この時期になると、ときどき喪中のハガキをいただく・・・・・

ごぶさたしているけど、とても懐かしい人の名が記されていた。

・・・その頃、うちは信じられないくらい大家族だった。

ずっと一緒に住んでた。  だから毎日の毎日の思い出はいっぱい。

もちろん大変なことがずっと多かったけど。

なのに、どういうわけか、笑ってしまうようなことばかりが思い出される。

遠縁で、年頃だったもんで、親も気にしてある日、お見合いがひらかれた。

それは良いんだけど、・・・・

うちに、まあみんなにあまり好かれないスピッツの「けん」という犬が。

犬のことをあれこれ言いたくないけど、けっこう性格に問題のある犬だったっけ。

「おひきずり・・・・・」っていえば少理解してもらえるだろうか?

まあ理解してもらえなくてもいいんだけど。

その犬が、お見合いの最中に玄関の外で車に轢かれたのよ。

ふだん外に出ないくせにね。

まあ、いろんなことがいっぱいあったけど、

いま思えば楽しいこと、笑ってしまうこともいっぱい。

またいつかあえるかもね?

 

 

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