・、)

 

    大寒や誰にも逢へぬ夜のあり      紅茶

 

     

ある、ピアノの方のコンサートに行った。

お友達のご主人が「後援」をしていらっしゃるので。

その友人の仲間のご主人は、アメリカ人の弁護士さん。

もちろん、日本語はペラペラ・・・・・(笑)

お話ししてる途中で、仕事仲間から

「この間、用事があったのでお電話したら

 『一週間ぐらい別荘に行ってます』といわれまして・・・・・

「あ・すみません」 という会話。

 

・・・・・ちょっと気になったので

「あの~~、『日本語には別荘というのはふたつの意味がありますよ』・・・・」と、

『さざえさん』 を例に出して説明すると、

  (ま~何てレベル高い日本語の理解力!! )

『あ・あの人そっちの方にとったかも知れませんね 』

(。・ω・。)  ・・・・・

 

よくプログラムを見たら、

ピアニストの「恩師」のところに、私の高校の先輩の名前が・・・・ (゚◇゚)ガーン 

(妹の行っていた音大の先生でもあるらしい)

私は、いそいで帰ってきた。

 

    凍空や地に落ちている星いくつ     紅茶

 

 

 

 

 

東京に雪が降った。

子供の頃、東京からいきなり山陰の町に、父の転勤があった。

小学校の夏のはじめだっけ・・・・

誰も知ってる人はいない。

言葉も通じない・・・・(×_×)

きれいな海があって、棲めば都・・・・・だったけど。

中学はひどい学校で、1番からびりまで壁に発表された。

おかげで勉強はさせられて、その価値観がいまだに尾をひいている。

(トップ争いをしていた人は、東大・京大・北大・・・・・

 でもね、ビリの方の人が、医者になったり、有名な学者になったり)

100年はあっという間ね (゚◇゚)ガーン

 

   父も母も先生もゐる初寝覚      紅茶

 

    

 

 

 

 

 

クリスマスイヴ  🎄  ♫  ♫

サンタクロースはこなくなったけど・・・・・

東の空には星が明るい  (☆。☆)

トナカイも、日頃の訓練のたまもので、自由にどこへでも行けそうだ  ♫ ♫♫

足音が聞こえたら、寝たふりをしていよう。

もしかしたプレゼンとを置いていってくれるかも知れない。

 

    馬小屋に星落ちている生誕日     紅茶

 

    

 

 

 

この時期になると、ときどき喪中のハガキをいただく・・・・・

ごぶさたしているけど、とても懐かしい人の名が記されていた。

・・・その頃、うちは信じられないくらい大家族だった。

ずっと一緒に住んでた。  だから毎日の毎日の思い出はいっぱい。

もちろん大変なことがずっと多かったけど。

なのに、どういうわけか、笑ってしまうようなことばかりが思い出される。

遠縁で、年頃だったもんで、親も気にしてある日、お見合いがひらかれた。

それは良いんだけど、・・・・

うちに、まあみんなにあまり好かれないスピッツの「けん」という犬が。

犬のことをあれこれ言いたくないけど、けっこう性格に問題のある犬だったっけ。

「おひきずり・・・・・」っていえば少理解してもらえるだろうか?

まあ理解してもらえなくてもいいんだけど。

その犬が、お見合いの最中に玄関の外で車に轢かれたのよ。

ふだん外に出ないくせにね。

まあ、いろんなことがいっぱいあったけど、

いま思えば楽しいこと、笑ってしまうこともいっぱい。

またいつかあえるかもね?

 

 

   ポインセチア真つ赤ふたご座流星群    紅茶

 

子供の頃やたら、長いこと一人っ子だったもんで、よくいえば大事にされた。

ちょっと風邪引くと、「父の友人」というお医者さまがが駆けつけてきて、

長いこと父とおしやべりに盛りあがった!

ついでに・・・・私に注射を一本、という感じで打っていった。

その頃の医者は超医者くさい!!

私は、がまんが出来なくて、失礼な態度をとったら、

怒って ヽ(゚Д゚)ノ  二度とこないと・・・・・・

先生に  サッカー選手並なみの鋭いキックを放ってみた。

まあ、幼稚園だったから、失敗に終わった   (×_×)

 

それ以来・・・医者嫌いがつづいている。

ひにくなことに、まわりにお医者様多いのよね    (・_・、)

  

   逝く秋や月蝕のいろもも色に     紅茶

 

 

 

季節に追い越されてとうとうここまで来てしまった。

誰も、引き留めてくれない。

先月末・・・・・ものすごく久し振りに句会をひらいた。

みんな変わらないけど。

 

送っていただいた俳誌にこんなのが・・・・・・ 

 

  まさかハンカチを振るわけにもゆかぬ  栗島弘

 

お別れにハンカチを振って別れられたら、楽しい。

いっときの別れだもんね。

 

                     紅茶